おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

カードゲーム「FLUXX(フラックス) クトゥルフの呼び声」を買いました

私は昔からゲームが好きで、若い頃はテレビゲームをするために、徹夜もいとわないというほど。
さすがに、年をとったので、徹夜でゲームをするということは無くなりましたが、それでも深夜にゲームをプレイしていたりします。

主にプレイしているのは、1人でプレイできる家庭用ゲーム機向けのゲームですが、実際にはテレビゲーム以外にもボードゲームやカードゲームなんかも好きだったりします。
ただ、テレビゲームとは違って、カードゲームやボードゲームの場合は相手が必要なものがほとんどで・・・

高校生ぐらいの時であれば、友だちと連れ立ってプレイすることもできました。
友人と泊まりでスキーに行った旅先で、昼はスキーをして夜はテーブルトークRPG をプレイしたりということも、今は昔の楽しい思い出です。

それほど好きなゲームではありますが、社会人になってからはそういうのをプレイするために同好の士を集めることは難しい状況でした。

しかし、子供が生まれてから、それなりに大きくなった頃合を見計らって、徐々に簡単なボードゲームからさせてみました。

小さい頃は「ポケットモンスターボードゲーム」などの簡単なものをプレイ。

定番の「人生ゲーム」なども一緒にプレイして、徐々にボードゲームの楽しさを刷り込みました。

ある程度大きくなったところで、「モノポリー」をさせたり、「カタン(ロックマンバージョン)」などもプレイしてみたところ・・・

着実に、私の思惑通りにボードゲーム好きに育ってくれました。

今では私があまりプレイしたくないタイミングでも、プレイしようと誘われることもあったりします。

さすがに、「ポケットモンスターボードゲーム」や「人生ゲーム」は、今はほとんどプレイすることはありませんが、「カタン」や「Dominion(ドミニオン)」は、たまにプレイしようと言われます。

ただ、あまりプレイしたくないタイミングで、カードやコマなどの用意が面倒な「カタン」や「Dominion(ドミニオン)」などをプレイしようと言われても、なかなか気乗りしません。
プレイに結構時間がかかることもあります。

そんな時によくプレイするのが、「FLUXX(フラックス)」というカードゲームです。

私が持っているのは、特にバージョン表示がないものですが、最新版はバージョンが5.0とあるので、ルールが若干変わっているのかもしれません。

2人からプレイすることができる上に、プレイ時間も比較的短くて済みます。
さらには、カードしか使わないので、準備もそれほど必要がないというところで、手軽に始めて簡単に終わらせることができます。


ゲームのルールを簡単に説明すると、

  • 手札3枚ずつと山札からゲームが開始。
  • 最初のルールは山札から1枚カードを引いて、その手札から1枚をプレイ(使う)
  • カードの種類は大別するとルール、アイテム、ゴール、アクションの4種類
  • 場に提示されているゴールの条件を達成したプレイヤーが勝利(最初はゴールがない状態)
  • ゴールの大半は、自分の場に出しているアイテムカードの組み合わせで達成されるもの
  • ルールカードをプレイすると、ゲームのルールが変化し、引く枚数やプレイする枚数が変化
  • アクションカードはアイテムを奪ったり、ルールの一部を削除したりといった効果

という感じです。

実際にプレイしてみると、ゲームのルールやゴールがコロコロと変化しする面白いゲームです。
カードの出によっては、あっという間に終了することもあったりします。

カード以外に必要なものがないので、旅行先でトランプの代わりに持って行って遊ぶのにもオススメ。

さて、その「FLUXX(フラックス)」の派生ゲームが、今回買った「FLUXX クトゥルフの呼び声」です。

カードゲームの「FLUXX(フラックス)」に、最近何故か子供達が気になっているクトゥルフ神話を題材にしたものです。

私自身は、「クトゥルフ」は高校生ぐらいの頃にPCゲーム「ラプラスの魔」というゲームで知ったものではありますが、子供達がなぜそれを知ったのかは良くわかりません。

それでも「クトゥルフ」というそれほど有名でないものを2人とも知っているというのは、親としては少々懐かしくて、良いのか悪いのかは分かりませんが、私と似たような道を歩んでいるのかと思うと感慨深いものがあったり・・・
ということで、せっかくなのでついつい買ってしまいました。

実際に中身を開封して見ると、ルールを見る前から違いが。
物理的なもので、カードが以前のものよりも薄くなっておりました。

1枚では違いが分かりにくいかと思うので、10枚を重ねて見るとこんな感じです。

使いすぎたせいで、分厚くなったのではないかとも思いましたが、実際にカードを束ねているナイロン帯を見るとそうでもないようです。

カード枚数もオリジナル版は84枚で、クトゥルフ版は100枚なので、枚数が多いのに厚みは薄いということからも、カード自体が薄くなったということが分かるのではないでしょうか。
強度的に少々不安ではありますが・・・

さて、肝心の違いですが、基本的な流れは大元の「FLUXX(フラックス)」とほぼ同じです。
カードの絵柄やアイテムなどが、「クトゥルフ」に準じたものになっており、イラストのタッチもかなり変わっております。

さらに、カードの種類もあらたなものが追加されておりました。
追加されたのは、

  • 手札として引くと即時プレイしないといけない「クリーパー」カード
  • プレイヤーが全員負けとなってゲームが終了してしまう「アンゴール」カード
  • いつでもプレイできる「サプライズ」カード
  • 大元の勝敗条件を変更する「メタルール」(ゲームに採用するかどうかを開始前に決めるもの)

という感じです。

自分の場に「クリーパー」があると、その「クリーパー」を使ったゴールを設定しない限りは、勝利できないようになっております。
さらには、「アンゴール」の存在で、勝者がないゲームになることも・・・(アンゴールの条件によっては、勝者が出て来ることもあります)
そして、「サプライズ」カードで相手のゴールを阻止したりできるようになりました。

実際に娘と2人で何度かプレイしてみましたが・・・全体的にプレイ時間が長くなるような傾向がありました。

ゲームのパッケージを確認したところ、オリジナル版はプレイ時間が「2〜30分」とあるのに対して、クトゥルフ版は「10〜40分」と伸びておりました。

そして極めつけは、プレイ時間が長くなった後に、「アンゴール」によって勝者がないとなると・・・何のためにプレイしていたのか分からなくなってしまいそうで・・・

クトゥルフ神話が好きな人なら、選択肢としてはありかと思いますが、短時間でサクサクプレイしたい場合は、オリジナル版を選ぶ方が良いのではないかと思いました。