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おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

Canon「EOS 7D MarkII」を使ってみた感想・・・「EOS KISS X7」と比べてみて

デジカメ 日常

先日から約20日間使用していたCanonEOS 7D MarkII」とLレンズ「EF 24-70 F4L IS USM」のモニター期間が終了し、返却しました。

発売当初から、非常に欲しかったカメラで、予約キャンペーンにまで応募しましたが、諸々の事情で購入に踏み切れず、使い勝手などを知りたいと思っておりました。
ken-s.hateblo.jp
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それほどまでに使い勝手を知りたかった EOS 7D MarkII。

今回モニターで利用できたことで、現在メインで利用している入門機「EOS KISS X7」と比較した個人的な感想をまとめておきたいと思います。


(良)ファインダーは非常に見やすかった

普段使っているEOS KISS X7 にはマグニファイヤーを取付けて、視野率をアップしております。

Canon マグニファイヤー MG-EF

Canon マグニファイヤー MG-EF

野鳥撮影の場合、ピントがオートで会わないこともあるので、マニュアルでピント合わせが必要になることもあります。
マニュアルで撮影する時に重要なのは、ファインダーの見やすさ。
ピントが合っているのかどうかは、ファインダーからの像を確認しながら行う必要があります。

そのマグニファイヤーを付けたEOS KISS X7よりも、EOS 7D MarkIIの方が、それ以上に広くて、さらに明るくて見やすく感じました。

EOS 7D MarkII はカスタマイズによって、ファインダー内に水平器などの色々な表示を行うことができたりもしますが、野鳥撮影時にはあまり必要性を感じませんでした。
最初は初心者機にはない機能なので、ついついファインダー内に色んな情報を表示してみたのですが、ファインダー内で動く野鳥の姿を追う上で、被写体以外に動くものが多いと、邪魔になることの方が多かったので、ファインダー内の情報はあまり多くない方が良いという結論になりました。

(良)親指AFでのボタンが押しやすい

私は普段、撮影時には親指AFを利用しております。

EOS KISS X7は、本体が小さく作られている分、ボタンの位置がかなり窮屈なため、親指AFを行うためのボタンの位置がかなり押しづらいところにあります。
(AFフレーム選択/拡大ボタンを親指AFに設定しております)

それに比べると、 EOS 7D MarkII の親指AFは「AFスタートボタン」で、カメラを構えた時に、親指が移動する自然な位置に近いところにあり、非常に押しやすかったです。

これは、長時間の撮影を行っている時ほど、違いを大きく感じました。

(良)スポットAFは結構便利で、欲しい機能の一つでした

スポットAFでピンポイントでフォーカスを合わせることがでたのは便利でした。
野鳥撮影時には、通常のAF測距点の広さでも枝が邪魔をしてピントがちゃんと合わないということが発生しますが、スポットAFの場合はさらにAF範囲が狭くなるので、思ったところを狙いやすかったような気がします。

アオジ
手前や奥に邪魔な枝が多い中、スポットAFで見事にピントが合ってくれた写真です。

ただ、AF範囲が狭くなった分、カメラを構えている腕のブレのせいで、意図したところを狙うのが難しくなったりしました。

(良)カスタムモードは非常に有効でした

止まっている野鳥を撮影する時と、飛んでいる野鳥を撮影する時の設定をしておいて、ダイヤルの回転だけで色々な設定をすぐに切り替えられるのは非常に便利でした。

私の場合は、カスタムモード1には止まり物撮影用の設定をセット。

カスタムモード2には飛び物撮影用の設定をセット。

その2つのモードを、状況に応じて切り替えて撮影しておりました。

ただ、時々とっさにダイヤルを回してバルブ撮影になってしまったり、設定していないカスタムモード3に設定してしまったりということが何度かありました。

ダイヤルの選択されている位置については、急いでいてもちゃんと確認する必要がありますね。

(良)高感度の写真もかなり良い

日の出前に撮影したハイタカの写真などを見ると、高感度の写真でもきっちりとディテールが見えておりました。
ハイタカ
上の写真は、ISO16000のものです。

さらに、最高感度でも、ブログに小さな写真で記載するなら、見れないことはないという感じでした。
f:id:KEN-S:20161210164201j:plain

(普通)レリーズ時のショックが少ない

シャッターボタンを押した時のレリーズ時のショックがかなり少なかったです。

最初シャッターを切った時は、何となくフニャフニャした感触で、イマイチ好きではありませんでした。
しかし、使っていくうちに、この感触に慣れてしまって、あまり違和感を感じないようになっておりました。

