夏鳥が大阪城にも到着しているという噂を聞き、先週はずっと今日の探鳥を待ち望んでおりました。
今朝の日の出時刻は5:34。
当然、日の出前に大阪城へ向かいます。
途中のコンビニの前で、イソヒヨドリの鳴き声を聞き、今日は朝から期待ができると意気揚々と西外堀へ到着。
しかし、西外堀には水鳥の姿はほとんど見られず、ほとんどが飛び去った様子。
季節が変わったことを感じます。
飛騨の森へ移動すると、色々な野鳥の鳴き声が聞こえてきます。
シロハラもいました。
ツグミもまだいます。
ジョウビタキのオスもいました。
ここまでは夏鳥の姿は一つもなし。
たしか夏鳥が多数来ているという話だったのになかなか合えないと思っていたら・・・
薮の中で動く小さな野鳥の姿。ようやくヤブサメに出会えました。
ハチジョウツグミはまだ滞在中です。
さらに、茂みの中にヤブサメとは違う野鳥の姿。
コマドリのオスです。
しかし、茂みの中からなかなか出て来てくれず、きれいに撮影できません。
その茂みを前にして、コマドリを待っていると、上を飛ぶ野鳥の姿。
カメラを向けると、キビタキのオスでした。
その後もしばらく粘って、ようやくコマドリのオスを撮影できました。
しかも、このコマドリのオスを撮影している時に、同じ薮の中にもう一羽コマドリのオスがいることが判明。
さらには、飛騨の森の他の場所でもコマドリのオスがいるときき、飛騨の森だけで少なくとも3羽のコマドリのオスがいました。
聞いたところによると、ほぼ同じタイミングで、市民の森にもコマドリのオスが4羽ほどいたという話だったので、今日だけで大量のコマドリのオスが大阪城に到着したことになります。
今日はこれ以降も随所でコマドリが見かけられて、後からお会いした大将さんの話では、コマドリだけで10羽以上いるということでした。
コマドリ大爆発という感じですね。
ヤマガラもいました。
エナガもつがいで移動しておりました。
こちらは尻尾が曲がっていないので、オスではないかと思うのですが・・・
北外堀上空をゴイサギが飛んでおりました。
京橋口まで戻って、何かいないかと見上げていると、木の上でクロツグミらしき姿を発見。
撮影しようとカメラを覗くと、よこからシロハラがちょっかいをかけて、飛び去ってしまいました。
急いで飛んだ方へ走りますが、すでに姿は見えず。
多分クロツグミだったと思うのですが・・・
かわりに、そこにいたのはオオルリのオスでした。
さらに周囲を探してみましたが見当たらず、かわりにアオジがいました。
メジロもいました。
その後、梅林へ移動すると梅の木にアオジの姿。
さらには、何故か近くまで来て、文句を言っていたのがハシボソガラス。
周囲に巣などは無かったので、威嚇というわけではなさそうですが・・・何が言いたかったのでしょうか。
ムクドリが鳥の羽根をくわえておりました。
巣作りでもするのでしょうか?
その後豊国神社へ。
ここでもアオジが木の上に止まっておりました。
ハクセキレイもいました。
そして、配水場へ移動。
途中、大将さんにお会いして、先ほどハッカチョウが配水場で出たということでした。
今日は一体どうなっているのでしょう。
少し距離がありますが、階段を移動している野鳥の姿を発見。
最初はいつも見かけるアオジかと思ってカメラを向けたら、なんとルリビタキのオスでした。
オオルリとルリビタキって、同じ時期に見られる野鳥だったかなぁと。
去年はもう少し早い時期に見られたような気もするのですが・・・
久しぶりに日本庭園を覗くものの、やはり明るすぎて野鳥の姿はほとんどなし。
置物のように立ち尽くすカルガモの姿を見かけました。
その後、再び豊国神社を覗いてみると、キマユムシクイがいました。
一時期姿を見れなかったのですが、ここにきて再び姿を見かけるようになりました。
ただ、以前最後に見かけた時と比べると、毛並みが良くなっているように思うのですが、換羽が完了して、夏羽がこなれて来たということなのでしょうか。
コゲラもいました。
さらにはオオルリのメスもいました。
桜広場へ立ち寄ると、ここにもコマドリのオスが。
さらには、カワラヒワもいました。
沖縄復帰の森で何かの鳴き声が聞こえるので覗いてみました。
声の主を探していると、オオルリのオスの姿を見かけました。
さらには別の木の上で、鳴いている野鳥を探していると、たまたまその木に止まっていたアオバトを発見。
決してアオバトの声ではなかったのですが、結局その声の主は見れず。
それとは別にさえずりを聞かせてくれたシロハラは見かけました。
音楽堂西通路へ移動し、歩きながら野鳥を探していると、少し大きめのシルエットが飛び込んで来るのを見かけました。
あまり見慣れないシルエットで、一体何かと見ると、ヤマシギでした。
ヤマシギでしたと書いておりますが、最初に撮影していた時は、見た事がないシギで、何かのシギだという事しか分からず、飛び去った後に、大将さんに電話して、大阪城で見られるシギだと何が思い当たりますかと教えてもらって分かったのですが。
私はヤマシギを見たのは私は初めてでした。
大阪城には、ヤマシギなんかも来るんですね。ちょっとびっくりです。
オオルリのオスもいました。
ほぼ同時にキビタキのオスもいたのですが、光の加減でキレイに撮れませんでした。
市民の森へ移動すると、今日も結構多くの人が花見をしておりました。
それでも先週に比べると、野鳥が下の方で見られましたので、野鳥も慣れてきたのかもしれませんね。
シジュウカラが何やらもじゃもじゃの物をくわえておりました。
巣材にでもするのでしょうか。
さらにキビタキのオスもいました。
そして、ここにもコマドリの姿が。
しかもここでも見かけただけで3羽いました。
上記の写真は3枚とも別の個体です。
やはり、本日はコマドリの大当たり日でした。
低空をカラスに追われるオオタカっぽい姿を見かけましたが、撮影する間もなく飛び去ってしまいました。
その後、西外堀へ移動すると、バン・オオバン・ヒドリガモの姿。
そして、今日もカワセミの姿が見れました。
今日は魚を捕えておりました。
夏鳥が多数到着して、今日だけでかなりの種類の夏鳥が撮影できました。
コマドリ、ヤブサメ、オオルリ、キビタキ、ルリビタキ・・・撮影できなかったものの、クロツグミも見れました。
さらには、久しぶりのキマユムシクイとアオバト、初めて見たヤマシギ。
今日は非常に鳥運の良い日でした。
ここまで鳥運の良い日は、なかなかないのではないかと思います。
本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城探鳥(2016/04/09) | Flickr