先週末はバタバタしていて、大阪城へ行けなかったので、2日遅れで本日大阪城へ。
本日の日の出時刻は6時19分。
私が大阪城へ到着したのは、6時ちょうど。
当然、辺りはまだまだ暗くて、西外堀にいる水鳥の水紋を見つけないと、そこに野鳥がいるかも分かりにくい状態。
そんな中でも、声だけは聞け、カワセミが鳴きながらとんでいるのは分かります。
外堀の中でも、石垣の影が写り込まない位置であれば、何とか姿を確認することができ、声の主であるカワセミらしき野鳥がその位置を飛んだので、姿というか、シルエットだけは確認できました。
当然、暗すぎてオートフォーカスも動作せず、撮影などは不可能。
とりあえず、声から飛んでいる位置をつかむと、おそらく2羽のカワセミがいたのではないかなぁと。
さて西外堀にいる水鳥の方に目をやると・・・まぁ、暗くてほとんどシルエットでしか確認できません。
感度を25600まで上げて撮影すれば、何とか画像が汚いなりにも何かは確認できます。
で、シルエットを確認したところ、カモではない水鳥の姿が確認できたので、撮影したところ、バンでした。
あとは、おそらくアオクビアヒルも。
そばにカルガモがいて、それよりもかなり大きかったので、多分マガモではなくアオクビアヒルではないかなぁと思います。
ざっと西外堀を確認した後、飛騨の森へ。
結構いろんな野鳥が鳴いておりましたが、実際に姿を確認できたのは近くで見れたメジロやシジュウカラぐらい。
ジョウビタキやモズの声も聞こえるのですが、辺りが暗いため、姿の確認はできず。
とりあえず、飛騨の森を回るのはまだ少し早いと思って、内堀を覗いてみることに。
内堀には、キンクロハジロがいました。
さらに石垣の対岸に小さな鳥影。撮影してみると・・・キセキレイでした。
ほとんど、ウォーリーを探せ状態の写真ではありますが・・・
何とか周囲が少し色の判別ができるような明るさになってきたところで、飛騨の森の方を確認。
聞こえてきたのはジョウビタキの声。姿を探すと空抜けではありますが何とか撮影。
ジョウビタキのオスです。
背景は完全に白飛びしておりますが、ジョウビタキのオスと判別できるようにするには、これぐらい露出オーバーにしないと撮れなかったりします。
そのジョウビタキのオスが止まっていた枝が北外堀近くだったので、少し近づいて、もう少し良い写真を撮ろうと思ったところ、北外堀の下の方からセキレイの声。
多分ハクセキレイだろうと思いつつ、下を覗くと、顔がかなり黒い。
これはもしかして・・・と撮影してみると、やはりセグロセキレイでした。
さらにその横には、キセキレイもいます。
大阪城でセグロセキレイを見るのは、かなり久しぶり。
調べてみたら、私個人として大阪城での観察は2013年の11月30日以来のようです。
しかもその時は撮影できていなかったようなので、もしかしたら私が大阪城へ来るようになって、大阪城でセグロセキレイを撮影したのは初めてかもしれません。
先ほどはイマイチの写真だったので、キセキレイをメインにして、セグロセキレイをサブにした写真も撮ってみました。
まぁ、結構距離があるので、あまり大きくは撮影できておりませんが、お許しください。
その後、メジロ
ジョウビタキのメス
北外堀でオオバン
ジョウビタキのオスをあらためて近くで。
ヤマガラもいました。
そして、以前聞いたことがあるものの、何の野鳥か思い出せない声。
その声の主を探すと・・・シメでした。
半年ぐらい声を聞いていなかったので、忘れかけておりました。
今シーズン初のシメとなります。
さらには、早朝来てすぐにチッチッという声を聞いていたものの、姿を見れなかったエンベリザ。
明るくなってから声が聞こえたので待っていると、姿を見せてくれました。
こちらも今季初のアオジです。
飛騨の森を後にして梅林へ。
梅林で最初に見れたのは、シメでした。
先ほど飛騨の森でも2羽いて、梅林にも2羽いたっぽいので、もしかしたら飛騨の森から移動してきた同一集団かもしれません。
カワラヒワもいました。
ここにもジョウビタキのオス
梅林を後にして、豊国神社へ。
豊国神社へ到着すると、聞こえて来るのはヒヨドリの声。
それ以外の野鳥の声はあまり聞こえません。
そんな中、2番櫓のそばにある木の下を通ると、木の上から何やら「チューイ」というような野鳥の声が聞こえます。
この鳴き声は淀川で聞いた事があるような・・・オオジュリンとか、ツリスガラとかの声に近いような感じ。
姿を探してみると・・・木の上にいました。
これは・・・オオジュリン? それとも、アオジ? カシラダカ?
