本日は、大阪マラソンでした。
土佐堀通りなどは、時間帯で車が入れなくなったりと交通規制も発生。
大阪城も、マラソンのスタート地点として設定されているために、場所によっては特定の時間で、ランナー以外は立ち入り禁止となる場所も。
さらには、上空を中継用などのヘリコプターが飛ぶため、野鳥探鳥にはコンディション的にあまりよくない。
そんなことを知りつつも、昨日は時間が取れず、今日しか探鳥できませんでした。
いつものように早朝6時前には大阪城へ到着。
本日の日の出時刻は6時11分のため、まだ暗い状態です。
西外堀でカルガモを観察したあと、飛騨の森へ。
ところが、飛騨の森へと通じる京橋口がすでにフェンスで大半閉じられていて、かろうじて横に開いた隙間から入れるぐらいの状態。
思ったよりも早く、入れなくなりそうな感じ。
いつもの場所に自転車を止めて、足早に飛騨の森を回ります。
しかし、時間的にまだ暗いので、野鳥の姿はあまり見れず。
飛騨の森の端まで行った時に、少し先の薮の端に動くものを発見しました。
周囲がまだ暗くて、動いているもので、生き物とは限りません。ましてや野鳥であるかはしばらく見続けないとわからないぐらいの状態。
しかも、今日は少し風があって、地面に落ちてる葉っぱが動くのをみて、野鳥かと勘違いすることも数度ありました。
今回もそうかなぁと思ったものの、とりあえず、カメラを向けてファインダーを覗いてみると、今回は野鳥っぽい動き。
それでも周囲が暗くて、カメラのファインダー越しでは何の野鳥かまでは分からず、写真を撮ってみることに。
そこで撮影した写真がこちら。
これは、コマドリでは?
しかし、結構警戒しているらしく、この1枚が撮影できた後、再び薮の中へと消えてしまいました。
10分ぐらい粘ってみましたが、結局出てきませんでした。
今季初のコマドリですが・・・証拠写真になるかなぁというレベルの出来で、少々ショックでした。
その後、近くで、こちらも今季初となるジョウビタキのメスも撮影できました。
こちらも葉っぱがかぶってしまって、まともな写真とは言えませんが・・・
早朝に大阪城を回ると、色んな野鳥を見る事はできますが、やはり撮影条件としては厳しいので、写真としてはダメなものしか撮れませんね。
それでも、人が来る前なので、野鳥も比較的警戒心が少ないのか、多くの野鳥を見る事ができるので、撮影できなくても、見れるだけ良いのかもしれません。
北外堀に目を向けると、アオサギが。
ホシハジロのメス
先の2羽に新たにハシビロガモが合流しました。
少し離れた場所にキンクロハジロ
そして、北外堀撮影中にタイムアップ。
ガードマンが数人飛騨の森を巡回し、大阪マラソンの選手控え場所になるので、ランナー以外は追い出されることに。
飛騨の森をまだあまり回れていない状態で、かなり後ろ髪を引かれる状態での退出となりました。
聞けば、10時ぐらいなら立ち入り制限が解除されるとのことなので、時間があれば後から回ることにしました。
梅林では、今季初のジョウビタキのオスに出会えました。
梅林の各所でジョウビタキのオスを見ており、全部で5羽ぐらいはいたのではないかと思います。
先週末には、1羽も見れなかったジョウビタキが、今日になってかなり多く見られました。
冬の足音が近づいていることを感じますね。
東外堀には、先週以上にカモが多く到着しておりました。
ハシビロガモ
梅林を出て、豊国神社へ向かう途中に、内堀の対岸で動き回る野鳥の姿を発見。
撮影してみたら、キセキレイでした。
さらには、ハクセキレイも3羽ほどが内堀を飛び回っておりました。
豊国神社では、キビタキのメス型
ジョウビタキのオス
メジロにも出会えました。
そして、水飲み場では、ムシクイが水浴びをしておりました。
コサメビタキもいました
ジョウビタキのメス
豊国神社を後にして、博物館へ向かうと、大将さんに出会いました。
