おきらく・ごくらく日記

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Xperia XZシリーズは大丈夫?

神戸製鋼が製造しているアルミや銅製品で、顧客からの仕様に適合しているように性能データを改ざんしていたというニュースが流れました。

さらに本日、主力の鉄鋼製品でも鉄粉製品に不正があったり、子会社が製造した光ディスクの材料でも検査データの不正があったとか。
神戸製鋼のグループ会社全体にまで拡大しているようです。
www.sankei.com

ニュースを見る限りでは、イマイチどの程度の改ざんで、どんな影響が出るのかまでは現状では分かっておりませんが、企業ぐるみでの不正ということで、事態はあまりよろしくないような感じです。

株式市場も当然それに反応して、神戸製鋼の株価は大幅に下落しております。

製品の納入先には、トヨタ自動車日産自動車マツダやスバルといった、日本の大手自動車会社などが名を連ねていて、影響はどんどんと広がっております。

さすがに、自動車のメイン部品に使われている素材が強度的に問題があれば、リコールがかかるとは思いますが、現状では状況が見えていないので、果たしてどの程度影響のあるものかがはっきりしません。

先日打ち上げに成功した「H2Aロケット」や、国内初の旅客機「MRJ」、新幹線の一部などにも使われているという報道もありました。
ただ、現時点ではいずれも特に大きな事故などには直接影響は出ていないようではあります。

しかし、神戸製鋼ぐらいの大きな会社であれば、納入先として今はまだ名前が上がっていないところでも、結構大手の企業が出て来たりすると思うので、その量はかなりに上るのではないかなぁと。

本日の記事では、納品先は500社と書かれており、かなり大きな事態となってきました。
www.sankei.com

さらには、どんどんと状況が分かって来ると思うので、まだまだ事態は収拾しそうに無い感じです。



現時点ではいずれについても、一応安全上の問題はないということを言われておりますが、実際の状況は今後の調査次第。
直接的な事故などの被害が発生しないことを願いますが・・・

さて、その神戸製鋼が作った「ALKALEIDO(アルカレイド)」という新しいアルミニウム素材が、SONY の「Xperia XZ」シリーズで使われております。

SONY としても、製品紹介文などにも、新しい素材としてわざわざ神戸製鋼の名前を出していたことを考えると、信頼していたと思うのですが、まさかこんな状態になるとは、思っても見なかったのではないかなぁと。

今回のデータ改ざんの対象となった一つがアルミニウム素材なので、この新しいアルミニウム素材の「ALKALEIDO」についても、もしかしたら、何らかのデータ改ざんが行われていたりするのではないかとついつい勘ぐってしまいます。

まぁ、データ改ざんされていたとしても、スマートフォンの外装なので、自動車などに比べれば、影響としては少ないとは思います。
せいぜい、強度的な問題でキズが付きやすいとか・・・それぐらいかなぁと。

ただ、個人的に「Xperia XZ Premium」を買っている身としては、本体の金属部分にキズが付くとなると、あまりうれしい気はしませんが・・・

やはり、改ざんの対象となっていない素材であることを、祈ってしまいます。