おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

リベンジ成功ヤツガシラ(大阪城野鳥探鳥 20200322 5:35-11:20)

一昨日の大阪城探鳥で、結局見ることができなかったヤツガシラ。
ken-s.hateblo.jp

一昨日の段階では、自分の中で諦めがついておりました。

しかし、仕事で昨日は動けなかったものの、やはり気持ちのどこかには引っかかるものが。
昨日の段階で初認からすでに3日目ということを考えれば、もうすでに飛び去ってしまった可能性も。

それでも、もしかしたらと昨晩大将さんにヤツガシラの動向をLINEで問い合わせてみたのですが、既読がつかず。
行こうか行くまいかとヤキモキしつつ、ネットを確認してみると、昨日も滞在していたことが判明。
ただ、昨日の最後までは残っていたのかは不明な状態。

それでも、もしかしたら今後、2度と大阪城で見ることができない可能性もあると考えると、行くしかないかなぁと。

そんな感じで今朝も日の出前に大阪城へと向かいました。
大阪城へ向かっている途中、大将さんから返事があり、昨日も18時ごろまでは滞在していたとのこと。
その連絡をもらって、ますます期待が高まります。

いつもの探鳥であれば、大阪城全域を回るのですが、本日の目的は、ヤツガシラ一本に絞っての探鳥。

ということで、西外堀に到着した後、京橋口から飛騨の森へ入ります。
情報によれば、ヤツガシラはやはり西の丸にいる時間が長いらしく、昨日も飛騨の森へはほとんど入っていないとのこと。

西の丸は9時から開門のため、それまでは入ることができません。
しかし、隠し曲輪(くるわ)からであれば、西の丸の中を見渡すことができます。
そこで、飛騨の森を探鳥しながら横断しつつ、極楽橋を渡って隠し曲輪へと向かいます。

移動中、上空をアオサギが飛んでおりました。
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隠し曲輪に到着したものの、早すぎたのか、カメラマンの姿は一切なし。
誰もいない隠し曲輪にいたのは、ツグミ
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さらには、アオジの姿ぐらい。
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薄暗い西の丸を覗いて見ても、それらしき姿は見えず。

もしかしたら早朝なら飛騨の森へ来るかもと、再び元来た道を通って、飛騨の森へと戻って見ました。

飛騨の森では、シメがいました。
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シロハラの姿も。
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モズの姿も見られました。
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しかし、肝心のヤツガシラの姿は見られず。

飛騨の森を歩いた後、隠し曲輪の方を見ると、数人のカメラマンが集っているのが見え、やはりそちらへ移動するべきかと再び隠し曲輪へ。

そこにいた知人に聞くと、昨日はヤツガシラがかなりサービス良かったらしく、西の丸と隠し曲輪から写真が撮りやすかったそうです。

どうも私のタイミングが悪いのか、ヤツガシラとの縁がないのか・・・

とりあえず、西の丸が開門するまでの間は隠し曲輪に腰を据えて、待って見ることに。
普段は探鳥中はお金を一切持ち歩かないのですが、本日は西の丸へ入ることも想定して、小銭を持って来ております。

隠し曲輪から西の丸を覗いて見るものの、動いているのはツグミシロハラぐらい。

もしかしたら、昨晩のうちに抜けてしまったのかという不安がよぎります。

やがて、8時半を回ったぐらいの時点で、隠し曲輪にいたカメラマンの数はおよそ30人程度。
しかし、誰もヤツガシラの姿を見れておりません。
いないのか、それとも見えないところに隠れているのか・・・

そんな不安な時間に、突然ヤツガシラを発見との報がすぐ近くのカメラマンからもたらされます。

残念ながら私がいた場所からは見えない位置で、どこにいるのかもわからない状態。

その後も「いた」「見えた」という言葉が方々から発せられます。
しかし、場所を聞くと、ちょうど私がいる位置からでは茂みが邪魔をして見えない位置ばかり。

やはり、一昨日と同様に、周りの人が観れるのに、私だけが縁がないのかとかなり不安になってしまいます。

やがて西の丸の開門時間が近づいて来ます。

西の丸の中にいるのは間違いないようですが、果たして西の丸に入るべきかそれともこのままここで待つべきか。

昨日すでに撮影した人の話を聞くと、昨日は西外堀の柵の外側に1時間以上滞在していたとのこと。
隠し曲輪からだと距離が少しあるけど見える位置ですが、西の丸の中からだと撮りにくいとのこと。
ただ、ヤツガシラが移動すると、西の丸から配水池へ飛ぶことが多く、西の丸の中を飛び回っていれば、運がよければ近い距離で見える可能性もあるとのこと。