とりあえず、飛騨の森でコマドリがいた事を伝えたり、大阪マラソンのおかげで、野鳥を探す場所が限られているというような話をしているときに、エゾビタキを発見しました。
その後大将さんと分かれて、配水場へ。
配水場では、ジョウビタキのメス
キビタキのメス型
今季初のシロハラも見れました
さらには、こちらも今季初のツグミ
シロハラとツグミが見れたということで、ますます冬が近いなぁと感じます。
そして、これも・・・シロハラだと思うのですが、先の個体と同じかは分かりません。
その後日本庭園を覗きましたが、何もいませんでした。
豊国神社へ戻って来るとメジロ
キビタキのメス型
フレンドリーなヤマガラも近くまで来てくれました
音楽堂西通路へ移動すると、見れたのはヒヨドリぐらいでした
南外堀ではヒドリガモ
左下のヒドリガモは眼の周りに緑色が入ってます。雑種なのかも・・・
この後、人工川や教育塔を回りましたが、特に野鳥の姿を見る事はありませんでした。
いつもなら、ここまでで探鳥も終了ですが、朝に無理矢理追い出された形。
やはり、最後に飛騨の森を回ることにしました。
ジョウビタキのメスがいました。
その後、多くのカメラマンがとある薮をカメラで狙っていました。
大将さんがいたので、何が撮れるのかと聞くと、コマドリとの答えが。
私が朝に目撃した茂みは、大阪城の清掃によってかなり葉の数が少なくて茂み自体に隙間があったので、道路沿いの垣根を移動して、この茂みに移動してきたとのこと。
その移動をしっかりと捕えている大将さんの眼力には、敬服してしまいます。
せっかくなので、私もその撮影集団に混ざることに。
結構頻繁に茂みの中から出入りしているらしく、数分ぐらいで撮影できました。
その後、大将さんが他の茂みにノゴマのオスもいると教えてくれ、そちらを探しに。
茂みへの移動途中、ジョウビタキのオスがいたので撮影。
大将さんから教えてもらった茂みの方には、カメラマンが一人もいませんでした。
ノゴマよりもコマドリの方が皆さん気になるようで・・・
ただ、探しても、ノゴマの姿は見つからず、この茂みではないのかとあきらめかけたところ、何とか姿を見かけました。
数枚撮影したものの、トレードマークの赤色の喉は撮影できず。
そのまま茂みの奥の方へと姿を消しました。
さて、このまま再び出て来るのを待つべきか、それともこのまま帰るべきか・・・
悩みながら、茂みの前で待っていると、再びノゴマのオスが出てきてくれました。
しかも、周囲を警戒しつつも、結構近いところまで来てくれました。
私も驚かさないように、できるだけ小さい動きしかせず、自然の中に最初からあるモノのように息を殺しつつ、ひたすらシャッターを押し続けます。
そのうち、私のことを風景程度の思ってくれたのか、周囲の土を掘り返して餌となる虫を探し始めたりしました。
周囲にカメラマンはいなかったので、まるで私一人だけの専用モデルのようでした。
色々と設定をいじったりして、撮影し、結局、ノゴマのオスを撮影した枚数は、300枚オーバーでした。
その後、他のカメラマンさんがノゴマを撮影にやって来たので、十分に撮影した私はそっとその場を離れることにしました。
とりあえず、ノゴマを十分に撮影できたので、今日の収穫は十分と思い大阪城を去ろうとしたところ、頭上で鳴き声が。
帰る間際にカワラヒワを撮影できました。
さらに、その横で野鳥が飛ぶ姿を目撃してしまい、見に行くとコサメビタキでした。
本日は、大阪マラソンで大阪城が騒がしい中、ノゴマ、コマドリとあまり出会えない野鳥と出会えたり、今季初のジョウビタキ、ツグミ、シロハラなど冬を感じさせる多くの野鳥が撮影できたのは、かなりの幸運ではなかったかなぁと。
本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城探鳥(2015/10/25) | Flickr
西外堀
1カルガモ
博物館
- エゾビタキ
- メジロ
修道館
音楽堂西通路 10:45-11:00
- ヒヨドリ
- モズの声