本日(9/10)、Apple の発表会にて「iPhone6s」「iPhone6s Plus」「iPad Pro」「Apple TV」「iPad mini4」が発表されました。
http://www.apple.com/apple-events/september-2015/www.apple.com
「iPhone6s」「iPhone6s Plus」については、例年通り、順当な感じの発表。
2015/9/12より予約が開始され、2015/9/25発売予定。
「iPad Pro」については、かなり前から噂されていた大画面(12.9インチ) iPad が、ようやくのお目見えという感じ。
2015年11月発売予定。
「Apple TV」は少し前からゲームもプレイできるという噂通りの形で発表。
2015年10月発売予定。
「iPad mini4」も出ると言われていた通りに発表となりました。
すでにストアでは購入できるようです。
通常の「iPad」シリーズである、「iPad Air2」の後継機については、今回は未発表でしたが、かなり盛りだくさんな感じの発表会ではないでしょうか。
ただ、個人的には、色々とイマイチな感じがしております。
「iPhone6s」「iPhone6s Plus」について
それぞれ、「iPhone6」「iPhone6 Plus」の正当進化という事になります。
カラーがこれまでの「シルバー」「ゴールド」「スペースグレイ」に新たに「ローズゴールド」が追加されました。
3D Touch という液晶への圧力操作機能が追加され、軽くタッチする「Peek」と深くタッチする「Pop」という新しい操作が加わりました。
「タッチ」「スワイプ」「ピンチ」そして「Peek」「Pop」と、どんどんと操作が複雑になっているような気がしますね。
iSightカメラが 8Mピクセルから 12.1Mピクセルに進化して、4K(3840x2160)ビデオが撮影できるようになりました。
ただし、4Kは 30fps のみのようです。
従来の 1080HD(1920x1080)についても、30fps/60fps での撮影はできるようです。
それ以外のスペックについては
iPhone6 | iPhone6s | iPhone6 Plus | iPhone6s Plus | |
容量 | 16G/64G/128G | 16G/64G/128G | 16G/64G/128G | 16G/64G/128G |
サイズ | 138.1x67.0x6.9 | 138.3x67.1x7.1 | 158.1x77.8x7.1 | 158.2x77.9x7.3 |
重量 | 129g | 143g | 172g | 192g |
液晶サイズ | 4.7インチ | 4.7インチ | 5.5インチ | 5.5インチ |
解像度 | 1334x750 | 1334x750 | 1920x1080 | 1920x1080 |
チップ | A8/M8 | A9/M9(組込型) | A8/M8 | A9/M9(組込型) |
iSightカメラ | 8Mピクセル | 12.1Mピクセル | 8Mピクセル | 12.1Mピクセル |
FaceTime HDカメラ | 1.2Mピクセル | 5Mピクセル | 1.2Mピクセル | 5Mピクセル |
ビデオ | 1080p HD(30fps/60fps) | 4K(30fps) | 1080p HD(30fps/60fps) | 4K(30fps) |
SIMフリーモデルのAppleストアでの現在(2015/9/10)の予定価格は
16GB | 64GB | 128GB | |
iPhone 6s | 86800円 | 98800円 | 110800円 |
iPhone 6s Plus | 98800円 | 110800円 | 122800円 |
いずれも税抜価格です。
4Kビデオが撮影できるようになったのが、大きいですが、液晶画面の解像度が低いので、撮影した4Kビデオをそのままの状態(ドットバイドット)で見ることはできないですね。
現状で、我が家に4Kをドットバイドットで見ることができるモニターやテレビがないので、4Kビデオが撮れると言われても、それほどメリットを感じておりません。
4Kテレビを持っている人であれば、メリットはあるのかもしれませんが・・・
撮影した端末(iPhone6s / iPhone6s Plus)でもドットバイドットで見れないとなると、一体何のための 4Kビデオなのか・・・
おそらく容量もかなり大きいことを考えると、いずれのモデルも最低容量の16GBを購入してしまうと、ストレージ容量不足で後悔することになりそうですし・・・
「iPad Pro」について
大別すると、Wi-Fiモデル(32GB/128GB)と、Wi-Fi+Cellularモデル(128GB)がリリースされるようです。
カラーは「シルバー」「ゴールド」「スペースグレイ」の3色です。
チップは A9X/M9のセット。
「iPad Air2」 は A8X/M8 のセットでした。
画面サイズは 12.9インチ、解像度は 2732 x 2048 となります。
「iPad Air2」は 9.7インチで解像度が 2048 x 1536 です。
8MピクセルのiSightカメラと、1.2MピクセルのFaceTime HDカメラは「iPad Air2」と同じ。
本体サイズは 305.7 x 220.6 x 6.9 です。
