本日より、予約が開始された「iPhone6」「iPhone6 PLUS」の機種代金が、au と Softbank から発表されましたね。
Docomo については、まだ決まっていないようで、おそらく au と Softbank の動向を見て、決めるつもりなのかもしれませんね。
- au機種代金
http://www.au.kddi.com/iphone/ryokin/price-6.html
- Softbank機種代金
個人的には、今回はパスする予定ですが、少々気になることが。
それは、機種代金よりも重要な維持費の部分。
各社とも、前面に押している料金プランが、値上がりしているように思われます。
そこに一石を投じるかのように、日本通信から「iPhone6」「iPhone6 PLUS」向けのSIMも出てきました。
http://www.j-com.co.jp/news/release/1410.html
どのサービスが一番お得なんでしょうね?
機種代金について
- 「iPhone6」の 16G / 64G / 128G 本体代金
- 機種代金の総額
au: 72,360円 / 85,320円 / 96,120円 SB: 70,080円 / 83,280円 / 94,080円
- 新規/MNP の実質負担額
au: 0円 / 540円 / 990円 SB: 0円 / 550円 / 1,000円
- 機種変更 の実質負担額
au: 605円 / 1,145円 / 1,595円 SB: 610円 / 1,160円 / 1,610円
- 「iPhone6 PLUS」の 16G / 64G / 128G 本体代金
- 機種代金の総額
au: 85,320円 / 96,120円 / 99,360円 SB: 83,280円 / 94,080円 / 99,360円
- 新規/MNP の実質負担額
au: 540円 / 990円 / 1,440円 SB: 550円 / 1,000円 / 1,450円
- 機種変更 の実質負担額
au: 1,145円 / 1,595円 / 2,045円 SB: 1,160円 / 1,610円 / 2,060円
ということらしいです。
その他に、各社とも様々なキャンペーンを行っているようなので、条件によってはもう少し安くなったりします。
問題は本体価格以上に、月額利用料では?
今回の 「iPhone6」「iPhone6 PLUS」の販売開始で、各社が一押しの利用料金の部分に疑問があります。
auの月額利用料
料金・割引 | スマートフォン・携帯電話 | au
Softbankの月額利用料
http://m.online-shop.mb.softbank.jp/ols/html/model/iphone/plan/index.html
au のサイトを見ると、
電話カケ放題プラン(2700円※)+インターネット接続サービス(300円)+データ定額サービス(2GB:3500円〜)
※誰でも割適用時2年契約で途中解約料(9500円)発生、適用しない場合は4200円
で、最低料金として、6,500円(税別)〜となっています。
SoftBankのサイトも、
通話し放題プラン(2700円※)+S!ペーシックパック(300円)+データ定額サービス(2GB:3500円〜)
※2年契約時の料金
で、最低料金として、6,500円(税別)〜となっています。
ところで、各社の現行モデル「iPhone5s」のLTEのプランはというと、
auの場合、
LTEプラン 934円(1,868円)
LTEプラン | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
LTEフラット 5,700円 (7GB/月まで)
LTEプラン | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
インターネット接続サービス 300円
で、合計 6,934円(税別)
Softbankの場合、
ホワイトプランi 934円(2年契約時)
http://online-shop.mb.softbank.jp/ols/html/memo/pc/white_plan.html
パケットし放題フラット for 4GLTE 5,200円(5,700円) (7GB/月まで)
http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/iphone/white-plan/packet/
S!ペーシックパック 300円
で、合計 6,434円(6,934円)(税別)
「iPhone6」で提示されている料金プランは、話し放題がついてきますが、データ通信量は月2GB/月までの金額です。
これを、iPhone5s時に近い通信量5GB/月(各社7G/月というプランはないので)と想定した場合、
au :2,700+300+5,000 = 8,000円(税別)
SB :2,700+300+5,000 = 8,000円(税別)
という金額になってしまい、従来の料金プランよりも高くなってきます。
「iPhone6」「iPhone6 PLUS」が、従来の料金プランが使えるかは、各社に問い合わせてないので分かりませんが、各社のサイトを見ると、旧来の料金プランはサイトの奥深い所に隠されているため、発見するのが容易ではない感じでした。
スマートフォンで毎月音声電話をする人にとっては、良いのかもしれませんが、私のように従来のガラケーとスマートフォンを併用する人間にとっては、実質的な値上げとしか思えません。
毎月の通信量が 2G に収まる人であれば、値下げとも取れないことはないかもしれませんが、持っていればついつい使ってしまうので、そのまま、キャリアの提案する新料金プランに乗って、これまでと同じ使い方をしていたら、毎月1,000円以上ランニングコストが上昇することになります。
「iPhone6」「iPhone6 PLUS」という売れ筋商品とともに、高い通信料のサービスに移行させようと各社が考えているように思えてしまいます。
SIMフリー版という選択肢
今回、各キャリアから発売されると同時に、Apple からも SIMフリー版の「iPhone6」「iPhone6 PLUS」が発売されます。
iPhone - Apple(日本)
それぞのの価格は
- 「iPhone6」の 16G / 64G / 128G 本体代金(税別)
67,800円 / 79,800円 / 89,800円
- 「iPhone6 PLUS」の 16G / 64G / 128G 本体代金(税別)
79,800円 / 89,800円 / 99,800円
となっております。
日本通信から、「Platinum SIM(プラチナ・シム)」というサービスがリリースされました。
http://www.j-com.co.jp/news/release/1410.html
これを使えば、8GB/月のデータ通信で月々3,980円(税別)という維持費ですむらしいです。
通話もできるらしいのですが、その部分についての料金は明記されていませんでした。
この選択肢を含めて、コストについて検討してみたら、
最も安い「iPhone6」の16GBモデルを、新規契約で2年間利用した場合の料金は
au : (7,020+本体負担0円)x24 = 168,480円 SB : (7,020+本体負担0円)x24 = 168,480円 NT : 4,298x24 + 本体73,224円 = 176,376円
最も高い「iPhone6 PLUS」の128GBモデルを、新規契約で2年間利用した場合の料金は
au : (7,020+本体負担1,440円)x24 = 203,040円 SB : (7,020+本体負担1,450円)x24 = 203,280円 NT : 4,298x24 + 本体107,784円 = 210,936円
※最初の投稿時に、消費税の統一が取れておりませんでしたので修正いたしました。
ただし、上記の条件は au / SoftBank は 電話はかけ放題でデータ通信量は毎月2GBまで。
NT(日本通信+SIMフリーiPhone)の場合は、電話の代金は別で、データ通信量は毎月8GBまで。
データ通信メインで利用する私の場合は、SIMフリー「iPhone6」「iPhone6 PLUS」+日本通信のSIMの方が、使い勝手が良いかもしれませんね。
「iPhone6」「iPhone6 PLUS」の購入を検討されている方は、こういった部分をふまえて、賢い買い物をしてほしいと願っております。