おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

Nintendo Switch「モンスターハンター ライズ」をクリアしました

ハンティングアクションゲームモンスターハンター」シリーズは、個人的には非常に好きなゲームで、新作が発売されれば、対応ハードを持っていなくても、ハードごと購入するほど好きなシリーズです。

これまでに発売された歴代の「モンスターハンター」シリーズはほとんど全てプレイしております。

その「モンスターハンター」シリーズの最新作「モンスターハンター ライズ」が2021年3月26日にNintendo Switch で発売されたので、当然のように予約して発売日に入手し、プレイをしておりました。
f:id:KEN-S:20210512191005j:plain

とりあえず、現状で出現している集会所・里の全てのクエストを一通りクリアし、
f:id:KEN-S:20210512202240j:plain
プレイ時間も100時間を超えたので、プレイした感想などをまとめておこうと思います。
f:id:KEN-S:20210512202300j:plain

個人的には、「モンスターハンター」シリーズが好きということもあって、かなりオススメのゲームだと思います。
ちなみにゲーム自体は、定期的に新しいクエストが配信されたり、新モンスターが登場してくるようですので、引き続き楽しむことができるようです。

記事中にネタバレとなる内容が含まれている可能性もあるため、読まれる際はご注意ください。


雑感

従来の「モンスターハンター」シリーズと比べて、面倒臭い部分を極力排除し、非常に遊びやすくなったと思います。
大型モンスターは最初からマップ上にシンボルが表示されており、いちいち大型モンスターを探す手間が省かれております。
f:id:KEN-S:20210512204123j:plain
個人的には、マップが立体的になったこともあり、探すとなると従来よりも時間がかかることを懸念しての仕様だと思っております。
さらには、クエストのターゲットとなるモンスター(小型・大型)や採集品の位置もマップ上に表示されるので、それらを探す手間も省かれております。
f:id:KEN-S:20210512203524j:plain
「ホットドリンク」や「クーラードリンク」といった、マップの環境に応じて、定期的に消費する必要があるアイテムについても今作では不要となっております。
採集したアイテムも、自動で調合することもできるので、必要な素材を収集するだけで使用したいアイテムが生成されたりするのも楽でした。
また、新たに追加された「翔蟲(かけりむし)」を使った移動や、大型モンスターに乗ってコントロールできる「操竜(そうりゅう)」の要素は、ゲームに新たな幅を持たせてくれました。
f:id:KEN-S:20210512204149j:plain
騎乗してスタミナを気にせず移動できる「オトモガルク」は、クエストのテンポを良くしてくれていると感じました。
f:id:KEN-S:20210512203755j:plain
ちなみに、プレイヤーキャラクターメイキングは結構細かいところまで設定できます。
f:id:KEN-S:20210512204710j:plain
ただ、今作では大型モンスターの扱いがすこしぞんざいなところもあったりしました。
大型モンスターの数も結構用意されているのですが、ハンターランクをあげるためのキークエストで倒す必要がない大型モンスターも数体いるので、少しもったいない気がしました。
その際たるものが「百竜夜行」で、大型モンスターが次々と登場するのですが、それらとの駆け引きがほとんどなくて、扱われ方が小型モンスターなみになっているのはどうなのかなぁと思いました。

フィールドマップについて

PS4モンスターハンターワールド」と同様に、フィールドマップはエリアが区切られていますが、エリア移動によるロードは入らず、モンスターもプレイヤーもフィールドマップを自由に移動することができます。
そのため、大型モンスター同士の縄張り争いなども発生します。
f:id:KEN-S:20210512200819j:plain
f:id:KEN-S:20210512201016j:plain
さらに、今回は「翔蟲(かけりむし)」を使って、立体的なマップを平面方向だけでなく、高さまで自由に移動できるため、フィールド探索可能な範囲はかなり広くなっております。
(ちなみに、高所から落下しても、ダメージはありません)
また、マップ上には採取可能なアイテムの他、サブキャンプができる場所や、
f:id:KEN-S:20210512195720j:plain
「先人の遺物」という隠しアイテムなどもあり、それらを探して探索を楽しめました。
f:id:KEN-S:20210512195113j:plain

大型モンスターについて

歴代の「モンスターハンター」シリーズに出ていたモンスターに加え、初登場の大型モンスターが10種類以上追加され、現時点で30種類以上の大型モンスターが登場しております。
f:id:KEN-S:20210512200041j:plain
初登場の大型モンスターは、動きや攻撃パターンが分からないため、初戦闘では相手の出方を見ながら攻撃をするという大型モンスターとの駆け引きは従来同様に楽しめます。
また、これまでに登場した大型モンスターについても、新しい動きや攻撃パターンが増えていたりするので、これまでと同じ感覚でプレイしていると、いきなり手痛いダメージを受けたりして、なかなか楽しめました。
f:id:KEN-S:20210512195940j:plain
大型モンスターの大技が出る前には、ヒントとして師匠が声で教えてくれるのも非常に親切になっております。
個人的には大型モンスターとの駆け引きは従来のシリーズ同様に楽しめました。
ただ、今回新規で追加されたモンスターの中には、攻撃モーションの動きがわかっていても、間合いが想定以上に広かったり、動きが速すぎて視界の外から攻撃されたりと、少し理不尽さを感じるモンスターもいました。
f:id:KEN-S:20210512200410j:plain

