おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

WiiU「幻影異聞録#FE」をクリアーしました

先日よりほぼ毎日のようにプレイしていたWiiU幻影異聞録#FE」。
ken-s.hateblo.jp

本日、最後のボスを倒して、ゲームをクリアーしました。

トータルのプレイ時間は72時間ほど。
実際には、夜中にプレイしながら、うたた寝してしまった時間も含まれていたりするので、操作していた時間はもう少し短かったとは思いますが、とりあえずのクリアーです。
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このソフトをプレイする前に連続でオープンワールド系のゲームばかりをプレイしていて、久しぶりのJRPGだったため、レベル上げのための敵との積極的な戦闘に若干戸惑いつつも最後までプレイをすることができたのは、途中で飽きる事なくプレイできるように作られているおかげかなぁと。

何度も行われる戦闘でも、色んな飽きさせない仕組みが用意されておりました。

セッションと呼ばれる仲間との連続攻撃や、ランダムで発生する強力攻撃のアドリブパフォーマンス、バトル中に少しずつ貯めたSPを使って発動できる強力なスキルのスペシャルパフォーマンス、さらには、ランダムで発生する仲間2人の協力攻撃のデュオアーツなど。

スキルのコマンドを選択した後でも、選択したコマンドから別のより強力な攻撃方法に変化するので、コマンド選択時に想定していたダメージ以上のダメージを与えることができたり、より派手な演出が行われたりと見ていてなかなかに楽しかったおかげかもしれません。

また、メインで進行するストーリーの他に、キャラクターごとのサイドストーリーが用意されていたり、フィールド上のNPCからのリクエストが用意されていたりして、レベル上げのついでにそれらをこなすことができたので、それも飽きずにプレイできた理由かもしれません。

ゲームとしてはなかなか面白かったので、買ってプレイして良かったのではないかなぁと。

ただ、プレイしていていくつか気になった点もあったりします。
個人的に気になった部分をいくつかピックアップしてみました。

なお、今回も一部でネタバレになるような内容も含まれておりますので、そういうものがイヤな方は、以下は読まれない方が良いかと思います。



ゲームの最後のフィールドの一部のエリアでしか使わないスキルがある。

フィールド上の罠や仕掛けを見つけるスキルなのですが、ゲーム中に罠というか仕掛けが登場するのは最後のフィールドの一部のエリアのみなので、果たしてこのスキルをわざわざ用意する必要があったのかなぁと。
それとも、私が気づかなかっただけで、他に使い道があったのでしょうか?

敵と遭遇できる戦闘用のフィールド(イドラスフィア)の数が少ない

キャラクターには、基本的なステータスに影響する「レベル」、新しいパッシブやスキルの取得に影響する「ステージランク」、戦闘時のスキルを得るための「カルネージの熟練度」などの要素が用意されております。
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さらには、クラスチェンジの要素があり、各ミラージュで、クラスチェンジ先が2種類用意されていたり、新しいカルネージを得るためにモンスターからドロップする素材を得ることも必要だったり・・・
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それらを満たすために、プレイヤーはフィールドを移動して敵との戦闘を繰り返す必要があります。

ところが、敵と遭遇できる「イドラスフィア」と呼ばれるフィールドの数が10カ所未満とあまり多くないため、同じフィールドを何度も行き来しないといけません。
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フィールド上に登場する敵の種類はある程度決まっているので、同じ敵と何度も戦わないといけないことになってしまいます。

敵の強さも、フィールドによって固定されているので、プレイヤーがこのレベルの時にはこの「イドラスフィア」という感じで、行き先と敵がほぼ固定されてしまいます。
もう少しプレイヤーに戦う敵の選択権があっても良かったのではないかなぁと。

保持できるスキルの数に上限がある

カルネージの熟練度を上げて新しいスキルやパッシブが獲得できるのですが、持てるスキル・パッシブの数に上限数があるため、新しくスキルを覚えても、その上限に達していた場合は、今覚えているスキルとの入れ替えの取捨選択が必要になります。
せっかく頑張ってカルネージの熟練度を上げたのだから、スキルは全て獲得できる方が良かったのではないかなぁと。
さらには、よほど偏った選択をしない限りは大丈夫だと思いますですが、スキルの取捨選択を間違えていたら、思わぬところでつまずくことがあったかもしれません。

・ワイルドエネミー・レアエネミー・ノーマルエネミー
敵と遭遇できるフィールド「イドラスフィア」には、出現する敵の種類がある程度固定されております。
戦闘は、フィールド上に出現するエネミーのシンボルに遭遇することで開始されます。
そのフィールドでの通常の敵(ノーマルエネミー)の他に、プレイヤーのレベルよりも少し強いワイルドエネミーと呼ばれる敵や、滅多に出現しないレアエネミーなどが出現します。
敵を倒す事で、カルネージを作るための素材が集まるのですが、プレイヤーレベルよりも高いワイルドエネミーを苦労して倒した時に出現する素材アイテムは「シャード」というもののみ。

