おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

スマートフォン端末のスペックにある「ROM」とは?

au から mineo に MNP して、1カ月以上が経過しました。

au から「mineo」へ MNP 完了しました - おきらく・ごくらく日記

特に通信しにくいといった問題もなく、少し心配していたデータ通信量についても、現在は問題ありません。

mineo へ MNP してからのデータ通信量 - おきらく・ごくらく日記

むしろ、もう一つ安いデータプランに切り替えても良いかと思っているぐらいです。

さて、 mineo に MNP したばかりなのですが、やはり気になるのは他にもっと有利な格安 SIM 会社はないのかという所。

といっても、現在持っている元auiPhone5s が使える会社となると、mineo ぐらいしかないのですが・・・

iPhone5s がハード的に限界が来た時に備えて、様々な格安 SIM 会社の情報収集だけはしておこうと思っております。

さて、そんなことを考えながら、最近話題の 「DMM Mobile」のサイトを見ていた時のこと。

ふと提供されている端末のスペックを見た時に、気になった表記が。

それは、

内臓メモリ RAM:2GB ROM:16GB

という表記。

といっても、「内臓」の文字が誤字だから気になったという訳ではありません。
(※本来は内蔵が正しいと思います)

気になったのは「ROM」という表現。
スマートフォンにアプリなどを記憶しておくことができる内蔵ストレージのことを意味しているようです。


RAMとROM

RAM は、「Random Access Memory」の略。
ROM というのは、「Read Only Memory」の略。
読み出し専用メモリのROM(読み出し専用メモリ)に対して、書き込みもできるメモリをRAMというのが、個人的な ROMとRAMという言葉に対する印象。
すなわち、ROMと言われると、一度書き込んだら書き換えられないものというイメージが強いわけです。

しかし、一方で EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)や、Flash ROM のような、書き込みができるROMも存在していて、電源を落として内容が消えてしまう(揮発性)のメモリをRAMと呼び、電源を落としても内容が残る(不揮発性)のメモリをROMと呼ばれることもあるようです。

果たして、スマートフォン(というか主に Android端末)の内蔵ストレージの呼び方として、ROMというのは正しいのかなぁと。

各社の表現

そこで、スマートフォンタブレットを販売しているメーカーが、どう呼んでいるのかをメーカーの日本語サイトをいくつか回って調べてみました。

メーカー 呼び方
Apple 容量
Sony ROM
シャープ ROM
富士通 ROM
京セラ ROM
SAMSUNG ROM
Huawai ROM
LG ROM
HTC ROM
ASUS ストレージ機能
DELL ハードドライブ
Motorola 内蔵メモリ

Apple は「容量」と記載しておりました。
[asin:B00NRXNAXG:detail]
まぁ、分かりやすい感じですね。

Android陣営は、ROMと呼んでいるメーカーが多い感じでした。

実際に各社のスマートフォンに入っている媒体が何かは不明ですが、「ROM」と呼ぶよりは、「ストレージ」とか「フラッシュメモリ」とかの方が、個人的にはすっきりするのですが・・・

こう考えてしまうのは、スーパーファミコンファミコンといった、ゲームソフトのプログラムがROM媒体で供給され、セーブデータの保存用のバックアップメモリが「S-RAM」と呼ばれた時代を経験してきた、古い人間の感覚なのでしょうかね?

スーパーファミコン時代にゲーム会社でゲームを作っていた過去を持つ身としては、UV-EPROM(Ultra-Violet Erasable Programmable Read Only Memory)のように、紫外線を当てて中身を消すような手間がかかる不揮発性メモリまでがギリギリ「ROM」と呼べて、手軽にデータの保存/消去ができるようなメモリは「RAM」と呼ぶ方がしっくりきます。