「iPad Air2」は、240 x 169.5 x 6.1 です。
重量は 713g(Cellularモデル:723g)。
「iPad Air2」は 437g(Cellularモデル:444g)。
別売りのオプション品として、「Apple Pencil」($99)という筆圧感知できるペン端末と、「Smart Keyboard」($169)と呼ばれるキーボード型のカバーも発表されております。
「iPad Pro」の日本での価格を予想してみる
現時点では「iPad Pro」の価格はドル表記しかありません。
日米で販売されている Apple 製品の価格をから「iPad Pro」の日本国内での価格を予想してみると、
モデル | 容量 | 米 | 日(予想) |
iPad Pro Wi-Fi | 32G | $799 | 86800円 |
iPad Pro Wi-Fi | 128G | $949 | 122800円(or 107800円) |
iPad Pro Wi-Fi+Cellular | 128G | $1079 | 136800円(or 121800円) |
ぐらいになるのではないかなぁと思います。
それぞれの予想根拠としては、
「iPad Pro Wi-Fi 128G」の $949 という価格は、アメリカでの「iPhone6s Plus 128G」の販売価格と同じなので、日本では同モデルが122800円で販売されていることから予想した価格。
その一方で、「MacBook Air 13 128G」が $999 で、日本では112800円で売られていることを考えると、107800円ぐらに設定されるのかなぁと思ったりもしております。
「iPad Pro Wi-Fi+Cellular 128G」は、Wi-Fiモデルとの差額が $130で、他のiPad シリーズの 差額と同じとで、日本の差額は14000円プラスなので、122800円+14000円=136800円。
もし、 MacBook Air準拠の場合は、107800+14000=121800円
「iPad Pro Wi-Fi 32G」の $799 は、「iPad Air2」の各モデルのステップからの推測。
モデル | 容量 | 日 | 米 |
iPad Air2 | 16G | 53800円 | $499 |
iPad Air2 | 64G | 64800円 | $599 |
iPad Air2 | 128G | 75800円 | $699 |
$100ずつ上がると、11000円ずつ上がっているので、75800円+11000円=86800円。
という感じで予想した価格です。
「Apple TV」について
新「tvOS」を搭載して、しくゲームができるようになりました。
リモコンも「Siri Remote」になり、加速度センサーとジャイロスコープ、Siri用デュアルマイクロフォン、ガラス製タッチサーフェスなどを搭載。
タッチサーフェスはタップやスワイプといったiPhoneやiPadと同じ使い方ができるようです。
加速度センサーとジャイロスコープによって、さながら、「Wiiリモコン」の様な使い方を想定している感じです。
リモコン用のストラップも別売りで用意されるそうです。
Apple TVのスペックは
容量 | 32G / 64G |
チップ | A8チップ |
サイズ | 98 x 98 x 33 |
重量 | 425g |
機能及び端子は、
などがついています。
リモコン (Siri Remote)は
サイズ | 124 x 38 x 6.3 |
重量 | 47g |
リモコン側の機能としては、
が備わっています。
「iPad mini4」について
あまり大々的にはアピールされてなかったようですが、「iPad mini 3」から少し進化しているようです。
主な進化点としては、
という点でしょうか。
スペックとしては、
iPad mini 3 | iPad mini 4 | |
チップ | A7/M7 | A8/M8 |
iSightカメラ | 5Mピクセル | 8Mピクセル |
Facetimeカメラ | 1.2Mピクセル | 1.2Mピクセル |
ディスプレイサイズ | 7.9インチ | 7.9インチ |
画面解像度 | 1536 x 2048 | 1536 x 2048 |
サイズ | 200 x 134.7 x 7.5 | 203.2 x 134.8 x 6.1 |
重量 | 331g(Cellular:341g) | 298.8g(Cellular:304g) |
と、「iPad mini 3」に比べると薄くなって軽くなって、面積は少し大きくなったという感じです。
「iPad mini 4」各モデルの価格は
16G | 64G | 128G | |
Wi-Fi | 42800円 | 53800円 | 64800円 |
Wi-Fi+Cellular | 56800円 | 67800円 | 78800円 |
いずれも税別。
今回の発表の個人的な感想
個人的に気になるのは、「Apple TV」のゲーム機能でしょうか。
任天堂の「Wii U」との間で、ライトなゲームユーザー層の取り合いになって来そうな感じ。
と言うか、スマートフォンの個人開発者が、コンソールゲームの開発に進出できると言うのは、インパクトが大きい気がします。
アプリを開発する身としては、この部分が気になっております。
