「戦場のバルキュリア」シリーズはプレイステーションプラットフォームで何作か発売されており、存在は知っておりましたが、個人的には未プレイのシリーズ。
なので、どういうゲームなのかも一切知りませんでした。
ただ、どんなゲームなのかは少々気になっていたのですが、なかなかプレイする機会もなくて、手が出せずにおりました。
そんな折、Nintendo Switchで、「戦場のバルキュリア4」の体験版が配信されておりました。
体験版が配信されていて、さらに個人的に気にはなっているということであれば、ダウンロードしてプレイするしかないかなぁということで、体験版をダウンロード。
ということで、早速プレイしてみました。
最初に難易度選択を行います。
ここは「NORMAL」を選択してみることにします。
体験版のセーブデータは、製品版にもそのまま引き継げるようになっているそうです。
データを引き継ぐとアクセサリーももらえるそうなので、購入を考えている方は先に体験版をプレイする方が良いかもしれませんね。
ゲームを開始すると、デモが始まりました。
グラフィックは水彩画っぽい色合いで、なかなかきれいです。
デモが終了すると、いよいよゲームに突入します。
ゲーム自体はターン制のシミュレーションゲームのようです。
ステージが始まると、マップ画面に味方や敵の位置がが表示される「コマンドモード」に入ります。
青色が味方のキャラクター、赤色が敵のキャラクターです。
カーソルを移動させて、行動させたいユニットを選択します。
アナログスティックでカーソルを動かすと、ユニットが少し選びにくい感じでした。
十字キーで操作すると、マップ上のユニットに順番にカーソルが合うので、こちらの方が操作しやすいようです。
ユニットを選択すると、移動や攻撃を行う「アクションモード」に入ります。
「アクションモード」では、TPSのように、自分の操作キャラクターが画面に表示されて、実際にアナログスティックで動かすことができます。
移動している間は、「アクションポイント」が減少し、これが無くなると移動できなくなります。
アナログスティックを操作して、指示通りにキャラクターを動かしてみます。
「アクションモード」では、ボタンを押すことでいつでも行動を終了させることができます。
行動中に、「ターゲットモード」にすると、敵を持っている武器の照準が出てきます。
アナログスティックで照準を動かして、敵を狙います。
狙う場所によって、ダメージの通りが違うようです。
敵の頭部を狙って攻撃した場合は、ダメージがより多く出せるようになっております。
画面上部には、何発で倒せるかなどの情報が表示されるので、これを参考にして狙う場所を選択します。
シューティングゲームと違って、リアルタイムでターゲットを狙う必要がないので、じっくりと狙う場所を探せます。
攻撃すると、見事に命中して、敵を倒すことができました。
攻撃は1度の「アクションモード」で1度だけ行う事ができます。
ということで、攻撃した後、少し移動させて行動を終了させます。
キャラクターにはいくつか職種があって、職種によってできることや攻撃方法などが変わってくるようです。
チュートリアルステージでは、次に「狙撃兵」が出てきます。
「狙撃兵」は照準をズームさせることができます。
「アクションモード」では地形なども上手く利用して、ゲームを進める必要があるようです。
「コマンドモード」では、ユニットを選択することで、「コマンドポイント」を1つ消費します。
使わなかった「コマンドポイント」は、次のフェーズに持ち越すこともできます。
「コマンドポイント」が無くなると、敵のフェーズに切り替わります。
敵が「コマンドポイント」分キャラクターを動かすと、再びプレイヤーのフェーズに切り替わります。
「コマンドポイント」の数はリーダーの数によって変動します。
味方のリーダーが倒されると、自分のフェーズの「コマンドポイント」が減り、敵のリーダーを倒すことで、敵の「コマンドポイント」が減少します。
同一フェーズ中に同じキャラクターを行動させることもできますが、連続で行動させると、アクションポイントの上限が減少していきます。
ちなみに、主人公は戦車に乗って行動できます。
敵側にも戦車が出てきます。
ということで、ユニットを操作して、初戦のチュートリアルステージは無事にクリアー。
クリアーすると、会話デモが入ります。
その後、戦闘結果が表示されて、無事に1ステージ目が終了となりました。
ゲームは手帳のエピソードを選択して、物語を進める形です。
エピソードによっては、デモを見るだけのものもあります。
