おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

新しいカメラCanon「EOS 90D」を購入しました

毎週の大阪城探鳥などでメインで利用しているカメラはCanon「EOS KISS X7」。

購入してからすでに7年以上が経過しております。
現在でも動作してはいるのですが、最近は撮影に持っていくと、1日に1度は必ず接点エラーなどの不具合が発生するような状況になっております。
6年間ほぼ毎週行っている大阪城での探鳥では、1度の撮影で夏場の少ない日でも100枚以上、渡りの季節など多い時には1000枚以上撮影していることを考えれば、購入してからのショット数としてはかなりのもの。
いろんなところにガタがきているのは仕方がないところ。

さらには毎週の野鳥撮影に持って行っておりますが、撮影する際に、もう少し性能が良ければと思うような場面にも多々遭遇しております。
もともと、野鳥撮影を目的として購入したカメラではなく、このカメラの小ささや重量などのサイズ感などが気にって購入したカメラだったこともあり、野鳥撮影では少々力不足(自身の腕の悪さは棚に上げておりますが・・・)を感じることも多々ありました。

特に野鳥の飛行シーンなどを撮影する時には、測距点の少なさ(9点)から、オートフォーカスでは追えないことがほとんど。
そのため、野鳥をフレームに収めつつ、マニュアルフォーカスでピントを微調整しながら撮影しております。
しかし、年とともに目が悪くなり、最近ではそれすらも厳しい状況です。

なので、そろそろ新しいカメラに買い換えようと思い始めてすでに数年が過ぎております。
野鳥を撮り始めてしばらくしてから、このカメラでは少々厳しいということがわかり始め、すぐにもう少し性能の良いカメラが欲しいとは思っていたのですが、とりあえずは使えている以上、買い換えるには至らないかなぁという感じでこれまで過ごしてきました。

しかし、ここ最近になって、撮影の度にエラーが発生する状況というのはかなり厳しい状況で、特に比較的珍しい野鳥を撮影している時にエラーが出ると、かなり焦ってしまいます。

そういったことを考えて、そろそろ新しいカメラを真剣に考えないといけないかなぁと思っておりました。

そこで、候補となるカメラをピックアップしてみることに。
まずは現在のレンズ資産を生かすことができるCanonで候補を絞りました。
候補としてあげたのは、「EOS 7D MarkII」と「EOS 90D」の2機種。
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現在のカメラの後継機である「EOS KISS X10i」も一瞬候補に上がったのですが、「カスタムモード」であらかじめ飛び物撮影用の設定をしておきたいこともあり、それが設定できない時点で候補から外れました。
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さらには、現在のレンズ資産を諦めた場合の候補としてあげたのは、
かねてから気になっていたPanasonic「DC-G9 PRO」と「ライカ DG VARIO ELMAR 100-400/F4.0-6.3」のセット。
[asin:B077HKWP63:detail]

野鳥の瞳AFに対応して、最近になって定価が下がった、OLYMPUS「OM-D E-M1X」なども候補に上がりました。

しかし、合わせるレンズがイマイチ見つからないということで候補から外しました。
一応、同じマイクロフォーサーズ規格のレンズ「ライカ DG VARIO ELMAR 100-400/F4.0-6.3」と組み合わせることも考えたのですが、同じ規格であっても、レンズとカメラの性能をフルに引き出せるのは、同一メーカーで合わせる方が良いようですので・・・
「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」と組み合わせると、かなり協力なセットになりそうですが、こちらは価格についても強烈過ぎて、私には手が出せそうにありません。

ということで、最終的な候補として残ったのは3つでした。

しかし、価格面を考えると、やはりレンズまで購入しないといけない「DC-G9 PRO」のセットは手が出しにくいかなぁとい感じです。
あと、やはり今でも気になるのは、ミラーレスの場合、EVFであるという点。
映像の反応速度などは改善されていると思うのですが、逆光時についてはやはり厳しいのではないかなぁと。
私が探鳥時に双眼鏡を使わないというスタイルも関係しており、光学ファインダーであれば逆光でも露出に関係なく鳥の姿がなんとなく見えるのですが、EVFの場合は、露出が合っていない状況だとそれができないのではないかなぁと。

そうなると、やはり現在のレンズ資産が生かせて、光学ファインダーのCanonのどちらかの候補から選ぶことになります。

EOS 7D MarkII」については、以前モニターで利用したことがあり、使い勝手などは把握しておりました。
ken-s.hateblo.jp
ただ、発売からすでに6年が経過しており、すでに終売状態。
新品を入手するのが今となっては困難な状況です。

「EOS 90D」については、「EOS 7D MarkII」に近い性能でありながら、重さは軽くなているということで良いのかなぁと。
昨年発売されたばかりで、新品も今なら普通に入手できます。

唯一の気がかりは、もしかしたらそろそろ「EOS 7D」の後継機が発表されたりするのではないかなぁという点。
初代が発売されたのが2009年で、2代目が発売されたのが2014年。
と考えると、そろそろ3代目が発売されそうな気がしてきます。

