おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

いよいよ秋? コルリ・サンコウチョウ・コサメビタキ(大阪城野鳥探鳥 2016/08/27 5:05-12:00)

南の方にかなり強力で変な動きをする台風10号が滞在していて、週明けにも日本に上陸するかというこのタイミング。
南へと帰る渡り鳥が来ると、もろに台風の影響を受けそうな状況。

もし自然界の生き物がその辺のことを察知できるなら、おそらく今日は野鳥の姿はほとんどないのではないかなぁと思いつつ、週末しか探鳥できないので、今日もいつものように大阪城へ。

本日の日の出時刻は5:27。
今日もいつものように日の出前・・・5:05頃に大阪城に到着すると、周囲はまだ真っ暗な状態。

西外堀の上を飛ぶコウモリもシルエットでしか確認できない状態。
当然、飛騨の森へ入ったところで、写真など撮れるとも思えないので、とりあえずこのところ探鳥と共にプレイしている「Pokemon GO」をプレイしつつ、野鳥を探しながらお堀の外周を回ってみることに。

北外堀を回って、東外堀から市民の森へ。
途中メジロの声はするものの、暗くて探し出すことはできず、写真は一切撮れませんでした。

30分ぐらい時間を潰してから、飛騨の森へ。

先週まではセミの声が聞こえていたのに、今日は秋虫の声しかきこえず、曇っているのと、少し風が吹いているので、体感的には結構涼しい感じ。
いよいよ秋が近づいて来たのかなぁと思えるような気候でした。

飛騨の森へ入って、すぐに見られたのは、エナガの群れ。
エナガ

そして、そろそろコルリが入っていないかと茂みの中を覗こうとすると何かが地面から上へと飛び上がる姿を目撃。
しかし、それが何かまでは分からず、そのまま見失ってしまいました。

かなり気になったものの、待っていても出て来ないかと考え、先に飛騨の森を回ることに。
しかし、ここ数週間は毎週のように見かけていたムシクイの姿も全く見られず。
やはり野生の生き物の勘で台風を察知して今日は大阪城に入らなかったのかもなぁと思えてしまいます。
まぁ、それはそれで仕方がないし、こんな日もあるかなぁと考えながら、ぐるっと一周回って、再び先ほど何かが飛び上がるのを目撃した地点へ戻ってきました。

茂みの中を目を凝らしてみるも、特に何も動いているものはいない感じ。

やはりさっきの影は戻っていないかと思っていたら、茂みの手前になにやらチロチロと動いているものを発見。
周囲が暗いので、かなり見にくく、葉っぱが風に揺れているようにも見えます。
とりあえず、カメラを構えてレンズを向けてみたら・・・なんとコルリのオスでした。
コルリ・オス
周囲がかなり暗かったので、胸の白い部分しか肉眼で確認できず、その白い部分が揺れるのが葉っぱの様に見えていたのでした。
コルリ・オス
私にとっては、今季初のコルリです。
コルリ・オス
しかし、残念ながら暗い茂みの間をうろうろするだけで、手前の方には出て来てくれません。
天気も曇りなので、光量が足りず、ISOが高いので画像的に荒くなってしまいました。

もう少しきれいに撮れないかと待っていると、奥の方にそれとは別の野鳥の姿。
撮影してみると、一瞬キビタキのメスかと思ったのですが・・・後から撮った写真と合わせて見ると、コルリのメスではないかと思います。
コルリ・メス
コルリ・メス

同じ茂みの中に、コルリのオスとメスが入っているということのようです。

とりあえず、しばらく待ってみましたが、なかなか出て来てくれず、一時少し茂みから出て、しばらく同じ場所で動かずに止まっておりましたが、それでもかなり暗い場所なので、きれいには撮れませんでした。
コルリ・オス
そうこうしているうちに、カメラマンが増えてきたので、その場を後にしました。

梅林に到着すると、上空でカラスが騒いでいたので、そちらを見ると上空を飛ぶ猛禽の姿を発見。
とりあえずカメラを向けて撮影してみましたが、その場では何か分からず。
帰宅してから調整してみたものの・・・これが限界でした。
オオタカ?
多分オオタカではないかなぁと思うのですが、ちょっと不鮮明すぎて分かりませんね。

