おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

写真の保存形式をRAW+JPEGにしてみたら・・・

毎週末、大阪城へ行って、デジカメで野鳥の写真を撮影しております。

いつもの撮影では、JPEG画像のみを記録しておく設定で撮影しておりますが、今日は RAW 画像も残す設定にしてみました。

大阪城野鳥探鳥 2015/01/31 6:50-12:55 - おきらく・ごくらく日記

RAW画像を保存する設定にすることで、これまでの撮影との違いをつらつら書いてみます。


後から画像を調整しやすい

野鳥を撮影した後、自宅に帰って写真を見返す際に、ここはもう少し明る目にしておきたかったということがたまにあります。
しかし、撮影した画像が、JPEG形式のみだと、どうしてもきれいにならない。

それに対して、RAW 画像の方が後から画像に手を加えやすいです。

画像の容量が大幅に増える

出発前に、保存形式をいつもの「JPEG L」設定から、「JPEG L+RAW」に切り替えました。

すると、撮影できる枚数の上限が3800枚程度から、800枚程度に減ってしまいました。

カメラに入れている SDカードの容量は 32GBのなのですが、まさか800枚しか撮影できないとは・・・

過去に1日に1000枚以上撮影した日もあることを考えると、RAW+JPEGで記録する場合は、SDカードの容量が64GBのものが必要かも・・・と思ってしまいました。

連続撮影枚数が低下する

また、設定を変更することで、連続撮影枚数が大幅に減ってしまいます。
EOS KISS X7の場合、「JPEG L」設定時は連続撮影枚数が28枚ですが、「JPEG L+RAW」設定の時は、連続撮影枚数が4枚に減ってしまいます。
「RAW」のみの設定でも連続撮影枚数は7枚になってしまいます。

今日は野鳥の姿が少なかったのと、珍しい野鳥にも出会っていないので、連続で撮影する機会がなく、その部分での影響はありませんでした。
撮影する被写体や状況によっては、4枚までしか連続撮影できなくなると、今後かなり困るかもしれません。

画像の調整に案外時間がかかる

さて、帰宅してから写真を整理しながら、何枚か暗い画像をRAW画像から明るさの調整をしたりしてみました。
実際に、画像を調整するとなると、1枚当たりにかなり時間がかかる感じでした。

RAW画像の調整は、銀塩カメラの現像のような作業とどこかで聞いて、少し楽しみにしていました。
しかし、銀塩カメラで現像が楽しいのは、あくまでフィルムの上限が36枚程度だから楽しめるのであって、デジタル時代で数百枚と撮影した場合には、かなりきつい作業になるなぁと感じました。

結論

少ない撮影枚数で結果を出す場合は、いざという時のためにも、RAW画像で残しておく方が良いのかもしれません。

しかし、野鳥撮影は連続撮影枚数が必要な状況が結構発生してきます。
そうなると、連続撮影枚数を犠牲にしてRAW画像を残すよりも、JPEGで連続撮影しておく方が、良い写真が多くなるような気がします。

また、画像調整の時間も結構かかることを考えると、沢山撮影した後使えそうな物以外を捨てる作業の方が、時間的には短くてすむような気がします。

さらに、RAW画像を残しておくとなると、容量的にもかなり大きいので、保存用のハードディスクなどのストレージがかなり厳しい気もします。

今回テストしてみた結果としては、個人的にはやっぱり従来通り、 JPEG をそのまま撮って出しの方が良いかなぁという感じです。
使えるカット数の面でも、整理する時間の面でも、RAW画像よりJPEG画像のみの方が便利な気がします。

私が野鳥写真撮影のプロで、仕事として写真を撮影していたら話は別かもしれませんが、その場合は使っている機材からして、もっと良いものにしないと、今の機材では対応しきれませんね。

だからプロは、わざわざ重い上級機を利用して、入門機を使ってないんだと、今更ながらに理解しました。(←遅すぎ?)

ただ、写真を趣味にされている他の方たちは、RAWとJPEGの取扱と保存をどうされているのか、是非ご意見を伺ってみたいところです。