おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

カップヌードル「プーパッポンカレーヌードル」を食べてみました

個人的には、現在タイ料理は結構好きな方だったりします。

しかし、タイ料理を最初に食べた時の印象は、正直あまり良くありませんでした。
タイ料理との最初の出会いは、今から20年以上前に働いていた会社の慰安旅行で行ったタイでした。

それまでタイ料理らしいものはほとんど食べた記憶がなく、本場で初めて食べるタイ料理に興味津々。
旅行会社が企画したツアーで訪問した現地のタイ料理店
店に入った瞬間に、えも言われぬ臭いがしてきます。
例えるなら、カメムシのような臭い。
そう、それがタイ料理に欠かす事ができない「パクチー」との初めての出会いでした。

その当時は、その臭いがどうしても耐えられず、「タイ料理=パクチー=まずい」という印象を持ってしまい、人生において、もう二度とタイ料理は食べないだろうと思ったほどです。

ところが、そのタイに対する印象が変わったのは、その会社を辞めた後、次に働いた会社での、これまた2度目のタイへの慰安旅行の時でした。
当時私の上司だった人がタイが好きで、しょっちゅう個人でタイへ旅行に行っていて、言わば「タイ通」の人。
その人に、私がタイ料理があまり好きではないと伝えると、絶対に好きになるものを食べさせてやると言われ、夜の屋台に連れて行かれました。

昔のタイ料理への悪い思い出があったので、正直ありがた迷惑で早く帰りたいと思っていたのですが・・・
その上司がとりあえず一口で良いから食べてみろといわれ、タイの屋台で出された料理を口にしたら、思っていたタイ料理とは明らかに違う味。
かなり美味しかった。
あれほど毛嫌いしていたパクチーも、屋台で食べるとアクセントとしてなくてはならないと感じるほどに。
この違いは一体・・・もしかして鮮度? それとも、料理全般の味が、以前食べたレストランよりもここの屋台の方が上で、パクチーの味も気にならないということ?
あまり好きではなかった食べ物が、突然大好きになった瞬間でした。

屋台へは会社のメンバー数人で一緒に行っていたのですが、次々と運ばれて来る料理が全て非常に美味しかった。
以前食べたタイ料理は一体なんだったのかというほどに、タイ料理に対しての感想ががらりと大きく変わりました。

その屋台で食べた料理の中で、一番好きになったのが「プーパッポンカリー」という、ワタリガニと卵のカレー炒めという感じの料理でした。
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カニと卵の甘みをカレーの中に感じる、個人的には現在でもタイ料理の中で1番好きな料理かもしれません。

日本に帰って来てからも、タイ料理のお店にいくと、ついつい注文したくなるのですが、タイ現地の屋台だと当時1000円もしないほどで安く食べられるのですが、日本だとお値段が張り、あまり注文できなかったりします。

と、少々前置きが長くなりましたが、本日お昼にセブンイレブンに立ち寄った際に、カップ麺の棚に「カップヌードル プーパッポンカレーヌードル」というのを見つけてしまい、速攻で買ってしまいました。

タイ料理の中でも、個人的に一番好きな「プーパッポンカリー」をカップヌードルにしたとなれば、これはもう食べるしかない。
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ロゴにはカニの爪の絵があしらわれております。
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カロリーはこれ一食(105g)で、491kcalです。
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お湯を注いで、仕上げオイルをフタの上に乗せて、待つ事3分で出来上がりです。
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開けるとこんな感じ。
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さすがに本物のカニというわけにはいきませんが、カニカマが入っておりました。

よくかき混ぜて、最後に調味油を入れれば出来上がりです。
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イカレー特有の少しココナッツが含まれた香りが漂ってきます。

さっそく食べてみました。



カレーの味としては、ココナッツの入った少し甘みのあるタイカレーっぽい感じ。
かと言って甘すぎるわけではなく、しっかりとしたカレーの辛さは実感できます。
ただ、辛すぎることはなく、どことなくマイルドにしあがった、優しい感じのカレーです。

肝心のプーパッポンカリーとしての味になっているかと問われると・・・
思っていたものとはやはり違いますね。

カニ味噌やカニ身が入って、カレーの香辛料の辛さの中に、カニの旨味が味わえる絶妙な味わいこそがプーパッポンカリーの醍醐味というか真骨頂。
しかし、そのカニのうまみという部分では、この「プーパッポンカレーヌードル」では出せていない感じです。
やはり、見た目が似ていたとしても、魚由来のカニカマでは少々役不足な感じです。

ただ、溶き卵はつるんとのどを通る感じで、卵の甘みがほんのり感じられるので、悪くはありませんでした。

カップ麺の味としてはアリだと思いますが、「プーパッポンカリー」と呼ぶには、かなり物足りなさを感じる味でした。

それでもなんとなく「プーパッポンカリー」っぽい味を手軽に味わえるので、これはこれで良いのかなぁと。

ただ、やはり好きなタイ料理の1つなので、この味ではちょっと残念かなぁというのが正直な感想。

気になる方は是非一度お試しを。