子供の頃に父親に連れられて、良く通ったのが、神戸の南京町にある中華街。
その中でも、毎回行っていたのは廣記商行というお店。
当時は、南京町の東入り口すぐ近くにあって、良く食材を買いに行っておりました。
今でも、お店の店主さんのお顔は良く覚えており、小さいながらに父親とその方がいつも会話していたのを覚えております。
※その時の店主さんこそ、廣記商行の商品にイラストで描かれている男性です。
父親がいろんな食材を購入しているついでに、私が良く買ってもらって好きだったのは「話梅(ホワーメイ)」という干した梅のお菓子だったりします。
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当時はサッカリンと言う人口甘味料の味が強くて、子供の頃にはその味が好きだったのか、よく食べておりました。
その他に山査餅という山査子でできた丸くて薄いお菓子なんかも、よく食べておりましたが、今から考えると、結構体に悪そうなものばかり口にしていたなぁと。
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さて、そんな個人的に思い出の沢山残っている廣記商行が、世の中で知名度を上げた商品が、「味覇」という中華だしの素。
赤色の地色に、金色の模様が入った、今ではかなり有名になった商品です。
私自身が父親に連れられてお店に通っていた時には、まだそういった商品もなかったのですが、私が行かなくなってしばらくしてから発売され、今ではかなり有名な商品に成長したようです。
その「味覇」を使ったカップ麺がコンビニやスーパーで売られているのを最近になって発見。
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「廣記商行」の名前を見て懐かしくなって思わず買ってしまいました。
「味覇使用 オイスターソース香る中華風焼そば」というのが正式名称のようです。
あまりにも「味覇」の文字が大きく出ているので、そちらの方が目立っております。
カロリーはこれ1食(126g)で、577kcalです。
開封すると小袋が2つ、かやくの袋と調味たれの袋が入っておりました。
麺は焼そば系のカップ麺に良くある感じの麺です。
まずは麺の上にかやくをのせます。
かやくの袋を開けると、にらのかおりが漂います。
その後、お湯を注いで3分待ちます。
3分後にお湯を切ると、こんな感じです。
そこに、調味たれを加えます。
そして、混ぜると出来上がりです。
では、早速食べてみます。
香りは、オイスターソースが強く感じられます。
味も、オイスターソースの味が一番強いように思います。
ただ、塩味と言うか、何らかの旨味成分は結構感じられますが、これが「味覇」の味なのかもしれません。
実は、廣記商行はお店に何度も通って、知っているのですが、「味覇」は一度も使った事がなくて、「味覇」の味を知らなかったりします。
ただ、中華料理屋さんなどでも使われていることがあると聞くので、知らない間に食べている可能性はありますが・・・
自分で「味覇」を使って調理したことがないので、それ自身の味は分かりません。
そのため、「味覇」を使った中華風焼そばと言われても、イマイチ味としてピンときてなかったりします。
実際に食べた感想としては、味としては悪くないのですが、インスタントのカップ焼そばになると、具材が少ない分麺の味や食感が味に大きく影響してきます。
そのため、オイスターソースのような素材をある程度生かした味となると、インスタント麺にするには少々荷が重いかなぁと。
ソース味だと、その辺がうまくごまかせるのですが、オイスターソース味となると、などはちょっとごまかせなくなるので、厳しい感じはしてしまいます。
そのため、個人的には、この商品よりは、ソース味の焼そばの方が、美味しいように思いました。
それでも「味覇」の味が好きな人には、お湯を沸かすだけで手軽に作れるので悪くないかもしれません。
興味がある方は、是非一度お試しを。