※2015/5/31記事タイトルの変更
当初タイトルに「エナガの落鳥」としておりましたが、コメント欄にてそれもず様よりご指摘をいただきました。
私が「落鳥」の意味を勘違いしておりましたので、タイトルを変更させていただきました。
それに伴い下記の文面についても、一部変更を加えております。
本日の日の出時刻は4:46。
4:10に起床して、大阪城に到着したのは4:40。
飛騨の森は相変わらず今日も静かで、スズメとカラスとヒヨドリの鳴き声以外は聞こえず。
今日もダメかなぁと思っていたら、「グィー」という鳴き声が。
もしかして、センダイムシクイかなぁと思って探したのに、姿は見えず。
さらにその後、「キリキリコロコロ」というカワラヒワのような鳴き声も。
声の主を探すと、久しぶりのカワラヒワがいました。
で、良く見ていると、どうやら先の「グィー」の声もこのカワラヒワが出しているもののようでした。
一応動画も撮影してみました。
youtu.be
鳴き声だけで、この野鳥と断定してはダメだということを改めて感じました。
と思って動画を見返したら、ゴールデンウィーク中の福山市で似たような声を聞いておりました。
ken-s.hateblo.jp
さらには、動画も撮影じてアップしておりました。
youtu.be
自分の野鳥の声に関する記憶力の乏しさには、あきれてしまいます。
とりあえず、普段聞き慣れていないせいだということにしておこうかと・・・
ちなみに、センダイムシクイの「グィー」はこちらです。
youtu.be
やはり聞き比べると少し違いますが、単体で聞くと、差は分からないかなぁと。
飛騨の森を回りつつ、北外堀を覗くと、水鳥が一羽。
いつもいるキンクロハジロかと思ったものの、よく見ると様子が違う。何かのメスのよう。
とりあえず、撮影しておくことに。
後から大将さんに出会って確認したら、ホシハジロのメスで、北外堀にはずっと滞在している個体とのことでした。
ずっと滞在しているとのことでしたが、私はあまり見ておりませんでしたので、普段は見落としていたのでしょうね。
飛騨の森を引き続き回っていると、カワラヒワが3羽連れ立って移動しておりました。
先に撮影した個体と同じかもしれません。
少し毛並み的に情けない感じがするのですが、もしかして若鳥なのかもしれませんね。
その後、飛騨の森を回っていたら、「ホイホイ」というかすかな声が聞こえたような気が。
非常にかすかな声で、1度きりしか聞こえなかったので、空耳かとも思ったものの、先のカワラヒワのこともあるし、まさかと思いながら、声のした方へ向かってみます。
周囲を見回しても、野鳥の姿は見えず、気のせいかなぁとあきらめかけると、視界に入ってきた野鳥の姿が。
光の加減で、シルエット的にはヒヨドリにも見えますが、飛び方が少し違う感じ。
撮影した後、液晶で確認すると、やはりサンコウチョウでした。
もうシーズンは終わったと思っていたサンコウチョウだったのと、今春メスは見ていなかったので、かなり嬉しいです。
とりあえず、大将さんに電話して、その事を伝えておくことに。
すると、お返しで、太陽の広場東の森でエナガの巣立ちが見れるのと、トケンのメスがいるとのメールを頂きました。
時間があれば、後で覗いてみようと思い、そのままいつものルートを回ることに。
梅林に移動するも、野鳥の姿はあまりなく、見れたのはメジロぐらいでした。
豊国神社では、遠くでアオバトの声が聞こえたのと、オオムシクイの声が聞こえたぐらい。
姿は確認できませんでした。
配水場では、オオムシクイが鳴いていて、探すと見つけることができました。
さらには、カワラヒワの姿もありました。
その後、メボソムシクイと思われる声が聞こえ、姿を探すと、発見できました。
再び豊国神社に戻ると、コゲラが3羽連れ立って飛び回っていました。
もしかしたら、親子なのかもしれませんね。
桜広場へ移動しても、何も見れず、ただカラスの威嚇を受けただけでした。
音楽堂西通路でも、コゲラの声を聞いて姿を見ましたが、撮影はできませんでした。
とりあえず、市民の森へ移動してみましたが、今日は非常に静かで、カメラマンの姿もほとんどなし。
そういえば、大将さんからもらったメールを思い出し、太陽の広場へ向かう事に。
太陽の広場東の森に入って早々、樹上を移動する野鳥の姿を見かけました。
シルエット的にサンコウチョウのメスに見えましたが、撮影した写真はボケておりました。
とりあえず、該当箇所をトリミングして公開してみます。
明るさを変更してみた写真がこれです。
うっすらとアイリングが見えないこともないのですが・・・今となっては分かりません。