行くべきか、いかざるべきかと悩むうちに、刻一刻と開門時間が近づきます。

西の丸の開門を待っている人に電話で話しを聞いた人によると、待っている人は5〜6人という情報も。
それほどの少人数であれば、行ってもなんとか撮れそうな気もします。
一瞬向かおうかと思ったのですが、その後の別の人からの情報では、すでに50人ぐらいいるという情報も出て来ます。
さすがに、50人となると、移動すると少々厳しいかなぁと。
開門前の時点で、現場では情報がすでに錯綜している感じ。

決めかねているうちに、やがて開門時間となり、結局私は隠し曲輪で撮影することになしました。
西の丸の中に数十人のカメラマンがゆっくりと流れ込んで来ます。
やがて、先ほど見られた位置の手前ぐらいで、カメラマンの集団が止まります。

こちらからは未だにヤツガシラの姿は見えておりませんが、もしかしたら向こうにいれば見えているのかも。

やはり、向かった方が良いかと思い始めていると、カメラマンの集団がさらに奥へと移動を開始。
その先にヤツガシラがいるのかと探しますが、こちらからではやはり姿が見えません。

何より、私自身がヤツガシラの実物を見たことがないため、どのような飛び方をするのか、サイズ的にどんな感じなのかが全くわからない以上、見つけるのはかなり困難。

そんな中、やがてカメラマンの集団の前方から1羽の野鳥が、飛び出し内堀を通って、西の丸入り口方面へと飛んでいきます。
見るとそれこそがヤツガシラ。

飛行速度はそれほど速くありませんが、私の腕と機材でそれを撮影するのは難しく、撮って見たもののほとんどピンボケ。
それでも、飛んだ先を見ると、なんとか見える位置に止まっている姿を確認できます。

撮ってみますが、後ろ姿で距離も離れすぎているので、よくわかりません。
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その後、西の丸に入っていたカメラマンが、再びヤツガシラを追って、押し寄せたため、ヤツガシラはそのまま西の丸の中へと入ってしまいました。

とりあえず、飛び姿と後ろ姿を見ることはできました。
個人的には初観察のライファーとなりますが、できればもう少し綺麗に撮りたかったところ。

もう一度近くに来てくれないかと思っていたところ、その15分後ぐらいに、再びヤツガシラが内堀にせり出した枝の上に止まってくれました。
おそらく、これが最後のチャンスとばかりに、シャッターを何枚も切ります。
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手前に細かい枝があって少し距離もありますが、なんとか撮れました。
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トリミングすると、こんな感じです。
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少し止まった後、すぐ隣の枝に移動し、その枝から今度は内堀を渡って、こちらへと飛んで向かって来ます。
正面からの飛ぶ姿を目視できましたが、カメラを向けても私のカメラではオートフォーカスではピントは合わず。

こちらへ向かう途中、今度は右へと旋回し、そのまま内堀の上を少し飛んだ後、配水池へと飛び去ってしまいました。

その間もマニュアルでフォーカスを合わせて見ましたが、なかなか合わず。
かろうじて撮れたのがこんな写真ですが、本日撮影した中では、ヤツガシラが一番大きく撮れておりました。
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ピントが甘いのと、手前に人の頭があったので、イマイチの写真ではあります。

その後、再び飛んでこないかと1時間以上待って見ましたが、配水池から西の丸へと飛んで行く姿を一度見たきりで、私が滞在している限りでは再び姿を見ることはありませんでした。

その間、内堀にはコサギが現れたり、
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カワセミが現れたりはしました。
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もしかしたら、夕方ぐらいまで待てば、再び見れた可能性もありますが、一目見れれば良いと思っていたことが達成できたので、諦めて撤退することにしました。

とりあえず、個人的には人生初となるヤツガシラを見て、遠いながらも撮影できたので、今日は行って良かったかなぁと。
一昨日のリベンジが無事に成功し、ほっと一安心でした。


西外堀

飛騨の森

隠し曲輪