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おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

アニメ作品「秒速5センチメートル」を見ました

日常 家族 時事ネタ

先日、テレビを見ていたら、海外の人から絶大な信頼を得ている映画監督ということで、新海 誠監督の特集が放送されておりました。

個人的にはお名前は存じており、結構評判が良いアニメーションを制作される監督さんということぐらいしか知りませんでした。
テレビのコマーシャルを手がけたりしていることも存じておりましたが・・・
youtu.be



まともに1つの作品を見た事はありませんでした。

そういえば、以前テレビで放映されていた新海誠監督の作品「秒速5センチメートル」というアニメを録画していたような気がして、今日自宅のHDDレコーダーの中身を確認したところ録っていたものを発見。
やはり気になっていたので、録画だけして、見ておりませんでした。

秒速5センチメートル [Blu-ray]

秒速5センチメートル [Blu-ray]

時間的にも1時間程度なので、折角なので見てみることに。

あらすじ的なものはネタバレになりそうというか、万人が理解できるような文章を書く自信もないので書きません。
私がとやかく内容を書くよりも、実際に見た方が良いと思いますので・・・

ただ、見た後の個人的な感想を。



一言で言えば、半世紀近く生きて来たおじさんにとっては、かなり懐かしくて切ない感じです。

最初は映像的な美しさ・・・コントラスト的にデフォルメされた背景は、見ていて美しく、それと同時に既視感もありました。

どこで見たのかなぁとおもったら、なんとなくイラストレーターのわたせせいぞうさんの絵に印象が似ている感じ。

わたせせいぞう ポストカード(W12005)

わたせせいぞう ポストカード(W12005)

といっても、キャラクターデザインとか、絵の書き方とかではなく、あくまで色合いというか、色のコントラスト感などがということです。
※あくまで個人的な脳内の記憶イメージによるもので、実際に見比べてどうこうというわけではございませんので・・・

とにかくまぁ、背景画がキレイで結構緻密な感じだなぁというのが見た目の第一印象。

次に思ったのが、登場するキャラクターにあまり特徴がないなぁというか、あまり全面に押し出すような感じがない。

最初は、何だかつかみ所がないなぁと思っていたのですが、最後まで見終わった時点で、なるほど、これは見る人自身が主人公に気持ちを投影させやすくするためのことだったのかなぁと思いました。

ほとんど声優さんの語りでお話が進むような感じで、時折出て来る人物はその語りを補完するような感じ。
そのおかげで、自分の昔のこと・・・中高生ぐらいの青春真っ只中の純情な頃を思い出してしまいました。

それぞれが、自分のことに置き換えて主人公になり切るというか・・・
自分の学生時代の当時の思い出を、主人公を通して思い出させてくれるというか・・・

誰かのことが、どうしようもなく好きだけど、それを伝えることができないもどかしさ。
そして、そのことで毎日のようにもんもんとする日々。
さらには、こんなバカな自分でも、誰かが好きでいてくれて・・・
相手の気持ちを知った時には、すでに相手は別の誰かを好きになっていたりと・・・
気持ちがすれ違ったり、思いがなかなか伝わらなかったり。

そして、恋に恋するような、何となく甘酸っぱい感情。

今となっては、30年以上昔の話。
すでに遥か昔に社会に出ると共に学校に置き忘れて来てしまったセンチメンタル。

そんな気持ちを思い出させてくれるような内容でした。

最後の最後で、ちゃんと現実に戻してくれるような作りも、なかなかにいい感じです。

わずかひと時でも、気持ちが若返ったような気になりました。
個人的にはそこまで歳でもないとは思っているのですが・・・この作品を見ていると、あぁ、自分は歳を取ってしまったんだなぁと思ってしまいました。

挿入歌として流れる山崎まさよしさんの「One more time , One more chance」と相まって、青春時代を思い起こさせる見事な作りだと感じました。

One more time,One more chance 「秒速5センチメートル」Special Edition

One more time,One more chance 「秒速5センチメートル」Special Edition

懐かしい、それでいてすでに社会の荒波にもまれ、そういった感情を忘れてしまっていたおじさんに、甘酸っぱい青春時代の懐かしい気持ちを思い出させてくれる作品でした。

一応リビングに置いてあるテレビで見ていたのですが、今青春真っ只中の息子と娘はというと・・・チラ見程度で、それぞれPCゲームやYoutubeに興じておりました。

まぁ、私一人が見ながら懐かしんでいたような感じで、我に返るとちょっとどうかなぁと思ったりもしますが・・・

ただ、作品自体はなかなか良かったので、興味のある方はぜひ。

君の名は。 (角川つばさ文庫)

君の名は。 (角川つばさ文庫)