オトモについて

プレイヤーについてきてくれるオトモは、従来のシリーズで登場していた「アイルー」に加え、
f:id:KEN-S:20210512204518j:plain
今作では「ガルク」という犬型の生物が追加されました。
f:id:KEN-S:20210512204530j:plain
1人プレイ時は、オトモを最大2体までクエストに連れていくことができます。
「アイルー」だけで構成することもできますし、「ガルク」だけで構成することもできます。
オトモアイルー」は従来通りに、回復効果のある行動をしてくれたり、罠を仕掛けてくれたりと、プレイヤーのサポートを適時行ってくれます。
「オトモガルク」は基本的にはサポート行動はあまり行わず、敵の攻撃がメインの行動となります。
ただし、プレイヤーは「ガルク」に騎乗して、フィールドを移動することもできます。
f:id:KEN-S:20210512201308j:plain
通常、プレイヤーは走るとスタミナが消費されますが、「ガルク」に騎乗して走る場合は、スタミナは消費されないため、ずっと走り続けることができます。
f:id:KEN-S:20210512201327j:plain
「ガルク」に騎乗しながら、砥石や回復薬などのアイテムを使うことができるので、通常は動きが止まってしまう行動であっても、移動しつつ行うことができるので、非常に助かります。
個人的にはオトモとしては「アイルー」と「ガルク」を1体ずつ連れていくのが、バランスが一番良いと感じました。

新要素「百竜夜行」について

次々と出現して里へと侵攻する大型モンスターを、NPCが操作するバリスタや大砲を配置し、撃退するという「タワーディフェンス」のようなゲームモードです。
f:id:KEN-S:20210512195230j:plain
侵攻するまでに準備時間があり、その時間内にマップ上の対モンスター用の設備を配置し、出現する全ての大型モンスターを撃退すればクリアとなります。
f:id:KEN-S:20210512195314j:plain
これまでの「モンスターハンター」シリーズでは、巨大な古龍を倒すのに使うような設備を複数配置でき、しかもそれらが自動で攻撃してくれることもあって、小型モンスターを倒すかのような短時間で大型モンスターを次々と倒すことができます。
f:id:KEN-S:20210512195402j:plain
従来は苦戦する大型モンスターを次々と倒せるというのは、爽快感があるかと問われれば、個人的にはあまり感じられませんでした。
従来の「モンスターハンター」の楽しみである大型モンスターとの駆け引きはほとんどありません。
さらには通常のタワーディフェンスのように、俯瞰でマップを見て、戦況に応じてタップすればすぐに攻撃設備を配置できるというわけではなく、実際にプレイヤーキャラクターを操作して配置場所まで移動する必要があるため、純粋な「タワーディフェンス」よりも戦略性は薄い感じです。
f:id:KEN-S:20210512201104j:plain
アクションゲームとしても、タワーディフェンスとしても中途半端なモードで、個人的には必要なかったのではないかなぁと。
面白くなければ、やらなければ良いと思っていたのですが、集会所クエストでハンターランクをあげるために、数度は必須でプレイする必要があり、個人的にはなんだかなぁという感じでした。

新要素「翔蟲(かけりむし)」について

プレイヤーは今作では「翔蟲(かけりむし)」という虫を移動や攻撃の際に使用することができます。
「翔蟲」を使ったアクションは、ゲージを消費することで行え、ゲージは一定時間の経過で回復します。
f:id:KEN-S:20210512194738j:plain
デフォルトでは連続で2回まで「翔蟲」を使ったアクションができます。
「翔蟲」を使うことで、水平方向へ一気に移動できたり、通常は移動できない障害物の上へ垂直方向へも移動できます。
また、戦闘においては、受け身に使ったり、「鉄蟲糸技(てっちゅうしぎ)」と呼ばれる技を出して大ダメージを与えたりすることができます。
f:id:KEN-S:20210512203137j:plain
さらには大型モンスターに乗ってコントロールできる「操竜(そうりゅう)」を行うことができ、操っている大型モンスターで他の大型モンスターを攻撃したり、壁にぶつけてダメージを与えたりすることもできます。
f:id:KEN-S:20210512195806j:plain
モンスターハンターワールド」の「クラッチクロー」をさらに進化させたような感じです。
従来の「モンスターハンター」シリーズよりも、攻撃方法のバリエーションが増えたような感じです。