おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

写真データの保存のためにI-O DATAのNAS「HDL2-AAX2/E」を購入

毎週のように通っている大阪城での野鳥探鳥。
ken-s.hateblo.jp

行けば必ず野鳥の写真を撮影しており、少ない日で100枚以上、多い日だと500枚を超えることも。

データ自体は、JPEGしか残していないのですが、1枚あたりの容量が10MB程度なので、1回の探鳥で1GBから5GB以上。

それがほぼ毎週なので、1年で53週間。
8年以上続いているので、通算で1TB以上の野鳥写真がすでに存在している状態。

写真以外にも、仕事のファイルや何だかんだで、日々デジタルデータは増えていきます。

データが増えるたびに、その前に使っていたものよりも容量の大きいハードディスクを買い足し、古いデータもそちらに移行したりているのですが、そのせいで、複数のハードディスクに同じような新旧のデータが混在している状態です。

データが多重化できていると言えば聞こえは良いのですが、実際にはどのハードディスクの中身が最新なのか、全てのデータが多重化できているのかなどは不明な状態。

いずれはちゃんと整理しないといけないなぁと思っていたところ、再びハードディスクの容量が逼迫してきたので、新しいものを購入する必要が・・・

現在のHDDが3TBのものを使っているので、それよりも容量の大きい新しいハードディスクを購入するべきかと悩んでいたところ、先日アマゾンにてタイムセール祭りが開催されているのを知り、ハードディスクを探してみることに。

そんな中、ふと目に止まったのがNASの存在。
NASというのは、「Network Attached Storage」の略で、要はネットワークに接続するハードディスクのこと。
ファイルサーバーとして利用することができる製品です。

複数のハードディスクを使ったRAID構成にできる商品もあり、それでRAID1でミラーリングしておけば、データのバックアップにも便利なのではと。

さらには、我が家には家族全員に1台ずつPCがあり、たまに発生するデータのやりとりの際に、USBメモリを使っていたりするので、ファイルサーバーがあれば、データのやりとりも便利かも。

そんなことを考え始めると、ハードディスクからNASの購入へと気持ちが傾いてしまいました。

で、タイムセールで売られていたIO-DATAの「HDL2-AAX2/E」に注目。

ただ、この商品はハードディスクの容量が2TBしかありません。
データを二重化するミラーリング(この製品では厳密にいうと「拡張ボリューム」)で使用する場合は、使える容量は1TBになってしまいます。

これでは、現在のデータを全て納めることができません。

しかし、この製品の良いところは、内臓のハードディスクを手軽に換装できるところ。
なので、最初に製品に入っているハードディスク(1TBx2台)を、さらに容量の大きいHDDに入れ替えれば、自分で容量を増やすことができます。

ということで、最初から内臓のハードディスクを入れ変えることを前提で、一番容量の少なくて安いモデルを購入しました。
通常はドライブなしのモデル「HDL2-AAX0/E 」の方が安いのですが、タイムセール祭りでは、2TBモデルの方が安かったのでそちらを購入しました。

さらに換装用のハードディスクは、ウェスタンデジタルの6TBモデル「WD60EZAZ-EC」を2台購入しました。

気持ち的にはWD Blue よりも故障の少ない WD Red Plus (WD60EFZX-EC) を購入したかったのですが、1台あたりの価格差が1万円以上で、出費がかなり嵩みます。
[asin:B0919ZP12D:detail]

そちらは次回以降で、万が一内臓ハードディスクが壊れた場合に、1台ずつ買い換えようかなぁと。

12TBにするなら、最初からそれを内臓しているモデル「HDL2-AAX12/E 」を購入する方が手間がかからないところですが、価格的には換装する方が安上がりなので、そちらにしました。

で、注文から3日後ぐらいに到着しました。
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パッケージとしては、こんな感じで表面に印刷などがほとんどない簡易包装のような製品です。



