おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

人生初の宝塚歌劇団の公演へ

本日は知人からのお誘いを受けて、宝塚歌劇団の公演を見に行ってきました。

個人的には、宝塚歌劇団の公演・・・というか、ミュージカルを見に行くのは人生で初めて。

舞台を見に行くというのも、遥か昔の小学生の遠足以来という状況だったりします。

お誘いを受けていなければ、自分から見に行くということは、恐らく今後も無かったのではないかなぁというほど、お芝居とは縁のない人生を歩んでおります。

折角お誘いを受けたので、人生において、一度ぐらいは見ておいても良いかなぁということで見に行ってきました。

本日見に行った演目は「ベルリン、わが愛」という宝塚歌劇団星組の公演です。
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噂では、通常ではチケットを取るのもなかなか難しいと聞いておりました。
しかし、今回は知人がチケットを入手してくれたので、その辺りの難しさについては、正直分かりませんでした。
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聞いたところによると、星組の出演者の方と知り合いだとかで、その方からチケットを購入されたのだとか・・・

前日いただいたチケットは、封筒にはその方のお名前が記載されておりました。
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封筒の中面には、その方のお写真まで印刷されておりました。
さらに中には、チケットとともにその方の出演シーンなどが記載された紙が、手書きコピーで入っておりました。

公演は、本日午後からの部で15:00開演に合わせて、14:30に知人と宝塚大劇場で待ち合わせ。

それに間に合わせるために、自宅の最寄り駅から、JR宝塚駅まで電車に乗って向かいます。
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JR宝塚駅で下車してから、阪急宝塚駅へ向かい、その先の商業施設の中を通り、「花のみち」という遊歩道を通って行きます。
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「花のみち」は、宝塚大劇場と、さらにその先にある「手塚治虫記念館」へと通じており、道には「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」など、手塚治虫先生の作品が描かれたプレートがありました。
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歩くことおよそ5分程度で、宝塚大劇場の正面入り口に到着しました。
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向かいには阪急電鉄グループの創始者であり、宝塚歌劇団創始者でもある小林一三さんの胸像がありました。
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そして、こちらが宝塚大劇場です。
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現地に到着したのが、14:00過ぎぐらいで待ち合わせ時間よりも少し早かったので、劇場の中を少し見て回りました。
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入って少し進んだところの天井にはシャンデリアがあり、宝塚歌劇団の豪華なイメージにマッチしております。
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歌劇団が使っているような衣装を借りたり、メークをしてもらって、記念撮影もできたりするようです。
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そして、こちらが劇場の入り口です。
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2階には、「宝塚歌劇の殿堂」という博物館がありました。
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入場料は500円ということでしたが、時間もあまりなかったので、私は入りませんでした。
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その横の通路には、宝塚歌劇の年譜のパネルが並んでおりました。
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一通り回った後、待ち合わせ場所の入り口へ向かいます。



しばらく待っていると、午前の部の公演が終わったのか、多くの人が大劇場から出て来ました。
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学生服姿の人もいるところを見ると、学校から遠足で来ているのかなぁと。

知人と合流したあと、14:30に開場となったので、さっそくチケットを持って劇場の中へ。

劇場の入り口正面には、階段があって、そこで記念撮影をされている方々の姿を目にしました。
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入って左側には、現在の各組のトップの役者さんたちの顔写真が並んでおりました。
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それらを見た後、座席へと向かいます。

座席は、1階の真ん中付近の席でしたが、会場は個人的に思っていたよりも、案外小さいような気がしました。
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ただ、1階席だけではなく、2階席もあるので、それを勘案すると、客席もそれなりに多くてそこまで狭くはないのかなぁと。
舞台には緞帳が下りていて、中までは伺い知る事ができませんでした。

