おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

Panasonic「DC-GH5」が発表されました

本日、Panasonic から新しいミラーレスデジタル一眼カメラ「DC-GH5」が発表されました。

パナソニックマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラの最上位フラグシップ機です。

主な仕様としては、

センサーサイズ 4/3
素数 2033万画素
測距点 225点
連続撮影速度 約12コマ/秒
撮影可能枚数 約410枚
サイズ 138.5x98.1x87.4
重さ 約725g/約645g

という感じ。

結構大きくて重めな感じですが、カメラのスペックとしてはさすがはフラグシップという感じのものが搭載されております。

撮影に関する主なところでは、

  • 6K PHOTO (1800万画素相当 秒間30コマ連写)
  • 超高速 4K PHOTO(800万画素相当 秒間60コマ連写)
  • ポストリファイン機能(前後フレームとの画像合成で高画質な静止画を作成)
  • 4K/60p動画記録

個人的には、6K PHOTO がかなり強烈で、欲しい機能だなぁと思いました。

1800万画素相当の写真を、秒間で30コマと撮れるというのは驚異的です。

私が普段使っている Canon EOS KISS X7 が、ちょうど1800万画素。

それと同じ画素数の写真が、秒間30コマで撮影できるというのは、驚異という以外に言葉が出てきません。

センサーサイズが マイクロフォーサーズAPS-C というところで、出て来る写真の品質については、どんなものかは分かりませんが・・・

こういうカメラが出て来ると、撮影スタイルというか、写真の概念から覆されるような気がしてきます。


これまでの写真は、一連の流れからその一瞬のシャッターチャンスのタイミングを狙って撮影するというスタイル。

それが、6K PHOTO になると、一連の流れを撮りっぱなしにして、後から欲しいタイミングの写真を切り出す形になるということかなぁと。
写真を撮るよりも、撮った写真の中から、ベストショットを選ぶ作業が主体となって行くのではないかと思ってしまいます。

結果を残すことが必要となる人にとっては、失敗が少なくなって良いのかもしれません。
しかし、その分ベストショットが撮れたという喜びも、今よりも希薄になって、写真を撮る楽しみが減ってしまうのかもしれませんが・・・

撮る過程における楽しみは薄くなったとしても、良い写真が撮れる可能性が高まるのであれば、それはそれかなぁと。

ただ、フラグシップ機ということで、値段もそれなりしますし、何よりも重さが結構重いです。

実際に手に取ってみないと分かりませんが、現在気になっている PanasonicDMC-G8」 や CanonEOS 7D Mark II」とサイズ比べてみると

DC-GH5 DMC-G8 7D MKII EOS KISS X7
センサーサイズ 4/3 4/3 APS-C APS-C
素数 2033万画素 1600万画素 約2020万画素 約1800万
測距点 225点 49点 65点 9点
連続撮影速度 約12コマ/秒 約9コマ/秒 約10コマ/秒 約4コマ/秒
撮影可能枚数 約410枚 約330枚 約670枚 約350枚
サイズ 138.5x98.1x87.4 124.9x86.2x77.4 148.6x112.4x78.2 116.8x90.7x69.4
重さ 約725g/約645g 約505g/約453g 約910g/約820g 約407g/約370g

EOS 7D MarkII」 よりも軽くて、「DMC-G8」よりも重いという感じですね。

一応、現在使っている EOS KISS X7 も並べてみましたが、サイズと重さ以外では、比べ物にならない感じでした。

先日、DMC-G8 を触って、真剣に欲しいと思いました。
ken-s.hateblo.jp

しかし、今回発表された「DC-GH5」は、動画機能は使わないかもしれませんが、「6K PHOTO」が使えるという部分で、結構欲しいと思ってしまいました。

とはいいつつも、先立つものがないので、今回も欲しいというだけにとどまる可能性が高かったりしますが・・・
欲しいと言うだけなら、誰にも迷惑はかからないので構わないですよねぇ。

それと今回、同じく Panasonic からコンデジというか、ネオ一眼タイプの新機種「DC-FZ85」というモデルも発表されました。

35mm 換算で 20mm〜1200mm相当 (F2.8〜F5.9) の60倍光学ズームのネオ一眼デジカメです。
こちらも、レンズの長さ的には、野鳥撮影の際に、なかなか使い勝手が良さそうだと思ったのですが・・・

個人的には選択肢としてはパスかなぁと。

理由はマニュアルフォーカス時の操作の使い勝手が悪そうだから。

オートフォーカスで合わせたいところにピントが合わなかった場合に、マニュアルでピントを合わせようと思うと、操作しづらそうなので。

一眼レフなどを使って来た身としては、マニュアルでのピント合わせにはやはりフォーカスリングのようなものがないと厳しいかなぁと。

残念ながらこの「DC-FZ85」には、鏡筒部分にフォーカスリングか、それに準ずるものがないので、操作性の部分でちょっと扱いにくいように感じました。

同じパナソニックのネオ一眼「DMC-FZH1」のような、フォーカスリングがついているのが理想的です。

ただ、この機種では、野鳥撮影には焦点距離が少々短い(24mm〜480mm相当 F2.8-F4.5)ので、選択肢には入りにくいです。

せめて、「DMC-FZ300」についているサイドダイヤルぐらいは欲しいかなぁと。

こちらの機種なら、焦点距離がそこそこ(25mm〜600mm相当 F2.8)なので、選択肢としては有りかなぁと。
この機種はさらにテレコン(DMW-LT55)を付けることができるので、それをつければ 598mm~ 1020mm F4.0 相当まで伸びるので、野鳥撮影には良いかなぁと。

ただ、テレコン装着時の最短焦点距離が 598mm というのは、ちょっと使いにくいかもしれないので、付けたり外したりが必要かもしれませんが・・・

個人的には、鏡筒部分にフォーカスリングがついていて、倍率も良いネオ一眼を選ぶとしたら、今なら SONY「DSC-HX400V」が使いやすいのかなぁと。
[asin:B00IDV49YQ:detail]
35mm換算で 25mm-1250mm(F2.8-F6.3)という焦点距離と、鏡筒部分のフォーカスリングがマニュアル操作で使いやすそうな感じなので。
実機を触ってはいないので、本当の使い勝手はちょっと分かりませんが、カタログスペックなどを見る限りでは、良さそうに思えますね。

でも、防塵防滴やAE/AFロックボタンがないので、それを考えると、「DMC-FZ300」の方が良いのかなぁと思ったり・・・

と、新しいカメラがリリースされて、何となく話がそれてネオ一眼の方に行ってしまいましたが・・・

Panasonic「DC-GH5」は、かなり気になるカメラであることは間違いないので、こちらも店頭に並んだら、是非触ってみたいと思います。
買えるかどうかは、また別問題として・・・