エナガという野鳥が好きな我が家の息子と娘。
息子は以前、私が大阪城へ野鳥の探鳥へ行く際に、定期テストの前日だというのに、現実逃避してついてきたことがあった。
その際に、運良く、エナガを見る事ができていた。
そして娘にも、何度か連れて行けと言われていたが、私が大阪城へ野鳥探鳥へ行く早朝に起こしてもなかなか起きず、これまでついてきたことが一度もない。
まぁ、エナガが好きといっても、私のように朝早く起きて出かけるほどの好きではないのだろうと思っていた。
ところが、一昨日に娘が妻と一緒に本屋で買ってきた本が、それを一変させる。
「きょうのスー」という、野鳥(というか、スズメ)を題材にした、4コマ漫画。
この中の話に、エナガが登場するくだりがあり、それを見て、本当にこんな状態なのかと聞かれた。
すでに一度見ている息子は、自慢げにそんな感じだと娘に伝える。
私も見てみると、まぁ、確かに近いかなぁという感じ。
そうして、どうしても見たいというので、連れて行くことになった。
ただ、相手が野鳥であることと、しかもエナガの場合は、大阪城を群れで移動していると思われるので、タイミングが合わなければ、全く会うことができない。
その部分で、保証はできないということを伝えて、とりあえず、朝ご飯を食べた後、娘に双眼鏡を持たせ、私はカメラを持って大阪城へ出かけた。
多分、エナガに遭遇しても、双眼鏡でエナガを捉えることはできないと思いつつ、最初に肉眼で必ず見るようにと伝えておいた。
いつものルートをたどると、かなり時間がかかることもあり、多分娘もそこまではついて来れない。
そこで、いつもとは反対周りで、大手門から人工川を経て、昨日遭遇した城南地区をまわり、遭遇頻度が高いと思われる、音楽堂西通路、市民の森と緑のリズムをなどを回って見ることに。
途中、教育塔のそばや、市民の森、音楽堂西通路で、エナガのような声を聞いた気がするが、結局は見つける事ができなかった。
シジュウカラ、コゲラ、ツグミ、メジロ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、カワラヒワなど、漫画に登場していた、野鳥が数羽見せられたので、それはそれで良かったのかなぁと。
それ以外にも、アオジ、モズ、ルリビタキ、シロハラなども見る事ができたので、娘も少しは納得していたようだが・・・もしかしたら、私のことを気遣ってのことだったのかもしれません。
双眼鏡は時折使ってはいたようだが、メジロなどは双眼鏡で捕捉することはほとんど出来なかったと言っていた。
エナガの動きは、メジロより少し速いぐらいで、常に動き回っている感じということだけでも伝えられたので、多少は感じを分かってもらえたのではないかと。
せっかく見る気になってついてきた娘に、エナガを見せることができずに、少し申し訳ないという気持ち。
ネイチャーガイドをする人の気持ちが分かったような気がします。
やはり、一人でゆっくり回る方が気が楽ということを改めて感じました。
エナガを探す方に腐心していたため、あまり撮れていませんが、本日の写真はこちらからご覧頂けます。