最近は土曜日に色々とあって、大阪城へ行けるのが日曜日となっております。
本日の日の出時刻は6:44。
西外堀に到着すると、空は白み始めておりますが、お堀にカメラを向けると、まだまだ暗い状態です。
当然ピントも合いにくいし、野鳥の姿はシルエットとしては見えるものの、体の模様や色までは判別できない状態。
まぁ、毎週のことなので、半ばあきらめてはおりますが・・・
それでもまぁ、シルエットに特徴のあるオオバンなどは分かりやすい感じですね。
あと、キンクロハジロなんかも、体の白色が目立つので、暗くても何とか判別できます。
ということで、西外堀での水鳥の探鳥もそこそこに、飛騨の森へ。
最初に見つけたのは、樹冠部近くにとまっていたシメ。
シメは結構鳴いてくれるので、早朝でも比較的見つけやすいです。
何枚かシメを撮影中に、もう少し近づこうとした時に、その下の茂みで地鳴きが聞こえました。
この声はウグイス。
茂みの中から一瞬だけ姿を見せたタイミングで撮影したので、ピントはイマイチ合っておりませんが・・・
ウグイスの地鳴きは、笹鳴きとも呼ばれているらしいですね。
こちらも樹の上の方にいたシロハラ。
まだまだ樹上に餌があるせいか、地上採餌をしてくれませんね。
おかげで、撮影はかなり厳しい感じです。
ハクセキレイも鳴きながら近くに飛来してくれました。
そして、飛騨の森の端(愛の森)のプレハブ小屋のそばの垣根の前で、何かいないかなぁと探していると、突然左の方からすぐ目の前に複数の落下物が。
それとともに、スズメの鳴き声というか、弱々しい声。
スズメが落鳥したのかと落下物を見たら・・・何と猛禽類の姿。
距離にして2〜3メートルぐらい・・・
垣根のそばで、奥の樹上の野鳥を探していたタイミングだったので、もっと近かったかもしれません。
その近距離で、垣根の上に猛禽類が落下したような恰好。
声がしていたスズメの方は、垣根の下の方に落下したのか、姿を見かけませんでした。
猛禽類は片一方の翼が広がって、もう一方の翼は閉じている、どことなく情けない感じの恰好です。
ただ、ぱっと見た瞬間、サイズ的にかなり小さく、ハトよりも少し大きめぐらいの感じで、お腹の横縞が目立ったので、カッコウかとも思いました。
しかし、鋭い眼光で、猛禽類で間違いないと判断できました。
おそらく、スズメを捕食しようとして、失敗して垣根の上に突っ込んでしまったのかも。
何となくバツが悪そうな感じでこちらを見た直後、すぐに飛び立って近くの樹の上に上がってしまいました。
一瞬の出来事だったので、カメラを構えることもできず、猛禽類が近くの樹に飛び立った瞬間に、ようやく我に返ってカメラを構えました。
近くの木の上に止まったものの、カメラを構えてもかなり木の葉が邪魔をして、なかなかピントが合わず。
何とか撮影できました。
おそらくハイタカだと思います。
もう少しきれいにとれないかと少し左に移動した瞬間に、さらに別の樹に飛び立たれてしまいました。
一瞬見失ったものの、近くにいるはずとうろうろと探していると、再び飛び立って、高い樹の上に止まる姿を何とか撮影。
こっちを見てほしいと思いつつも、結局見てはくれず。
そうこうしている間に、近くにカラスがやってきて、ハイタカがカラスに追い回されることに。
しばらくその姿を見ながら、走って追いかけましたが、北外堀の方へ飛び去り、撮影できなくなりました。
野生のハイタカをここまで近くで見たのは始めてでした。
本当に手を伸ばせば届きそうな距離だったのですが・・・実際に手を伸ばしたら大変なことになるんでしょうけど。
その後、北外堀を覗いてみると、ヨシガモ。
ヒドリガモ。
オカヨシガモなどがいました。
ホシハジロも嘴を翼にはさんだ形で堀に浮いております。
メジロもいました。
メジロを撮影している途中、突然多数のスズメが一斉に飛び立ちました。
何かに追いかけられているのかと待っていると、再び猛禽の姿が。
さっき飛び立った猛禽が戻ってきたと思って、シャッターを切りました。
ただ、撮影していてふと思ったのが、さっきは背中が茶色っぽかったのに、今回は灰色っぽいなぁということ。
光の加減かもしれないので、気のせいかなぁと思いながら撮影。
しばらくは止まっていてくれたので、顔の向きが違う写真は何枚か撮影できましたが、正面の姿は撮れませんでした。
結局今回もまたカラスに邪魔されて、飛び立ってしまいました。
帰宅後、PCで確認してみたら、どうもさっき撮影した個体とは違うっぽい。
さっきの個体は眉斑がはっきりとあったのに、今回の個体は眉斑が見えません。
さらには、さっきの個体は首から縞模様が見えていたのに、今回の個体はオレンジっぽく縞模様が見えません。
アイリングは見えないので、ハイタカだとは思うのですが・・・
いずれにしても、先ほどの個体とは、おそらく違う個体なのではないかと思います。
すると、ほぼ同じ時刻に、飛騨の森にハイタカが2羽いたということになるのでしょうか?