しかし、最近では Canon もミラーレスの方に力を入れてきているので、もしかしたらAPS-Cの光学ファインダーモデルは出ない可能性もあり得る感じ。

カメラの調子が悪くなっている状況で、出るかどうかもわからないカメラを待つのは少々厳しいかなぁということで悩んだ末に、現時点で私の最適解として出した結論は「EOS 90D」を購入するということでした。

ということで、先日「EOS 90D」を注文しました。
それと同時に、記録メディアについても新しいものを注文。
「EOS 90D」は、SDカードなのですが、データ転送速度が速い「UHS-II」規格に対応しております。

EOS 7D MarkII」と「EOS 90D」が比較される際に、対応記録媒体の部分で劣っているという記事をたまに見かけるのですが、記録媒体への転送速度においては、「EOS 90D」の方が優れているように見えます。
EOS 7D MarkII」が対応している「CFカード(UDMAモード 7対応)」と「SDカード(UHS-I )」は、それぞれの転送速度が167MB/秒と、104MB/秒。
それに対して、「EOS 90D」の「SDカード(UHS-II)」は、データ転送速度が312MB/秒です。
理論値で言えば、「EOS 90D」の「UHS-II」対応のSDカードの方が早く読み書きできて、優れているような気がしておりますが・・・実際のところはどうなのでしょうか。

また、容量に関しても、今回の「EOS 90D」は画素数が3000万画素を超えているので写真1枚の容量が多くなっております。
さらに、連射速度もかなり速いということで、今までのSDカードよりも大容量のものを買うことに。
いずれにしても、高速で大容量な記録媒体の方が、あとあと困らないかなぁということで、「UHS-II」に対応した Sandisk「Extreme PRO」の128GB版を注文しました。

さらには、長く使う予定なので、液晶保護ガラスも注文しました。

そして、それらが昨日無事に到着。
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ということで、早速開封してみました。



まずは液晶保護ガラスから。
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今の「EOS KISS X7」には液晶保護フィルムを貼っていたのですが、現在は経年によって表面層が剥離して非常に見にくくなっております。
液晶保護ガラスであれば、表面層の剥離もなく、指滑りも良いかなぁということで購入しました。
さらには、この商品には上部の液晶表示部用の保護フィルムもついております。
こちらは保護フィルムなので、経年劣化が発生する可能性はありますが、とりあえず数年は傷がつかないで済むかなぁということで。

続いてはSDカードです。
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写真はカメラの箱の上で撮影したのですが、何やら異次元のような模様が出ております。

「UHS-II」なので裏面は通常のSDカードよりも端子数が増えております。
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端子数が多いことで、データ転送速度が上がっているということなのでしょうか。

さて、いよいよ本体「EOS 90D」の開封です。
まずは箱を開けると、中に保証書の紙が一枚上に乗っており、その下にマニュアルが入っておりました。
それらを外すと、こんな感じで商品が入っておりました。
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上ブタというか、上のケースを外すと袋に入った本体が見えます。
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本体を袋から取り出し、箱の上に乗せて撮影してみます。
まずは正面はこんな感じです。
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持った感じからして、今のカメラよりも重量感もサイズも増えております。

上面はこんな感じです。
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液晶ディスプレイがついております。

そして、背面はこんな感じになっております。
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今の機種よりもボタン類が多い感じです。

右側面はこんな感じで、SDカードスロットが配置されております。
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SDカードスロットのふたを開くとこんな感じです。
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左側はこんな感じです。
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ふたを取ると、こんな風になっております。
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左上のブロックには、マイク端子とヘッドホン端子。
左下のブロックにはリモコン端子。
右型のブロックには、USB端子とHDMI端子がついております。

新しく購入した「EOS 90D」(左側)と「EOS KISS X7」(右側)を並べて見ます。
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上面を比較すると、こんな感じです。
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サイズの違いがよくわかる感じですね。

続いて、野鳥撮影の際に利用している「EF100-400 F4.5-5.6L IS USM」レンズを装着してみます。

装着すると、こんな感じになりました。
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早速起動してみようと思ったら、電池の残量は完全に空状態。

仕方がないので、早速充電を開始します。
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数時間後に充電が完了すると、ランプが緑色に変わりました。
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ということで、早速カスタムモードの設定を行いました。

まずは、止まり物撮影用の設定を「C1」に設定します。
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続いて、飛び物撮影用の設定を「C2」に設定します。
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AFの細かな設定も含めて登録できるので、この辺については、実際のフィールドに出て、試して見てから微調整が必要になるかと思っております。

で、実際にテストでシャッターを何枚か切って見たのですが、これまでに比べて、連写速度が速過ぎて、少々戸惑っております。
連写モードにして、これまでの感覚でシャッターを押すと、一気に数枚の写真が取れてしまいます。

飛び物撮影については、連写でも良いとは思うのですが、止まり物撮影の時には、少々早すぎるのかなぁと。
この辺についても、実際のフィールドに出てから、どのような設定にするのか調整する必要がありそうです。

とりあえず、新しいカメラが届いたので、次週の大阪城探鳥の際には早速使って見たいと思っております。