撮影していると、やがて木から下りて下へ。
この木自体が、櫓の高台の上に植えられた木で、下りた先も櫓の高台の上だったので、私がいた場所からは階段を上らないと姿を確認できません。
慌てて階段を上って姿を探すと、櫓の高台にある手すりの上に止まっておりました。
後ろ姿を見ると、腰の鱗状の模様がないように見えるので、カシラダカではないと思うのですが・・・
嘴の形を見ると、オオジュリンっぽい気がします。
地鳴きとしては「チューイ」に近いオオジュリンっぽい声だったのですが・・・
時間が経ってみると、もしかしたら声は勘違いだったのかもという気も・・・
穴の中に顔を突っ込んで、溜まっていた水を飲んだりしているようでした。
動画も撮影してみましたが、どうやら石垣の上に飛び回っていた沢山の虫を捕食していたように見えます。
youtu.be
撮影した直後、親方さんが通りがかったので、意見を求めたところ、鳴き声がチューイなら、オオジュリンかなぁという答え。
その後、長年大阪城で野鳥の観察をされている元山様にもお会いして、お話したところ、オオジュリンなら大阪城では初観測と言われ、写真を送ってほしいとおっしゃっていただいたので、お送りしておきました。
blog.goo.ne.jp
これで、もしオオジュリンでなかったら・・・かなりお騒がせの迷惑野郎ということになってしまいますが・・・
メールで写真をお送りした後、元山様よりご連絡をいただき、オオジュリンで間違いないとのことでした。
その後、ジョウビタキのオスとスズメが水飲み場で井戸端会議していたり
ジョウビタキのメスがいたり
ハクセキレイもいました。
その後、博物館&配水場へ。
博物館裏で「チィー」というような声を聞き、少し大きめの鳥影を発見。
止まったところを調べに行くと・・・マミチャジナイでした。
2羽で行動していて、そのまま梅林の方へと飛んで行きました。
配水場裏では、アオジがいました
メジロも
コゲラもいましたが後ろ姿しか撮れませんでした。
ジョウビタキのオス
さらには、ノゴマのオスもいました。
正面から顔を見ると、「X」という白文字のように見えますね。
その後、日本庭園や桜広場を覗くも、特に何も見られませんでした。
「チッチッ」と鋭い地鳴きを発する野鳥もいたのですが、茂みの中を行き来してうまく撮影させてくれず。
何とか撮影できたのがこの写真。
肝心の顔も見えないし、背中も見れませんでした。
ムシクイのようにも見えましたが、尻尾がムシクイよりも長かったのでもしかしたら、ウグイスだったのかもしれませんが、ほとんど姿を見れていない状態で断定するのはダメなので、とりあえず撮れた写真はこれですということで・・・
ジョウビタキのメスも。
その後、久しぶりに市民の森へ下りてみました。
ところが、何やらイベントをやっているらしく、沢山のだんじりが道を移動しながら、騒がしい音を出しておりました。
音を頼りに野鳥を探すことができないと、かなり見つけにくくなるのですが、まぁ仕方がありませんね。
市民の森で動く姿を発見・・・ヤマガラでした。
そして、だんじりが通る道から少し離れた位置で野鳥の声が。
この声はもしや・・・と思ったら、やはりエナガ。
エナガは久しぶりのような気がします。
その後、南外堀では、キンクロハジロ
ホシハジロなどが
人工川へ移動すると、ハクセキレイ。
ジョウビタキのオスもいました。
その後教育塔へ行くも、何も見れず。
本日の探鳥は終了となりました。
シメ・アオジ・マミチャジナイといった冬鳥がぞくぞくと大阪城に到着していて、それらを見れただけでもかなりラッキーでしたが、まさか大阪城で初となるオオジュリンを見れるというのは、少々驚きでした。
オオジュリンは淀川などへ行けば、普通に見る事ができる野鳥ではありますが、大阪城では初観測らしいので、本当に今日は鳥運がよかったなぁと思います。
本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城探鳥(2015/11/03) | Flickr
元博物館
- マミチャジナイ
音楽堂西通路 10:55-11:15
- モズ
- ジョウビタキ・メス