その後、豊国神社を回って、修道館の裏でカワラヒワを発見。
カワラヒワ

配水池のかなり高い木の上に、ようやく本日初めてのムシクイと遭遇しました。
ムシクイ

夏の間、ほぼ毎週のように目撃できていたムシクイ。
それが急に見れなくなると、ちょっと不安になってしまいます。
遠くではありましたが、何とか見れてほっと一安心。

配水池から再び修道館へ戻ると、さっきは見られなかったムシクイを見ることができました。
ムシクイ
さっき通った時には気付かなかっただけなのか、それともどこかから入って来たのか・・・
見れば数羽のムシクイがウロウロしておりました。

それらのムシクイを追っていると、ムシクイよりも大きい野鳥の姿が混ざっています。
ヒヨドリよりは少し小さい感じで、何かと確認すると、なんとこちらも今季初のサンコウチョウ
サンコウチョウ
サンコウチョウ
ただ、空は曇りでかなり逆光気味だったので、撮影条件としてはかなり苦しかったので、歩留まりもあまり良くありませんでしたが・・・
それでもコルリに続いてサンコウチョウまで見れたのは、かなり嬉しいです。

その後、豊国神社へ移動すると、こちらも木の上の方で飛び回っている野鳥を発見。
飛び方としては、フライキャッチャー系の飛び方ですが、葉っぱが邪魔してなかなか姿を確認できません。
ようやく撮影できたのがこれなのですが・・・コサメビタキなのか、サメビタキなのか・・・多分コサメビタキだと思うのですが、果たしてどうでしょうか?
コサメビタキ
この写真を撮らせてくれた後、そのまま何処ともなく飛び去ってしまいました。

その後、桜広場を回って、音楽堂西通路、沖縄復帰の森へ。
沖縄復帰の森でもムシクイの姿。
ムシクイ

今日はそれほど暑くなかったので、水分補給もそれほど必要なく、売店へ寄らなくても良さそうだったので、太陽の広場東の森へは行かず、市民の森のみを回ります。

市民の森では、ムシクイとエナガの混群と遭遇しました。
ムシクイ

エナガは少し距離があって、撮れませんでしたが・・・
それを追っている最中に、突然エナガが通常とは異なる、「ピリリリリー」というような鳴き声を発しました。
もしかしたらと周囲を見回すと、市民の森の狭い木々の間から見える上空の高い位置に、猛禽類の姿を発見。

撮影しようとカメラを向けるも、木の枝が邪魔をして全くピントが合わず。
周辺を2周ほど旋回したかと思えば、少しその場でホバリングをしたりしておりました。
かなり高い位置で、しかも太陽が雲の切れ間から覗いている状態だったので、色や模様は全く見えませんでした。
その後、木の枝で見えない位置に移動したので、急いで開けたところへ移動したのですが、姿を見失ってしまいました。
ホバリングですぐに思いつくのはチョウゲンボウですが・・・果たして何だったのか、せめてシルエットだけでも撮れていれば、後から調べられたかもしれないだけに残念です。

その後、コゲラの姿も見れました。
コゲラ

教育塔でも、ムシクイの姿がありました。
ムシクイ

今日は曇っていたこともあり、汗も先週に比べるとかなり少なくなってきました。
体感的にも秋に近づいていることが分かる感じでした。

野鳥の出についても、秋の渡りが始まるのを予感させるかのように、個体数は少ないものの、コルリサンコウチョウコサメビタキと、種類は多く見られました。
最初はムシクイが少なくて少々心配でしたが、それなりに多く見られたので、一安心。

ようやく野鳥探鳥にとっては寂しかった時期が過ぎ、これからどんどんと渡り鳥の姿を見ることができるようになるのかなぁと喜ばしい限りです。

ただ、現在南の方にある台風10号が気がかりで、今日姿を見せてくれた渡り鳥達が、無事に南へと渡ることができるか心配だったりします。

本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城探鳥(2016/08/27) | Flickr


西外堀

  • コウモリ

梅林 7:40-

豊国神社 8:05-

修道館

配水池 8:35-

修道館

豊国神社

内堀

  • カワウ

桜広場

音楽堂西通路 10:20-

沖縄復帰の森

市民の森10:45-11:25

教育塔 -11:50