おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

スマートフォン「OPPO Reno A」で通信量激増

先日購入したスマートフォンOPPO Reno A」。
ken-s.hateblo.jp

それまでに利用していた「Xperia XZ Premium」では、端末のメモリが足りないせいか、アプリの「ポケモンGO」と「ドラクエウォーク」を同時に起動していると、しばらくすると勝手にゲーム(主に「ポケモンGO」の方)が終了してしまう状態。

さらには、そのせいなのかは分かりませんが、端末の動作が不安定になり勝手に再起動してしまったりしておりました。

どちらも並行してプレイしたいので、できそうな端末を探した結果、メモリ容量が6GBと多い「OPPO Reno A」にたどり着いたという顛末。

そして、各種アプリの設定が完了して、先日から使い始めておりました。

しかし、実際に使い始めて2週間ほどが経過したのですが、個人的にはこの端末は、そのままの状態で使うには、少々(かなり)使いづらいのではないかなぁと思えるようになりました。

端末のハードウェア的な部分では、特に使いづらさは感じないのですが、OSというかソフトウェアの部分で非常に使いづらさというか、仕様的な不具合というかを感じてしまいます。

それは、この端末に搭載されているAndroidのカスタムOSである「Color OS」のユーザーインターフェイスの問題ではなく、本体のメモリをコントロールする機能の問題。




この端末本体に搭載されている「フォンマネージャー」というアプリが、本体のバッテリーやメモリ管理を行って、快適にアプリが使用できる状態を保ってくれるということなのですが、メモリ解放機能が異常なほど強力で、キャッシュメモリのクリアだけにとどまらず、利用しているデータまでクリアーされてしまう状況です。

その結果、「ポケモンGO」などでアプリをプレイしている間にキャッシュされたデータなどがしばらく端末をスリープ状態にしていると、全てクリアされてしまったり、「ドラクエウォーク」であらかじめWi-Fi環境でダウンロードしていたゲームのリソースデータが、ほぼ毎日のように削除されてしまったりするため、ゲームプレイの度にデータ通信が発生しており、知らない間に通信量が激増。

最初の一週間でそれに気づかなかった結果、携帯電話キャリアと契約していた通信容量の上限を突破してしまって、「パケット死」状態を初めて経験することになりました。
これまで普通に使っていて、現在契約している通信容量の2GBを超えることは一度もなかったのですが、今回はわずか1週間足らずで、その上限を超えてしまいました。
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そのため、microSDカードを抜いて、本来は使う予定のなかった端末のDSDS機能(デュアルSIMデュアルスタンバイ)機能を使うはめに。
現在はSIM1側にNTT Docomo のSIM を電話用として装着し、SIM2には楽天モバイルのSIMをデータ通信用に装着して使っております。
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というところで、本体に標準で用意されている設定をいじったりして、対策してみたのですが、結局それだけでは対応することができないと判明。

当初は端末ロックして数時間経過すると、アプリが必ず最初から起動する現象に遭遇したので、アプリをバックグラウンドでも動作する設定にしてみたりしました。
アプリが最初から起動する現象自体は解消されたのですが、今度はアプリのデータが勝手に削除される現象が発覚。
「フォンマネージャー」の定期的な自己診断機能を「オフ」に設定してメモリ解放の機能を使わないようにしてみたりしましたが、結局は状況は改善されず。

紆余曲折の末、「OPPO Reno A」を「開発者モード」に設定してPCに接続し、PCから adb コマンドを実行して「フォンマネージャー」の機能を無効化するところまで行うことに。
一応 実行した adbコマンドも記載しておきますが、あくまで自己責任で対応をお願いいたします。

adb shell pm disable-user --user 0 com.coloros.phonemanager

さらに調べたところ、「フォンマネージャー」以外に、勝手にメモリを解放・データを削除するアプリが存在していることが判明し、そちらの機能も無効化しました。

adb shell pm disable-user --user 0 com.coloros.athena

そしてようやく当初期待していた運用方法「ドラクエウォーク」「ポケモンGO」を切替えつつプレイしても、アプリが再起動したりしない状態を実現できました。

通信容量についても、対応してからはほぼ以前と同レベルで経過しているようです。

OPPO Reno A」は端末しては悪くないのですが、唯一アプリ「フォンマネージャー」の強力なメモリクリア機能は、正直に言うと仕様不具合レベルの欠陥アプリではないかなぁと個人的には思っておりますので、アップデートで機能を完全にオフにできるような設定などを追加してほしいかなぁと。

ここまで強力にキャッシュやデータをクリアされると、どんなアプリを使っていても、むしろ使いづらいと思うのですが、このアプリを設計された方は、どういう使用者を想定されていたのか、少々疑問に感じてしまいます。

せっかく日本市場へ本格的に参入するのであれば、使用者の使用環境(特に通信量)についても、もう少し考えて設計をしてもらいたいかなぁと。

まぁ、通話キャリアにとっては、通信量が多くなる方が通信費は高くなるので、もしかしたら良いのかもしれませんが・・・