本日の日の出時刻はいよいよ5時台に入り、5:52ということでした。
そうなってくると、起床時間も早めないと日の出前に大阪城へ到着することは難しいので、今日は5時ちょうどに起床。
そろそろ渡りの先陣が来ても良い頃合いかと思い、張り切って用意して自宅を出発、大阪城の西外堀に到着したのは5時35分。
気合いが入りすぎて、早く来すぎてしまったようです。
当然、日の出までかなり時間があるので、周囲は真っ暗。
お堀に野鳥のシルエットは見えても、何かまでは判別が難しい状態。
空にはまだ月が上っていたりします。
そんな状況でも、翼の白が目立つキンクロハジロだけは何とか分かりますが、撮影となるとシャッタースピードは出ないので、ほとんどが手ぶれ写真ばかり。
姿は見れるものの、撮影できないという歯がゆい時間が過ぎて行きます。
ようやく目が慣れてきたのか、日が昇り始めたのか野鳥の姿を目視できるようになり、バンを見つけることができました。
これぐらいの明るさなら、飛騨の森へ入っても野鳥の姿を見れるかと飛騨の森へ。
入り口近くにナワバリを持つ、ジョウビタキのオスは今日もヒッヒッと鳴いておりました。
茂みの中でごそごそしている野鳥を見つけたので、出て来るのを待ってみると、シロハラでした。
西の丸庭園との境目を行き来していたのは、ジョウビタキのメス。
その後、ようやく太陽が顔を出してくれました。
ハチジョウツグミは今日もまだ滞在中でした。
毛並みが少しボサボサになって来たような気がします。
先週のキマユムシクイ同様に換羽しつつあるのでしょうか?
キマユムシクイは先週換羽しつつある姿を撮影した後、姿を消したそうなので、ハチジョウツグミもそろそろ旅に出発するかもしれませんね。
ヤマガラの姿もありました。
一時よりも数は減りましたが、ツグミもいます。
北外堀の水鳥は、かなり数が減りました。
水鳥を確認していると、近くでカワセミの鳴き声がします。
姿を探してもなかなか見かけず、それでもかなり近い位置で鳴いているので、足下を確認すると、こんなところにカワセミが。
まさかこんなすぐ足下にいるとは思ってもみませんでした。
エナガも2羽いました。
普通の鳴き方と違う「ホイホイホイプー」という感じの鳴き方もしておりましたので、動画を撮影してみました。
youtu.be
最初は普通の鳴き方で、最後の方に別の鳴き声が入っております。
シジュウカラが近くまで寄って来てくれます。
コゲラの姿もありました。
その後梅林へ。
梅林では、カワラヒワが1羽いました。
梅林から見える元ヘリポートの桜は結構咲いておりました。
本日大阪城を回った中では、一番咲いていたのがこの桜ではないかと思います。
他の場所では、まだまだツボミが多い状態でした。
「梅にウグイス」ではなく、「梅にツグミ」。
その後、豊国神社へ移動すると、切り株の上にアオジ。
神社裏を移動していると、南外堀沿いの木に止まっていたのはオオタカの幼鳥。
それとほぼ同時に、2羽のカラスがオオタカに気付いて、ちょっかいをかけに来ました。
せっかく回り込んだのに、このままカラスに追われて、飛び去るのかと思いきや・・・
オオタカが少し威嚇するようなそぶりを見せると、2羽のカラスはそのまま立ち去りました。
幼鳥といえども、さすがはオオタカ。
カラス2羽ぐらいなら、何ともないようです。
同じ姿勢が少し疲れたのか、足を伸ばしてみたりもしておりました。
そうこうしている内にすぐ近くまで他の野鳥がやってきます。
アトリがそばの木に止まっても、オオタカは気にも止めません。
すぐ近くにキジバトが飛んできました。
ちょっと気になっているようでしたが、キジバトを見ても飛びませんでした。
ハトなので捕食するのかと思っておりましたが、案外狩らないものですね。
結局、20分ほどオオタカを観察しておりましたが、一向に飛ぶ気配がないので、そのままそっとしておき、その場を離れました。
オオタカは一体何を待っていたのでしょうか?
配水場へ移動すると、アオジが木の上に。
時折さえずりのような声を聞かせてくれました。
その後、音楽堂西通路へ移動した時にパラパラと雨に少し降られたせいか、野鳥の姿もあまりなく。
メジロの群れに遭遇したぐらい。
午後からは雨という予報で、すでに雨がパラついたので、どうするか悩んだものの、とりあえず市民の森へ行くことに。
しかし、グルメランというマラソンイベントをやっているおかげで、野鳥の姿はほとんど見かけられませんでした。
普段は地面で採餌しているシロハラでさえ、木の上に上がっている個体がほとんどでした。
そして、あきらめて西外堀へ戻りました。
西外堀で帰る用意をし始めたタイミングで、カワセミの声。
準備を止めて、再びお堀を覗いてみたら、カワセミが2羽すぐそばに止まっておりました。
同一フレーム内にカワセミ2羽は初めて撮影したかも・・・
オオタカがカラスのちょっかいにも動じず、キジバトの接近にも動じず、長い間ずっと同じ枝に止まっていたのが印象的でした。
飛び立つまで見届けませんでしたが、放っておいたらどれぐらい止まり続けるのでしょうか。
本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城探鳥(2016/03/27) | Flickr
桜広場
西外堀
- カワセミ 2羽