おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

大阪城野鳥探鳥 2015/05/17 4:50-12:35

昨日は朝から雨が降って午後から曇り。
用事があったので、大阪城へ行けませんでした。

今日は天気も良かったので、いつも通り早朝から大阪城へ。
日の出時刻は4:53。先週と同様に、4:20起床して、出発。

大阪城へ到着したのは4:50頃でした。
先週同様、今日も野鳥の鳴き声があまり聞こえませんでした。

飛騨の森に入っても、さえずりといえば、シジュウカラの声ぐらい。
他に聞こえるものは、スズメの鳴き声とムクドリの声。

こうなると、野鳥を探すのも一苦労です。
暗い中、高い木の枝を確認したり、灌木の茂みを調べたりしても、野鳥の姿は見れず。

かなり遠くの本丸の方から、「テッペンカケタカ」の声が聞こえてきました。
おそらく、ホトトギスだとは思いますが、飛騨の森からではあまりにも遠く、向かったとしてもトケン類は探し出す自信もないので、そのまま声を聞きながら飛騨の森を回ります。

途中、何カ所かハシブトガラスが営巣中で、雛を育てているのか、少し近くを通るだけで、嘴を木に打ち付けるようなそぶりで威嚇してきます。
別に何をするつもりもないのですが、カラスにしてみれば、近づくものは敵と思っているのでしょうね。

飛騨の森を片道過ぎた段階で、めぼしい野鳥の写真は撮影できず。
これは先週よりも野鳥が少ないかも。

北外堀に何かいないかとのぞけば、カワウが羽根を広げておりました。
カワウ

本日まともに撮影できた第一号がカワウでした。

その後、すぐ近くにメジロがいました。
メジロ
3羽ぐらいの群れでした。

その後、エナガの群れにも遭遇。
エナガ
こちらも3〜4羽ぐらいしか見かけませんでしたが、もしかしたら、こちらから見えない位置にもう少しいたのかも。
ほとんど、移動中の状態でしたので、全部で何羽いたかは確認できませんでした。

その後、木の上で移動する野鳥の姿。確認するとキビタキのオスでした。
キビタキ・オス
いつもなら色々な鳴き声で、私を翻弄してくれるキビタキですが、今日は一切鳴かず、木の上を行き来しておりました。
鳴かないと、キビタキも発見が難しいですね。

その後、いくつかあるカラスの巣のうちの1つで、カラスの雛が大きな声で鳴いているのを耳にします。
最初は、親鳥にエサでもねだっているのかなぁと思って気にしませんでしたが、声がなかなか止まない感じ。
もしかして、カラスの雛ではなく、他の野鳥かなぁと思ってみたり、何かに教われているのでは? と思ってみたり。
少し気になって、巣が見えるところまで移動したところ、突然その巣から何かが落ちるのを目撃。
それは途中で木の枝に引っかかりました。
気になって、カメラを向けてみたところ、カラスの雛が落鳥しておりました。
カラスの雛落鳥
見れば木に引っかかっていても、まだ生きている様子。
かといって、引っかかっている枝は、3m程度の高さにあるので、私が何かをできるわけではなく、手を出せばたちまち親鳥に襲われるでしょう。
さて、どうするかと思案していると、ひっかかったひな鳥は、その後も少し暴れ、引っかかっていた枝から落下。
私が見ている目の前で、地面に叩き付けられてしまいました。
落ちた直後は、まだ首を上げていましたが、その後すぐに、首を落としてしまい、絶命してしまいました。
嘴の奥の赤色が、流血しているようにも見えて何だかやるせない感じでした。
とりあえず、その場で手を合わせて、ひな鳥の冥福を祈っておきました。
大阪城ではおそらく敵なしのカラスも、ひな鳥の間は危険が一杯で、まさか落鳥で命を落とすとは思っていなかったでしょうに、少し可哀想に思えます。