というか、大半がデモだけのエピソードで、体験版では手帳のページ1枚にゲームが1ステージという感じでした。
手帳にマップ画像が貼られているものが、ゲームステージとなっておりました。
プレイ状況によっては、勲章がもらえたりします。
勲章と同時に、褒賞としてアクセサリがもらえます。
アクセサリはキャラクターに装備させることで、キャラクターを強化できます。
次のステージからは、「隊員配置」が行えるようになりました。
ステージ開始時にそのステージで参戦させるキャラクターと配置を決めることができます。
戦闘中にキャラクターのHPが0になると、ひん死状態になります。
そのまま放置すると、キャラクターをロストしていなくなってしまうそうです。
他のユニットを近づけて接触することで、衛生兵をがやってきて救助してくれます。
そのキャラクターは、マップからは撤退しますが、ロストせずにすみます。
フィールド上には拠点もあり、占拠することでそこから増援を呼ぶこともできます。
また、キャラクターの育成は戦闘で貯めた経験値を使って行います。
経験値は、個別のキャラクターや職種ごとにあるわけではなく、全体通して共通の経験値となっております。
経験値を消費して、「訓練場」で職種に振り分けることで職種ごとにレベルアップさせる方式です。
また、キャラクターごとに、スキルがあり、アクションモードでそれが時折発動します。
ただし、有利になる能力もあれば不利になるものもあります。
他にも、装備を開発して強化することもできます。
ということで、プレイを進めて行った後、体験版ではゲームステージを3つクリアーした時点で終了となりました。
体験版を一通りプレイした後の個人的な感想を。
キャラクターの行動可能範囲が分かりづらい
「コマンドモード」でキャラクターを選んで「アクションモード」へ入った後、「アクションポイント」を消費しながら移動するのですが、あらかじめどこまで移動できるかというのが全く分かりません。
実際に移動させた結果、ここまで移動できたという感じでの移動となります。
プレイヤーの操作次第で、移動できる範囲が変わるからなのかもしれませんが、せめておおよその範囲だけでも表示して欲しかったかなぁと。
慣れてくれば、もしかしたら判断できるようになるのかもしれませんが、体験版をプレイしただけでは、移動可能な範囲については、把握できませんでした。
そのため、キャラクターを動かす際の戦略がなかなか立てづらい感じで、ある意味行き当たりばったりな進め方しかできなかったりします。
「アクションモード」では1度しか攻撃できない
「アクションモード」では、こちらは1度の行動で攻撃は1度しか行えません。
しかし、「アクションモード」で移動中に、敵の近くを通ると、敵が攻撃してくるのですが、敵からの攻撃は何度も受けてしまいます。
なので、敵の射程範囲内でまごまごしていると、敵からの攻撃を何発も受けることになります。
こちらの攻撃が1度しか行えないのに、相手は何発も撃って来るというのは、ちょっと理不尽さを感じてしまいます。
攻撃は必ず当たるとは限らない
「アクションモード」で「ターゲットモード」に入り、実際に狙う場所を決め、攻撃を実行しても相手に弾が当たらないことがあります。
その当たるか、当たらないかの判定基準が、プレイヤーには情報として表示されておりません。
通常のシミュレーションゲームなどの場合は、攻撃した時に当たる確率などが表示される、その確率がより高くなるような行動を取ると思うのですが、このゲームではそれができません。
表示では1発で倒せるとなっていても、実際に攻撃すると当たらなくて倒せないということもあります。
なので、攻撃が当たるかどうかは、プレイヤーにしてみれば、運次第ということになります。
個人的な感想まとめとして
体験版をプレイした限りでは、個人的には、判断を行うための情報が適切ではないと思われる箇所が多々あり、ゲームとしてはイマイチ楽しめない感じでした。
ゲーム全体で、情報を元にした戦略を立てにくく、少し運要素が強すぎるかなぁという印象を持ちました。
ゲームの場合は、今回はこういう行動をして、失敗したから次回はこうしようというような学習要素があるべきだと思うのですが、このゲームの場合はプレイヤーが判断をするための情報が少ないため、運要素の方が強いギャンブル的なものになってしまっているかなぁと。
ただ、グラフィックやストーリーなどは結構良い感じなだけに、ちょっと残念ではあります。
ということで、体験版をプレイしてみましたが、どうやらこのゲームは私には合わないかなぁというのが最終的な感想でした。
興味がある方は体験版については無料なので、是非一度試されてはいかがでしょうか。