おきらく・ごくらく日記

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ソフトバンクが上場しました

先日、IPOの抽選に一旦は応募したものの、抽選の前に申し込みをキャンセルしたソフトバンク(9434)が本日東証一部に上場しました。
ken-s.hateblo.jp
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平成最後の大型株の上場ということで、大手証券会社もその販売に力を入れていた様子。
ソフトバンク」というネームバリューもあり、株をやったことが無い人でも、IPOに申し込んで買っていたりするので、注目度としてはかなり高い銘柄となっておりました。

年間の配当も利回り5%とかなり高めで目論見されていることから、多くの人が公募価格1500円でソフトバンクの株を買われたようです。

個人的には、直前の通信障害などのアクシデントを見て、通信会社としては少々不安を覚えたことから、IPOの抽選申し込みをキャンセルしたのですが、その判断が果たして正しかったのかが気になって、本日の初値と終値を気にしておりました。

そして本日実際に株式市場での売買が行われ、結果としては、初値が1463円と公募価格を割ってしまいました。
さらには営業時間中にそこからさらに値を下げて行き、本日の終値は1282円となりました。
r.nikkei.com

公募価格の1500円から約15%も下げて初日の売買が終了となってしまいました。
年間の予定配当の5%を大幅に上回る下げ幅となると、買った人にとっても、とんだ災難かなぁと。

今日は全体的な株式市場の地合いも良くなく、日経平均で前営業日比127円53銭安という状況だったので、その辺も影響している可能性は否定できませんが・・・
明日以降どうなるかも、現状では見えない状況なので、何とも言えない感じです。

個人的な感想としては、年内に1000円を割ってしまうのではないかと危惧しております。
いや、全く根拠はないのですが、心情的なものを考えると、1000円ぐらいが拮抗するポイントかなぁと。

あと、抽選をキャンセルしてから色々と調べてみて思ったのですが、やはりソフトバンクグループ(9984)というすでに上場している親会社がいる状況では、子会社のソフトバンクを買う理由はあまりないのかなぁと。

どちらかを買わないと行けないとなれば、子会社のソフトバンクではなく、親会社のソフトバンクグループの方が良いのではないかと思ってしまいます。

あと、今回の子会社のソフトバンクの上場で個人的に気になることもありました。



以下は全て個人的な憶測に基づいて書いておりますので、現実とは違う可能性が高いです。
あくまで、一個人の考え方として読み進めていただければと思います。

一番気になる点はソフトバンクが予定している連結配当性向の高さ。

純利益に対して85%程度を目安として配当を実施するというところ。
同業種のNTTドコモ(49.6%)やKDDI(38.2%)と比べると明らかに株主への還元額が高すぎるように見られます。

配当を受ける株主としては、配当性向が高い方がより多くの配当を受けれるので良いと思ってしまいます。

しかし、企業の内部留保が少な過ぎると、何かが発生した時に対応することが難しいのではないかなぁということを心配してしまいます。

短期的に見れば、多くの配当を受けれるので良いと思うのですが、長期的に見ると、会社として安定的に成長できないのではないかと心配になります。
特に、これから4Gから5Gに切り替わって行く必要があるタイミングで、果たして大丈夫なのかなぁと。
他社との競争力を維持することができるのかなぁと。

株主への配当を年間5%の利回りを約束するためには、配当性向を上げないといけないのかもしれませんが・・・
会社の競争力を切り捨ててまでそうする理由がちょっと分からないかなぁと。

では、そこまでして株主配当を上げて得するのは誰かと考えていくと・・・
最大の利益享受者は親会社のソフトバンクグループ・・・というか、そのトップである孫さんなのでしょうね。

ソフトバンクの発行株式のうち60%は親会社のソフトバンクグループが保有しております。
そのソフトバンクグループの株の筆頭株主は孫さんです。

ソフトバンクが配当を多くだせば、その分多くの株を持つソフトバンクグループにお金が移動し、さらにその株を多く持っている孫さんが得をするという構図。

今回の株式上場でソフトバンクグループが持っていた株式を売ったことと、同業他社に比べて純利益に体する配当性向の高さを見ると、ソフトバンクからソフトバンクグループへ合法的にお金を移動するための上場かなぁと。
ソフトバンクグループで、流動的に使えるお金を確保するための流れを作るのが今回の上場目的だったのかなぁと。

孫さんのそういった「お金を生み出す能力」というかは、一般の人の想像を上回るほど高いのでしょうね。

孫正義 300年王国への野望

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そういうことを考えていくと、今回上場した子会社のソフトバンクを買うよりは、親会社のソフトバンクグループを買う方が良いのではないかと思ってしまいます。
ただし、ソフトバンクグループ自体が多くの有利子負債を抱えているので、投資判断はきっちりと個人で行う必要がありますが・・・

とは言いつつも、会社として継続して成長していけば、会社も株主も笑顔になれるので、そういった不安も払拭できると思います。
なので、ソフトバンクならびにソフトバンクグループには、今後も頑張ってもらえれば良いのではないかなぁと。

個人的には、孫さんの考え方が見えない凡人であるので「触らぬ神に祟りなし」ということで、ソフトバンク関連の株は避けようと思っておりますが・・・