結果は、反対派が1万票ほどの差で勝利し、大阪都構想は無くなりました。
個人的には、開票前から今回は成立しないだろうなぁと思っておりました。
まぁ、すでに結果が出ているものに、こうだと思っていたと言っても仕方が無いのですが・・・
結局、「大阪都構想」という言葉と、大阪市が消滅するということ以外に、内容がきっちりと伝わっていないというのが、敗因だったのではないかなぁと。
大阪市がなくなると言われると、愛着がある人にとっては、それ以上のメリットを提示しなければ、変わりたくないと思うのが普通だと思います。
大阪市はなくなるけど、こんなにすごいメリットがありますよと、もっと市民のメリットを明確にしてあげないと、変化させることは厳しい。
私も「大阪都構想」の内容がほとんど把握できていなかったので、先週「大阪都構想」の住民投票の前に、具体的に何がどうなって、メリットは何か、それに対してデメリットは何かということを調べようとしたのですが、そういったものを軽く調べただけでは、見つけることが出来ませんでした。
軽くとは言え、積極的に調べた私でさえ、「大阪都構想」がどういったものなのかを調べても内容を見つけることができないのだから、調べなかった人は、街中を回る街宣車の言葉だけで判断したのではないかなぁと。
今回の選挙の最初からの流れを見ていても、
という、流れしか見えてなくて、内容が分からないまま住民投票をさせられたようなイメージがあります。
もう少し「大阪都構想」によるメリットとデメリットを周知徹底した後、住民投票をすればもう少し結果は変わっていたのではないかなぁと思いました。
結局、今回の住民投票は
- 大阪市の存続の賛否
- 橋下さんが好きか嫌いか (信用できるかできないか)
だけで判定されたのではないかなぁと。
「大阪都構想」によって、二重行政で無駄を撤廃する結果、市民の暮らしにどう影響するのかというのは、二の次になっていたのではないかなぁと感じました。