おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

PS3のコントローラー「デュアルショック3」を分解してみました

我が家には、現在PS3用のコントローラー「デュアルショック3」が4つあります。

そのうち、1つは本体に同梱されていたものでホワイト。

2つ目は本体と同時に追加で購入したものでブラック。
3つ目は娘が友人とプレイするからと後から買い足したものでメタリックブルー。


4つ目はつい先日、「Skyrim」を買った時に買い足したものでブラック。
ken-s.hateblo.jp

4つ目のコントローラーを買った理由は、本体と同時に入手した2つ目のコントローラーの左側のアナログスティックが勝手に入力されて、まともにゲームをプレイできなくなったからです。
これまではだましだまし使っていたのですが、ここにきて、さすがに症状は悪化しており、プレイにかなり支障をきたしておりました。

さすがに、これ以上はまともにプレイできなそうなので、買い足したという感じでした。

ただ、左側のアナログスティックがおかしいこと以外は、特に問題はないので、何とかその部分だけでも治らないかなぁと調べてみました。

一応メーカーの保証があるので、その保証期間内であれば、メーカーに修理依頼をするのが正しい対応なのですが、我が家の壊れているコントローラーは、保証期間が過ぎている状態。
となると、自力で何とかするしかないかなぁと。

調べていると、コントローラーを分解して、綿棒などで掃除した後、裏面にティッシュを詰めることで治ることがあるというサイトをいくつか見かけました。

ティッシュを詰めるだけで治るとは、一体どういう原理なんだろう?
どうせこのまま置いていたとしても、まともに動かない以上は使うことはないだろうなぁと。

それなら少しでも可能性があるなら、一度試してみようかなぁということで、分解してみることにしました。



まずは、コントローラーの裏側の赤丸位置にあるネジを5カ所外します。
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コントローラーの下側側面の赤い枠近辺に爪を差し込んで、こじ開けます。
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開けると、コントローラーのR2・L2は裏蓋側、それ以外のパーツは表蓋側に付いた状態で開きます。
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表側のバッテリーが、2本の爪で基板に張り付いている状態なので、それを表蓋&基板から抜きます。
爪の差し込まれている位置は、下の写真の青丸部分になります。
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表面と基板を外す場合は、まずは上の写真の赤丸部分のネジを外します。

次に、左右のグリップ部分にあるモーター付近にある爪を内側に引きながら、表蓋と基板パーツを剥がします。
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これで、表蓋と基板を外す分解することができます。

その後、アナログスティック周りを少し掃除して、逆の手順で元に戻します。

戻す際に、バッテリーできっちりと基板を抑えておかないと、接触不良などが発生すると思うので、バッテリーの爪をしっかりと基板に差し込み、バッテリーと基板に隙間がない状態にします。
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さらに、R2・L2ボタンについては、バネを基板に引っ掛けながら、戻す必要があります。
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バネがしっかりと引っかかっていないと、ボタンの戻りがなくなるので、注意が必要です。
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また、R2・L2ボタンと基板のボタンの位置がずれていると、キー入力時に感触がおかしくなるので、この時点でR2・L2ボタンの入力の感触を確認しておき、もしおかしい場合は、インナーボタンと外側のハードボタンの位置を調整しておく方が良いです。

その後、修理方法として上がっている裏蓋にティッシュを詰めてみました。
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バッテリーと基板の隙間をなくすために、おそらくこれを行っているのだと思うのですが、果たしてうまく行くのか・・・

その後、開いた時と反対に、裏蓋と表蓋を、L・Rボタンのある上側に引っかけた後、下側を押さえ込んでコントローラーを閉じます。
そして、ネジ止めして元通りになりました。

一通り、修理を終えたので、早速動作チェックでゲームをプレイしてみたところ・・・

残念ながら、我が家のコントローラーは、この対応では修理できず、相変わらず操作しない状態でもアナログスティックが左方向へ入っていると認識される状況のままでした。

まぁ、分解して対応したからといっても、必ず治るとは限らないということですね。

何だか無駄な時間を過ごしてしまった感じではありますが、治ったという事例もあるようなので、気になる方はお試しください。

ただし、分解してしまうと、メーカーの保証が受けられなくなると思うので、もし、保証期間が残っている場合は、今回の方法ではなく、メーカーに修理を依頼するのが一番安全だと思います。