中身はこんな感じで、本体と電源ケーブル、LANケーブルなどが入っております。
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換装用のハードディスクはこんな感じです。
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これまでに何度か換装用のハードディスクは購入したことがあるのですが、化粧箱に入った状態のものを買ったのは初めてかもしれません。
いつもはパーツ屋さんで購入するのですが、その時は外箱なしのものばかりだったので、化粧箱入りは新鮮な感じです。

とりあえず、ハードディスクを換装する前に、初期不良ではないかのための動作確認を行なっておきます。
電源ケーブルを接続し、ネットワークケーブルをルーターに接続すれば準備完了。
背面の電源スイッチを押せば、起動します
起動直後はハードディスクの初期化などを行なっているので、ランプが点滅しておりました。
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しばらくすると、ビープ音がなって、設定が完了しました。
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専用アプリをPCにインストールし、そこからNASに接続します。
ほぼつまづくことなく、NASの設定画面に入ることができました。

設定画面も開くことができたので、初期不良の心配はなさそうです。
早速ハードディスクを換装していくのですが、念のために同時に2台を入れ替えるのではなく、1台ずつ入れ替えます。

上面のフタを開いて、中のハードディスクを抜き出します。
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そして、取り出したハードディスクに取り付けてあった器具を、プラスドライバーを使ってネジを外し、新しいハードディスクに取り付け直します。
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器具を装着したハードディスクを、本体に差し込み、フタを戻せば物理的な作業は完了です。
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再び、電源ケーブルとLANケーブルを装着し、電源を起動すればしばらく後にビープ音がなって、設定が完了。
その後、もう一台の内臓ハードディスクも同じ要領で新しいものに入れ替えて、作業が完了しました。

後は現在ハードディスクに散らばっている各種データをNASに集約するだけです。

しかし、この作業にかなり時間がかかりました。
一応、読み込み時の通信速度は226.6MB/Sとなっているのですが、今回は書き込みなのでその半分ぐらいでしょうか。

コピーするデータの容量としてはおよそ3TBなのですが、PCを使ってWi-FI経由でファイルを取捨選択しながらコピーを行なっていく必要があります。
NASと古いHDDをUSBケーブルで直接接続して、古いHDDからNASにファイルコピーができれば、かなり早く終わりそうだったのですが、マニュアルを見る限りでは、そういうことは出来なさそうです。

私が使っているPC(MacBook Pro 15)は、Wi-FIでネットワークに接続しております。
Wi-Fiルーターはバファローの「WXR-2533DHP2」というモデル。

最初に通信速度を確認すると、2〜3MB/Sぐらいしか出ておりませんでした。
このままでは果たしていつコピーが完了するのかという状態。

ところが、Wi-Fiのアクセスポイントを2.4GHz帯から5GHz帯に切り替えたところ通信速度が一気に10倍以上の30MBぐらいまで上がりました。
バファローのWi-FIルーターには、接続用のSSIDが2ポート用意されており、これまでは障害物に強いけど電波干渉を受けやすい2.4GHz帯の「Buffalo-G-xxxxxx」の方に接続していたのですが、障害物に弱いものの、電波干渉を受けにくい5GHz帯の「Buffalo-A-xxxxxx」に切り替えたことが奏功しました。
5GHzの方が電波干渉が少ないから速度が上がったのか、それとも別の理由によるものか。

ただし、それでもUSBで直接接続したハードディスクと比べると、通信速度は遅いので、RAIDが使える外付けハードディスク(または対応ケース)を購入した方がよかったかなぁと少しだけ後悔しております。

Wi-Fiルーター自体を、Wf-Fi 6対応のものに切り替えれば、その辺はもう少しましになるのかもしれませんので、今後の機械購入の際には検討するべきなのかなぁと思ったりしたのですが、私のマシンのWi-Fi対応を確認すると、IEEEE802.11a/b/g/n まででした。
Wi-Fiルーターを変えても、PC本体を買い換えない限りは、通信速度が今以上には上がらないようです。