そこを通り過ぎ、再び北外堀を覗くと、キンクロハジロが。
キンクロハジロ
この時期まで残っているということは、この個体は大阪城で越夏するつもりなのかも。

さらに、堀の上を飛ぶ白っぽい鳥影を発見。
アオサギか、コサギかと思ってみてみたら、どうも少し違う感じ。
とりあえず、飛んでいるところを撮影し、対岸の木に止まったのを確認して、それも遠いものの撮影してみました。
撮影した写真を確認したところ、どうやらササゴイのようでした。
ササゴイ
ササゴイ
下の写真は、中央付近にいるのですが、この写真ではかなり小さいので、分かりづらいかもしれませんね。
上記写真をクリックして飛べるリンク先(Flickrの元写真ページ)で写真をにクリックすれば、拡大してご確認いただけます。
数年前に流行した「ウォーリーを探せ」ではありませんが、「ササゴイを探せ」ということで、是非お試しください。

その後、さらにエナガの集団に遭遇。
エナガ
先ほど遭遇した集団と同じかもしれません。
撮影した後、自宅でアップする写真を選択している時に気づいたのですが、目が赤い個体(幼鳥)がいました。
エナガ
エナガ

飛騨の森ではこれ以上の野鳥は見れそうになかったので、梅林へ移動しました。

梅林では、ムシクイの姿を見かけました。
鳴き声は聞いてませんが、おそらくメボソムシクイかなぁと思っております。
メボソムシクイ?

後はスズメが愛を営んでいる姿ぐらいしか見れませんでした。
スズメ

その後、豊国神社と修道館を回ってみましたが、特にめぼしい野鳥は見れませんでした。

引き続き配水場へ移動するとメジロが。
メジロ

か細い声で「ヒョロヒョロ」と鳴く野鳥がいるので、何かなぁと探したところ、サイズ的にはツグミシロハラぐらい、背中が薄い茶色でお腹が白っぽい野鳥の姿を一瞬だけ見る事ができました。
しかし、撮影しようとカメラを構えると、そのまま木の枝を渡りつつ上の方へと消えてしまいました。
果たして、何の野鳥だったのか、非常に気になります。

その後、しばらくは野鳥の姿を見かけませんでした。
遠くでホトトギスの声は相変わらず聞こえておりましたが、飛騨の森の方から聞こえたり、梅林から聞こえたりしていたので、そのうち配水場に戻って来るかと期待しつつ、かなり長い間待ってみましたが、結局来てはくれませんでした。

そろそろ別の場所へ移動しようかと思っていたら、少し離れた位置にいたカメラマンが何かを撮影している姿を見かけ、気になって近づくと、すぐ近いところで、アオバトが食事中でした。
アオバト
アオバト
こちらに気づいても、一向に気にせずに、食事を続けておりました。
アオバト
アオバト

日本庭園では、キビタキのオスを見ました。
キビタキ・オス
撮影中、西の丸庭園か飛騨の森あたりで、またホトトギスの声を聞きました。
近いところにいるのですが、なかなか同じ場所にはとどまってくれない感じ。

音楽堂西通路では、コゲラが数羽群れで飛び回っておりました。
コゲラ
コゲラ
もしかしたら、親子なのかもしれませんね。

市民の森へも行ってみましたが、こちらもめぼしい野鳥は見れませんでした。

その後、最後にと立ち寄った教育塔の裏の森では、キビタキのメス(多分オオルリのメスではないと思います)。
キビタキ・メス
キビタキ・メス

さらには、コサメビタキ
コサメビタキ
コサメビタキ

そして、再びアオバトがいました。
アオバト

先週見られたサンコウチョウは一羽も見れず、随所で見られたキビタキも2羽ぐらいしか見れませんでした。
もしかしたら、そろそろ春の渡りが終わってしまうのかも。
そうなると、一気に野鳥の数が減るので、せめて今月一杯はもう少し色々な野鳥を見せてほしいなぁと思っております。

本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城野鳥(2015/05/17) | Flickr


北外堀

梅林 -7:20

  • メボソムシクイ?
  • スズメ

配水場 7:40-9:30

日本庭園 -10:00

音楽堂西通路 10:15-11:00

市民の森 -11:25

教育塔 -12:25