公演は2部構成で、第1部はミュージカル「ベルリン、わが愛」。
第2部はショーで「Bouquet de TAKARAZUKA」となっております。

会場内は、公演中は撮影は一切禁止なので、公演中の写真は残念ながらありませんが、公演の合間は撮影OKだそうです。

そうこうしている間に、第一部のミュージカルが開演時間になりました。

お話の内容については、今後観劇される方もいるかと思うので割愛いたしますが、なかなかに楽しめました。

舞台などをあまり見る機会がなかったので、他と比べてどうということは言えませんが、テレビドラマや、映画とはまた違った魅力を感じることができました。

個人的に印象に残ったのは、ドラマや映画に比べると、会話のテンポが少し早いように感じました。
出演者同士の会話のテンポが良くて、かなり心地よく進みました。

あと、出演者の皆さんの演技が、非常に細かくて丁寧に感じました。
表情というか、感情というか・・・舞台と客席に距離があっても、それらを肉眼で見て感じることができました。

さらには、舞台で演技されている主役の方々以外も、結構細かな演技をされていて、どこに注目すれば良いのか迷う事も・・・
お話を追うのであれば、主役を見ていれば良いのかもしれませんが・・・

テレビや映画のように、カメラによって切り取られた映像にはない、出演者全員がきっちりと演じているというところが、改めて凄いなぁと。

ただ、個人的にはお芝居をあまり見に行った経験がないせいか、舞台に上がっている人が次々と入れ替わりでセリフをしゃべる時には、誰がそれをしゃべっているのか、追えなくなくことがあったりもしました。

テレビドラマや映画の場合は、セリフをしゃべっている人がほぼ各人にカメラのフレーム内にあるので、そういったことはありませんが・・・
舞台の場合は、そういうこともあったりするんですね。

あとは、私の座席が通路に近かったこともあるのですが、ミュージカルの演出で、出演者の方が客席の通路を走るような演出もありました。
その時は、出演者さんか走った後には、香水のような化粧品の香りがしました。

第1部のミュージカルは、およそ1時間半程度で終わりました。

その後、第2部までの間に、30分程度の休憩が入りました。

ミュージカルなので、場面に合わせて曲が流れるのですが、舞台が始まる前に、その曲を演奏しているオーケストラの指揮者が紹介されたのですが、その指揮者が立っていたのが舞台の下。

舞台の下がどうなっているのか気になったので、休憩時間の間に、舞台のそばまで行って見ると・・・
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舞台と花道(というか、舞台の手前にある通路のような舞台)の間に、オーケストラが入っているスペースがありました。

どうやら、中央の指揮者に向かって、(観客席から見ると)横向きに座っているような感じでした。
普通のオーケストラであれば、指揮者は演奏者の前に立って、指揮をすると思うのですが・・・
宝塚歌劇の場合は、指揮者と横並びのような形で、演奏されているのですね。

さて、休憩の後は第2部のショー「Bouquet de TAKARAZUKA」です。

開演の数分程度前に、通常の緞帳が上がると、内側にはLEDで装飾が施され、表題が記載された新たな緞帳が姿を表しました。
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どことなく、これから開演する華やかなショーを期待させてくれます。

第2部のショーは、曲(歌)ごとに舞台セットや出演者の衣装が次々と変わっていきました。

曲も様々な曲調のバリエーションがあって、バラードのようなものから、いかにも宝塚というような曲、さらには1970年代のアニメの曲っぽいものもあったりと、様々で楽しめました。

曲に合わせて出演者の皆さんは踊るのですが、全ての曲で踊りの振り付けは別のものの感じ。
しかも、曲の合間に寸劇なんかも入っていて、なかなか見応えがあって圧巻でした。

しかも、ショーが始まってから終わりまでの約1時間、ほぼ常に誰かが歌い続けているということにも驚きました。

第1部のミュージカルと合わせると、出演者の皆さんが1度の公演で覚えないといけない事が非常に多いなぁと。
さらには、曲ごとに次々と変化する衣装の着替えを考えると、舞台裏はきっと非常に慌ただしいんだろうなぁということが想像できました。

エンターテイメントとしては、すごく良くできてるなぁと。

最初、チケットを受け取った時には、その価格を見て結構高いなぁと感じたのですが、公演を見てからは、これはこの値段の価値だけはあるなぁと。

出演されている方々は、ほぼ毎日、午前と午後の公演を繰り返されているのかと思うと、その努力も凄いし、しかも毎回全力で演じられている姿勢もすごい。
大したものだなぁと改めて感じてしまいました。

なかなかに良い経験をさせてくれた知人と、これほどまでの舞台を観客に提供してくれた宝塚歌劇団の皆さんには、本当に感謝です。