その説明を読むと、どこかのだれかがアイテムと交換してくれると書いてあるのですが、交換してくれるNPCとはクリアーするまでに一度も遭遇できませんでした。
もしかしたら見逃しているのかもしれませんが、メインストーリーとサイドストーリーを全てクリアーしたにも関わらず、一度も遭遇できなかったというのは、ちょっと作りとしてもったいないかなぁと。
そんな状態なので、ワイルドエネミーが出ても、ほとんど相手することなくスルーしておりました。
どうせなら、無理して倒したのだから、より強いカルネージが作れる素材を出すようにしてくれた方が良かったかなぁと。

戦闘時の演出が少し長い。

最初はかっこいいと思っていた戦闘での演出ですが、さくさくと戦闘をこなしたい時には演出をカットできずに、少々助長で時間がかかってしまいます。

戦闘に参加していないキャラクターもセッションに参加できるようになると、攻撃がつながって気持ちがよいのですが、最後の敵に対して、体力がなくなった後もセッションによる攻撃が続行され、一度スタートしたセッションは、一連のセッションが終了するまで、攻撃演出を見る事になります。
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そのおかげで、お金や必要な素材が余分に手に入るのですが・・・
レベル上げだけがしたい時のために、セッションを途中でキャンセルできるような仕組みがあれば有り難かったかなぁと。
もしくは、演出なしで数値だけ変化するようなオプション機能とか・・・

ストーリーがライトノベル

サイドストーリーなどを進めていると、女性キャラクターは全員主人公キャラに好意を抱いているかのような表現が多く見られ、そのくせ主人公は鈍感というような、ライトノベル的な展開に。
主人公が高校生で、アイドル事務所の話なので仕方が無いかもしれませんが・・・全般的にストーリーが「青春だなぁ」という感じで、おじさんにはプレイしていてちょっと恥ずかしい。
プレイヤーが操作する主人公キャラがないがしろにされるよりは良いと思うのですが、クリアーするまでにそれがふんだんに盛り込まれていて、会話デモでのキャラクターのモーションもよくできている感じではあるので、好きな人には良いとは思うのですが、私は少々お腹いっぱいになってしまいました。
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主人公キャラを戦闘から外せない

戦闘中に随時キャラクターの入れ替えげできて、入れ替えたキャラクターが即時行動できるので、敵に応じて臨機応変にキャラクターを変更できるのは、どのキャラクターにどういったスキルを持たせておくべきかといった戦略を考える上で楽しめました。
ただ、主人公キャラだけは他のキャラクターと入れ替えることができないため、主人公キャラに持たせているスキルと敵の組み合わせによっては、戦闘で役に立たないことがあったりもしました。
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さらに戦闘で入れ替えれないため、主人公キャラだけが他のキャラクターよりもレベルが上がって行き、ワイルドエネミーが異常に強くなってしまうという状況にもなったりしました。

できれば主人公キャラも入れ替えれるようになっていれば良かったのではないかなぁと。

お金稼ぎはあまり必要なかった

敵との戦闘で、戦闘に参加していない仲間がセッションに参加できるようになると、お金がサクサク貯まるようになります。

ただ、お金が貯まっても、買えるのは消費アイテムと防具(アクセサリー)のみで、買えるアクセサリーもストーリー進行に応じて、少しずつ増えて行くので、貯まったお金をあまり使う必要がなかったりします

そのおかげで、消費アイテムの購入には苦労しませんでした。

リクエストの進行確認ができない

サイドストーリー・メインストーリーの進行状況は確認できるが、個別のリクエストの進行確認ができず、どんなリクエストを受けていたのか忘れてしまうことがありました。
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ゲームパッドを無理矢理使わなくても

ゲーム中「TOPIC」と呼ばれる通信端末によるやり取りが入るのですが、メインのゲームはテレビに映っている画面で、「TOPIC」のやり取りは、ゲームパッドの画面で行われます。
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テレビに映っている画面を見ながらゲームを進めている時に、「TOPIC」が入ることで手元のゲームパッドに視線を移す必要があるのですが、この流れがはっきり言えば不要なのではないかなぁと思いました。
実際に、テレビの画面を見ながらゲームに没入している際に、突然手元に視線を落とさないと行けないだけで、ちょっと没入感が削がれる感じ。

フィールドマップが手元のゲームパッドに表示されるのは便利だと思うのですが、ゲーム進行状で必要となる「TOPIC」でのやり取りは、メインのゲーム画面で行う方が良かったのではないかと思います。

とりあえず、これで「幻影異聞録#FE」をクリアーしました。
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一応2周目的な要素もあるようですが、同じストーリーなので、一度クリアーしてしまえばもういいかなぁと思っております。

なので、これにてこのゲームは終了。
また何年か後に、プレイするゲームがなくなって、内容を忘れた時に、再びプレイするかもしれませんが・・・