こういう肝心な時に、ピントが合わないのは、なかなかに厳しいですね。
その後、奥へ進むとカメラマンが10人ほど集まっている姿を発見。
大将さんの姿も見えます。
話かけると、やはりエナガの巣立ちが行われているそうで、今さっき5羽ほど巣から出たと言われました。
もう少し早く到着していれば、巣立つ瞬間が見れたかもしれないのに、少し残念。
ただ、巣の中にはまだ1羽いるようで、時折親がエサを持って行っているようでした。
とりあえず、先に巣立った子達が団子になってくれないかと待ってみましたが、3羽が同一フレーム内に収まるのが限界でした。
兄弟の仲が悪いのか、それとも全員自由気ままな子達なのか・・・
親鳥が巣立った子にエサを与える姿も撮れました。
下が子で上が親です。
なかなか団子にならないので、とりあえずトケンを探しに森を回ってみると、オオムシクイが鳴いていました。
その後も回ってみましたが、トケンのメスは見つかりませんでした。
再びエナガの集団の所まで戻って、周りの人たちと会話を交わしたりしていると、エナガが落鳥落下したという声が。
見に行くと、巣のすぐ下に、エナガのヒナが落鳥落下していました。
落下したものの、まだ動けています。
先日のカラスの落鳥を見ていただけに、落鳥ヒナの落下=絶命という図式が頭の中で成立していたのですが、落鳥落下しても生きれる子もいるんですね。
ken-s.hateblo.jp
※先日のカラスのヒナは落下した後、絶命してしまったので、そのまま「落鳥」と記載しております。
ただ、この子に飛ぶ力はそれほどないようで、もしかしたら巣立った子ではなく、巣に残っていた子が落ちてきたのかも。
巣はかなり揺れる木の上に作られているので、風にあおられてバランスを崩したのかなぁと思ってみたり。
この子は飛ぶ力はないものの、結構ながんばり屋さんで、落ちたところから巣のある木の方まで地面を跳ねて移動。
そして、木を頑張って登ろうととしておりました。
健気だったので、動画も撮影してみました。
youtu.be
しかし、人の背の高さも登らないうちに、途中で再び落下して、地面に落ちてしまいました。
さらに飛んで木の枝に登ろうと試みるも失敗。
何度か飛んで落ちてを挑戦するうちに、少し飛んで滑空したかと思うと、なんと大将さんがかぶっていた帽子の上に止まりました。
10人ぐらいいたカメラマンの中から、助けてくれるであろうと大将さんを選ぶあたり、この子は素質があるのかなぁと・・・
大将さんがそっと立ち上がり、再び巣のある木の下へ移動すると、エナガは再び飛んで、近くの枝の上に止まる事ができました。
そこでじっとしておけば、親鳥がエサをくれるかもしれないのに、この子は何故か再び飛ぶことを敢行。
しかし、あっけなくまたまた地面に落ちてしまいました。
さらにそこから飛び上がって、今度は別のカメラマンさんの足にしがみついたり。
それを大将さんが木の枝を近づけて止まらせ、再び木に戻そうと試みます。
しかし、そこから再び飛び降りて、地面に落下してしまったり・・・
いろいろと挑戦しましたが、私がいる間は、結局巣には戻れていませんでした。
このままだと猫やカラスに襲われるのではないかと少々不安でしたが、私は時間切れとなり最後まで見届けることができませんでした。
こういう場合、どう対応するのが、良いのか、本当に悩みます。
帰宅してその話を妻と娘にすると、保護して連れて帰ってくれば良かったのにと言われました。
基本的には、自然には手を出さないというのが、ルールだとは思います。
日本野鳥の会でも、そういうことになっているようです。
日本野鳥の会 : 野鳥の子育て応援キャンペーン
ただ、もし一人で今回のような場面に遭遇していれば、もしかしたらそういう行動もしていたかもしれません。
頭や知識としては理解していますが、理性というか、心情的に果たしてそれを実行(というか、手を出さないことが)できるのか。
もしかしたら、掬い上げて、そっと木の上に置くぐらいのことはしてしまうかもしれませんが、そういう場面に二度と遭遇しないことを祈るばかりです。
本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城野鳥(2015/05/30) | Flickr
梅林 6:40-
東外堀
- カワウ
内堀
豊国神社 7:00-
- アオバトの声
- オオムシクイの声
配水場 7:35-8:15
- オオムシクイ
- メボソムシクイ
豊国神社
桜広場 8:30-
音楽堂西通路 8:40-9:00
市民の森 9:05-9:25
太陽の広場 9:35-11:00
- エナガ
- オオムシクイ