おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

イノベーターやアーリーアダプターは経済的に損をしているのではないかなぁ?

マーケティング用語の中に、「イノベーター理論」というものがあります。
商品購入の態度を新商品購入の早い順に分類したもので、購入の早い順に

1、イノベーター
2、アーリーアダプター
3、アーリーマジョリティ
4、レイトマジョリティ
5、ラガード

という5種類の分類されます。

先日、我が家のテレビが調子が悪くなったという記事を書きました。
ken-s.hateblo.jp

おそらく、薄型テレビに関しては、我が家は「1、イノベーター」もしくは「2、アーリーアダプター」の部類に入ると思います。

我が家のテレビは、SONYのプラズマベガ「KDE-P37HV2」という機種。
12年ほど前に薄型テレビがそれほど普及していない時期に、その前のテレビが故障したので購入したもの。
当時の価格で、約65万円程度。

今なら、同等以上のものが10万円程度で購入できます。

技術の進歩で、大量生産ができるようになれば、価格が下がるのは当然のことではありますね。



12年前に65万円もしていたものが、今は10万円以下。
経済的な負担で言えば、6分の1で済むわけです。

どんなにすばらしい革新的な商品であっても、それが普及すれば価格は下がって来ることを考えると、初期段階で新しい商品を購入するということは、経済的な観点だけで言えば、損をしているということになるのかなぁと。

すると、「イノベーター理論」の中で、経済的に一番得な階層は「4、レイトマジョリティ」や「5、ラガード」ということになるのかなぁと。

あくまで、経済的な観点での話なので、実際には精神的にというか、感情的にそこまで待てるのかと言われると、難しいかもしれません。

みんなが持っているのに、自分だけが持っていないという状況が、果たして自身の中で耐えられるのかどうか・・・

そういう部分を加味すると、「3、アーリーマジョリティ」ぐらいに位置するのが、経済的にも、精神的にも落ち着くのかなぁと。

なので、現在メーカーがこぞって売り出そうとしている「4Kテレビ」なんかは、現状で買う気がありません。

たとえ対応した映像が恐ろしく美しくても、まだまだ買うには早いように思います。
現状で、放送されている番組などを考えると、そこまでの画質は必要ないと思っているので、もう少しコンテンツが充実してからでも、十分に間に合うかなぁと。

ヘタをすると、コンテンツが充実する前に、規格がさらに上がる可能性もないとは言い切れませんし・・・

12年前に購入したプラズマテレビの調子が悪くなったことで、そんなことを考えてしまいました。