この辺りの感触は、人によって評価は分かって来るかと思います。

ただ、連写した時には、レリーズ時のショックが少ないので、ブレにくいというのは良いと思いました。

(普通)連写速度は場面によっては、使い勝手が良い

野鳥撮影時には、EOS KISS X7の連写速度がそれほど早くないので、あまり使用することはありませんでした。

しかし、EOS 7D MarkII では、飛びものを撮る時は、ヘタな鉄砲数撃ちゃ当たる的な使い方で連写したところ、EOS KISS X7よりはまだ見れる絵が多かった感じです。
猛禽類
ただ、連写した結果、多数の同じような写真が出来てしまって、後から写真を選択する手間が増えてしまいました。
さらには、カメラのみで写真をプレビューする時には、一覧表示に同じような写真が沢山出て来るので、目的の写真を探し出すのに苦労しました。
できれば、一度のシャッターレリーズで連写した写真は、プレビューの一覧表示時に、フォルダなどのまとまった形で見れる方がありがたいかなぁと。

ただ、連写速度が早いおかげで、動きのある被写体の一部のシーンを切り取ることもできます。

我が家のワンコ(カニーヘンダックスフント)が走っている所を撮影してみたところ、飛行犬写真をを撮ることもできました。
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レンズがEF24-70 の望遠側で、少し距離があるので、被写体としては小さめではありますが・・・とりあえず足が全て地面から離れている状態の写真が撮れました。
ちなみに、AFの設定は「領域拡大(周囲)」で撮影しております。

4Kフォトが撮影できるカメラであれば、動画を撮れば、すぐに撮れる写真なのかもしれませんが・・・

EOS KISS X7 の連写だと、かなり運が良くないと撮りづらい写真ではないかと思います。

(残念)AFの速度はあまり差を感じませんでした

AFの速度については、少々過剰な期待をしておりましたが、体感的には EOS KISS X7 とそれほど変わらないような感じでした。
さらには、AFに迷いが生じる頻度も変わらないように思えたので、少々期待ハズレかなぁと。

初心者機と上級機なので、格段の差があると期待していたのですが、案外大差はないように思えました。

この辺は、本体性能どうこうよりも、使用するレンズの方に依存する部分なのかもしれませんね。

(残念)AFの性能はレンズとの相性によるかも

最初から届いたレンズ EF 24-70 F4L については、ピントには問題はありませんでした。

しかし、持っていたレンズ EF100-400 F4.5-5.6L をセットした時は、AF合焦時のピントがずれていて、探鳥時のピントが合っておりませんでした。

野鳥探鳥に持参して、ピンポイントAFで撮影したシロハラの写真で、ピントが前ピンになっていることが分かりました。
シロハラ

その後、AFマイクロアジャストを利用して、ピントの調整を行ったところ、マシにはなりましたが、借りてすぐに自宅でテストしておくべきだったかなぁと。
実際に、AFマイクロアジャストを行うには、専用のツールが必要だったりします。

私が行ったのは、こちらのサイトに記載された方法で、自作ツールを作って行いました。
photo-studio9.com

今回は借りているカメラだったので、簡易な方法で対応しましたが、もしカメラもレンズも自前のものであれば、一度キャノンのサービスに出して、調整してもらう方が良いかもしれませんね。

(残念)測距エリアは被写体に応じてキッチリと選ぶ必要があります

最初、飛びもの用の設定で、測距エリアを「65点自動選択」にしていたのですが、空背景でも撮りたい野鳥にピントが合いませんでした。

後から設定を「ラージゾーン」に切り替えたところ、多少はマシになりましたが、それでもピント的には少し甘い感じでした。

ただ、「ラージゾーン」を使った感じでは、状況によっては、結構合ってくれる時もあります。
コサギ

もし、被写体をキッチリと捕えることができるなら、もしかしたら「ゾーン(9パターン)」や「領域拡大(周囲)」ぐらいで狙った方が、結果は良かったかもしれません。
f:id:KEN-S:20161210174659j:plain
こちらは、少し手前にダイブしてくるカワセミを追って連写したのですが、フレームに収め切れず、ピントが合わなくなった写真です。
どんなカメラでも、腕がなければ、ちゃんとした写真は撮れないという反面教師のような写真ですね。

それでも、大半の場面では、EOS KISS X7 の1点AFで狙うよりは、遥かに楽に被写体を狙えました。

(残念)タッチパネルが欲しくなる場面も

カメラでの撮影写真を閲覧時に EOS KISS X7 の操作に慣れているせいで、写真を拡大したいときに、ついつい液晶画面を手でピンチアウトしてしまうことがあったりしました。
f:id:KEN-S:20161130233624j:plain

EOS 7D MarkII の場合、拡大ボタンを押してからメイン電子ダイヤルで拡大率を変更し、マルチコントローラー見たい範囲を選択するという操作。

それよりも、EOS KISS X7 のように、タッチパネルのピンチアウトやドラッグで操作できます。

撮影時には、タッチパネルは特に必要を感じませんでしたが、撮影した画像を確認する閲覧時は、タッチパネルがある方が見たいところを直感的に拡大しやすいので、便利だと思いました。