今後のゲームという文化における時代の流れの中で、もしかしたらこれが転換点になってくるのではないかなぁとも感じていたりします。
大きくなった「iPad Pro」については、個人的には、イマイチ使い勝手が悪いかなぁと感じております。
必要とされている人もいるとは思いますが、ここまでのサイズだと、普通に「MacBook」の方が、仕事にも使いやすいかなぁというのが正直な感想です。
「iPad Pro」と「MacBook」「MacBook Air」のスペックを比較してみると
iPad Pro | MacBook | MacBook Air 13 | MacBook Air 11 | |
容量 | 32G/128G(Cellular:128G) | 256G/512G | 128G/256G | 128G/256G |
画面 | 12.9 | 12 | 13.3 | 11.6 |
解像度 | 2732 x 2048 | 2304 x 1440 | 1440 x 900 | 1366 x 768 |
サイズ | 305.7x220.6x6.9 | 280.5x196.5x13.1 | 325.0x227x17 | 300x192x17 |
重量 | 713g(Cellular:723g) | 920g | 1350g | 1080g |
という感じです。
ちなみに、それぞれのモデルの価格はというと、
モデル | 容量 | 米 | 日 |
MacBook | 512G | $1599 | 184800円 |
MacBook | 256G | $1299 | 148800円 |
MacBook Air 11 | 256G | $1099 | 126800円 |
MacBook Air 11 | 128G | $899 | 102800円 |
MacBook Air 13 | 256G | $1199 | 136800円 |
MacBook Air 13 | 128G | $999 | 112800円 |
iPad Pro Wi-Fi | 32G | $799 | 86800円(予想) |
iPad Pro Wi-Fi | 128G | $949 | 122800円(or 107800円)(予想) |
iPad Pro Wi-Fi+Cellular | 128G | $1079 | 136800円(or 121800円)(予想) |
いずれも税別価格です。
個人的には、値段を考えないのであれば、仕事で使うことも考えると、キーボードが欲しいので、この中では「MacBook」が一番使いやすいような気がします。
一応「iPad Pro」も外付けの「Smart Keyboard」が$169で販売されるそうですが、それと一緒に持ち歩くのであれば、「MacBook」の方が色々と使い勝手が良いように思ってしまいます。
あと、「iPhone6s」「iPhone6s Plus」については、順当な進化で、特に何の感想もありません。
現在モデルのデザインが好きではないので、欲しいともあまり思いませんし・・・
先日発表されたSONY「Xperia Z5」シリーズの方がデザイン的には好きですし、ハードのスペックも上だと思っております。
「Xperia Z5」シリーズのスペック的には以下のような感じです。
「iPhone6s Plus」と「Xperia Z5 Premium」
iPhone6s Plus | Xperia Z5 Premium | |
容量 | 16G/64G/128G | 32G |
画面サイズ | 5.5インチ | 5.5インチ |
解像度 | 1980x1080 | 3840x2160 |
カメラ | 12Mピクセル | 2.3Mピクセル |
サイズ | 158.2x77.9x7.3 | 154.4x75.8x7.8 |
重量 | 192g | 180g |
同じ4K動画撮影機能があって 「Xperia Z5 Premium」だとドットバイドットで動画を表示できます。
「iPhone6s」と「Xperia Z5」「Xperia Z5 Compact」
iPhone6s | Xperia Z5 | Xperia Z5 Compact | |
容量 | 16G/64G/128G | 32G | 32G |
画面サイズ | 4.7インチ | 5.2インチ | 4.6インチ |
解像度 | 1334x750 | 1920x1080 | 1280x720 |
カメラ | 12Mピクセル | 2.3Mピクセル | 2.3Mピクセル |
サイズ | 138.3x67.1x7.1 | 146x72x7.3 | 127x65x8.9 |
重量 | 143g | 154g | 138g |
ただ、「Xperia Z5」シリーズはOSがAndroid なので、セキュリティ的な部分と、使用しているアプリなどを考えると、今ひとつ移行したいという気が起きない状況にあります。
現在使っている「iPhone5s」が壊れたりしない限りは、来年発表されるであろう「iPhone7」までは、買い替えないで見送りかなぁという感じです。
まぁ、私が買わなくても、きっと市場では沢山売れるのでしょうけど・・・
日本では総務省の方針で、販売された端末については、SIMロック解除したり、2年縛りを廃止する方向に向かっているので、端末代金のサポートについては、これまでよりも少なくなることが予想されます。
そうなると、もしかしたらこれまでほどには売れなくなるのかもしれませんね。