その後、声は聞こえていたものの、撮影できていなかったツグミも撮れました。
ヤマガラもいました。
先週は見かけたジョウビタキやルリビタキの姿を見れないのは、ハイタカが飛び回っているせいでしょうか?
そして、梅林へ移動。
梅林で最初に遭遇したのはツグミ。
そして、シメも2羽ぐらい見かけました。
上の写真が別個体かは不明ですが、確実に2羽は同時に見かけました。
さらには、ツグミの他個体も何羽かいました。
その後、梅林上空を大量に飛ぶ野鳥の群れ。
声と姿を見るとツグミのようで30羽ぐらいいたのではないかと思います。
ここでも、ジョウビタキは見かけませんでした。
去年の冬は、かなり見かけたのですが・・・今年は少ないのでしょうか?
梅林を後にして、内堀を覗くとカワウが羽根を広げて日光浴中でした。
豊国神社へ移動すると、カワラヒワがいました。
その後、声はするもののなかなか姿が見れないでいたアオジも何とか撮影。
そして、茂みの中で笹鳴きした後、高い樹の上を移動していたウグイスもいました。
豊国神社裏を移動して、修道館の方へ行くと、ここにもアオジ。
さっき苦労して撮影していたのに、こちらの方が撮りやすい位置にいてくれました。
そして、修道館横にて、本日初のジョウビタキのメス。
修道館横の水飲み場にて、水を何度か飲んでおりました。
元博物館の横にも、ジョウビタキのメスがいました。
ここには2羽以上いたと思います。
ツグミもいました。
その後、配水場へ。
ジョウビタキのメスとオスが近い場所にいました。
高い位置を飛び回る野鳥の姿。
ツグミとシロハラとヒヨドリでした。
別個体のジョウビタキのオスもいました。
カワラヒワの姿も発見。
豊国神社裏へ戻ると、ジョウビタキのメスの姿が。
先ほどは見られなかったのですが、もしかしたら活動時間になってきたのかもしれませんね。
シロハラも見られました。
音楽堂西通路に移動すると、すぐ近くにモズが飛んできてくれました。
尻尾を頻繁に上下しておりました。
少し長い時間止まってくれていたので、動画も撮影してみました。
youtu.be
南外堀では、キンクロハジロ。
久しぶりに見るカイツブリの姿も。
コガモもいました。
教育塔では、多くのヒヨドリに混じって、シロハラが数羽いました。
今日はハイタカを間近に見ることができたのが、かなり嬉しかったのですが、即座に体が反応できなかったことが、まだまだ経験不足だなぁと感じてしまいました。
体が勝手に反応するぐらい域に到達しないと、こういうシャッターチャンスを生かす事はできないんでしょうね。
本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城探鳥(2015/11/29) | Flickr
修道館
- ジョウビタキ・メス
音楽堂西通路 11:50-12:10
- シロハラ
- モズ
- ウグイス