あと、私の撮影スタイルには合いませんが、AFの測距点が65点と多いので、任意の1ポイントを選択する時にも、タッチパネルがある方が便利ではないかなぁと思いました。
この辺は、EOS M5 の「タッチ&ドラッグAF」が実装されると、さらに便利だろうなぁと。

(残念)重量は何とか耐えれるレベル

心配していた重量については、何とか耐えることができるレベルでした。
それでも、長い間撮影をしていると、構えている腕がしんどくなってきたりします。

特にスポットAFで使っていた場合、重さで支えきれなくなって、少しぶれたりすると、スポットAFで狙っているポイントが少しずれてピントが変わるので、気をつける必要がありました。

(普通)付属のレンズ EF24-70 F4L について

今回は野鳥メインで撮影していたので、一緒に貸してもらえたレンズ EF24-70 F4L はあまり使っておりませんでした。

ただ、我が家のワンコを撮る時に使った感じでは、焦点距離が変わっても、開放F値が変わらないというのは、なかなか新鮮な感じでした。
焦点距離が伸びると、開放F値が大きくなって、明るさが不足するから、焦点距離を広角側にして、近寄って撮るということが必要ないのはいいですね。

レンズの写りについては、特に気にしていなかったので、評価は出すことができませんが・・・私レベルでは、それほど差を感じることができなかったです。

個人的な評価

EOS 7D MarkII を20日間使ってみて、EOS KISS X7 と比べて、私が野鳥撮影を行う上で最終的に感じた良いと思う点は

  • ファインダーが見やすい
  • カスタムモードが設定できる
  • スポットAFがある
  • 親指AFボタンが押しやすい
  • 連写速度が速い
  • 高感度画像がマシ
  • 測距点が多い

少々期待ハズレだった点は

  • AF速度があまり変わらない
  • レンズによってAFが合っていない
  • 測距エリアによっては使いにくものもある

逆に、EOS KISS X7 にあって、EOS 7D MarkII にはなかったり、不利な点としては

  • タッチパネルがない
  • 重い
  • 価格が高い

というところでしょうか。

そして、実際に使い終わった状態で、EOS 7D MarkII を購入したいかどうかと聞かれれば・・・
機会があれば購入したいという感じでした。

機能的には素晴らしいカメラではありますが、今すぐ買いたいというところまではいかない感じです。

もし、野鳥撮影用のデジカメを1台も持っていなかったら、EOS 7D MarkII を選択する可能性は高いかもしれません。
しかし、今現在はまだ使える EOS KISS X7 があるので、すぐに買い替えなくても、とりあえず写真は撮れるので様子見で良いのかなぁと。

確かに、現在使っている EOS KISS X7 よりもはるかに写真を撮影する機能的には充実していて、欲しいと思う機能も沢山ありました。

しかし、それと同時に、もしかしたらもっと精進すれば、今使っている EOS KISS X7 でももう少し何とかなるのではないかなぁという気もしております。

飛びものを狙わなければ、初心者機である EOS KISS X7 でも、十分に写真は撮れるなぁと。
むしろ、コストパフォーマンスを考えると、EOS KISS X7の方が良いかもしれないなぁと、上級機を使って改めて感じました。

価格差にして、今なら3倍以上の違いがあります。
確かに、EOS KISS X7 ではかなり撮ることが難しい写真でも、EOS 7D MarkII ならもっと簡単に撮れたりもするとは思います。
最終的には、そこに価格差だけの価値があるかどうかということが、買うか買わないかの判断基準になってくるかなぁと。

それでも、何らかの状況変化が・・・例えば今使っているEOS KISS X7 が壊れたり、EOS 7D MarkII が安く買えるようなチャンスがあったりした場合は、是非手に入れたいカメラの1つかなぁと。

さらに欲を言えば、私が新しいカメラを買わないといけないタイミングまでに、もっと良いカメラが出たらうれしいなぁと。

個人的には、EOS KISS X7 のサイズというか、重量は非常に気に入っております。

そこはそのまま維持しつつ、EOS 7D MarkII で欲しい機能を実装してくれるとありがたいなぁと。
欲しい機能としては、

  • 見やすいファインダー
  • スポットAF付
  • カスタムモード(2モード以上)
  • 親指AFが押しやすい位置
  • 連写速度が速い
  • 高感度画像が良い
  • タッチパネル付

という感じのカメラが出てきてくれれば、かなり欲しくなると思うのですが・・・難しいでしょうね。

中級機の EOS 80D も、噂によると良いらしいので、本来なら選択肢に上がって来るのですが・・・

EOS 7D MarkII との価格差を考えると、EOS 80D を選択するよりも、EOS 7D MarkII を選ぶ方が後々後悔はしないかと思えたので、現状では選択肢からは外れております。

さらには、レンズマウントにこだわらなければ、個人的には Panasonic DMC-G8 や、NIKON D500 なんかもかなり気になっていたりします。

まぁ、その辺については、現実的にコストを考えると、かなり手を出すのは厳しい感じではありますが、スペック的なものは、かなり魅かれていたりします。