先日、iOS10がリリースされる直前に、持っている iPhone6 の iOS をバージョンアップしました。
それまでの iOS8.0.2 から、iOS9.3.5へアップデートして、使っていたのですが・・・
ken-s.hateblo.jp
バージョンアップしてから、いろいろと挙動が怪しいことがいくつか。
TouchID でロック解除ができなくなる
たとえば、突然 TouchID でのロック画面解除ができなくなります。
通常、iPhone は再起動をした時などは、ロック画面の解除に TouchID を利用できずに、パスワードでのロック解除が必要となります。
ところが、特に再起動をしたわけではないにもかかわらず、TouchID でのロック画面解除ができなくなって、パスワードの入力を要求されることがたまにあります。
状況的には、特に何かをした後というわけではなく、突然そいう状況に遭遇します。
調べてみたところ、以下の記事を発見。
iphone-mania.jp
どうやら iOS9 から追加された仕様のようですが・・・正直言って、改悪としか思えない仕様変更です。
パスワードをいちいち入力せずともロック解除ができるという TouchID の導入が、iPhone5sリリース時の最大の利点。
[asin:B014KHOG0S:detail]
そして、それ以降の iPhone においても、他の Android 端末などと比べて、TouchID でのロック解除はメリットであるのに、それをわざわざ使える機会を減らす理由が全く分かりません。
iOS10 へのアップデート通知が邪魔
さらには、最近になって突然出現するようになった iOS10へのアップデート通知が邪魔で仕方がありません。
どういう条件で出現するのかは分かりませんが、忘れた頃に表示されて、しかも通常の設定では無効化する選択肢すら与えないという非道ぶりです。
「今すぐインストール」・・・するつもりはないので、却下。
「後で」・・・選択すると、夜間にインストールか、後で通知かを選ばされます。
「詳細」・・・ぐだぐだと説明が表示されます。
どの選択肢を選んでも、キャンセルできない。
この通知が来た時の正しい対応方法は・・・
一度電源ボタンを押してスリープ状態にして、再びロック解除することで、どの選択肢も選ばずにすみます
ただ、その後も、結構頻繁に何度でも表示されます。
先日話題になって、超不評だった、Windows10 へのアップグレード表示とほとんど変わらないほどのたちの悪さです。
確かに、セキュリティなどを考えれば、アップデートする方が良いのかもしれませんし、いずれ時期がくれば、いずれは iOS10 へアップデートする可能性はあります。
ただ、現時点ではアプリが未対応だったり、安定動作していなかったりと、アップデートするメリットがほとんど感じられません。
何とかして消そうと色々調べたところ、以下の手順で消せるという情報がありました。
1、iPhone の [設定] をタップ
2、[一般] をタップ
3、[ストレージとiCloudの使用状況] をタップ
4、[ストレージを管理] をタップ
5、[iOS10] をタップ
6、[アップデートを削除] をタップ
ということで、無事に不要なアップデートが削除され、容量も空きました。
これでおそらく一安心ですね。
それにしても、容量が1.2GBもあるファイル、一体いつダウンロードされたのか・・・
もし、これが通常の LTE 通信時にダウンロードされていたとしたら・・・無駄なパケット代がかかっているということになってくるので、Apple に費用を請求したいぐらいの対応です。
iOS10アップデートの通知が復活
ところが・・・安心したのもつかの間。
iPhoneから iOS10 アップデートを削除してから翌日になって、再びあのいまいましいアップデート通知が到着するようになりました。
一体何が起きたのかと、再度手順通りに進めて行くと・・・
昨日削除したはずの [iOS10] が何故か復活しておりました。
どうやら夜中に勝手にダウンロードされてしまうようです。
さらに確認してみると、自宅で Wi-Fi に繋がっていると、夜中でなくても、ダウンロードされてしまうようです。
正直に言うと、ゲンナリしております。
また、知らない間に 1.2GBのファイルをダウンロードされたかと思うと、腹立たしい限り。
ただ、昨日 iOS10 を削除したタイミングで、統計情報をリセットしており、モバイルデータ通信の容量を確認してみると、1.2GBの容量をダウンロードした形跡はないので、おそらく自宅の Wi-Fi に接続されているタイミングでダウンロードされた様子。
Wi-Fi への接続を切っていたら、もしかしたらダウンロードされないのかもしれませんが・・・
とりあえず、パケット代についての疑惑は何とか晴れました。
それでも、こちらとしては削除したいアップデートの通知が再び復活したというのは、非常に腹立たしいことではありますが・・・
再び同じ手順をふんで、[iOS10] を削除してみましたが・・・また同じことが起きるのではないかと思うと、正直ゲンナリしております。
通信状況が怪しい
さらに iOS9 にアップデートして以来、通信が不安定になることが何度か発生しております。
アンテナはちゃんと一杯まで立っている状態なのに、何故かデータ通信ができなくなります。
通信ができなくなった場合によく言われる手段として、一度フライトモードにしてから、再び通信状態にしても復活できません。
そうなると、いちいち電源をオフにして、再起動することをしております。
調べてみると、ネットワークの設定を初期化したら、繋がるようになるという記述も見られたので、そちらも試してみましたが・・・未だに発生は収まっておりません。
アップデートする前までには、そういったことがなかったのですが・・・
これは、iPhone というか、iOS のせいなのか、それとも au の通信環境が悪化したせいなのかは分かりませんが、以前は発生していなかった現象で、非常に困っております。
そろそろ iPhone を卒業する方が良いのかも・・・
正直に言うと、iPhone6 がリリースされた時ぐらいから、私にとって Apple の魅力が徐々に薄れていっております。
先日発売された iPhone 7 リリース前には、画期的な機能が搭載されるような思わせぶりなことを語って、期待させておきながら、結局は大した機能追加はなく、Android の後追いに終止する始末。
そして、毎年更新の iOS のリリース直後の不具合祭り、iOS の消せないアップデート通知に至っては、失望感以外の何ものもないような状態。
そこまでして、毎年のように iOS をアップデートする必然性を全く感じないのですが、一体なぜそんなことを行うのか。
こういうユーザーに対しての裏切り行為を繰り返していると、歴史は繰り返され・・・スティーブ・ジョブス が戻って来る前の Apple に逆戻りしてしまうような気がしてなりません。
正直に言うと、もうそろそろメインの機種を iPhone を止めて、Android 陣営の Xperia に切り替えようかとも思い始めております。
通信回線についても、au を止めて、選択肢の多い Docomo 系の格安SIM に切り替えた方が良いかなぁとも思っていたりします。
そんなことを考えつつも、もう少し待てばもしかしたら改善されるかもしれないというわずかな望みも捨てきれず・・・
Apple は今の状況をしっかりと受け止めて、ユーザーの信頼を失わないうちに、再び元の輝きを取り戻してほしいと切に願います。