先月発売されたNintendo Switch用アクションゲーム「星のカービィ ディスカバリー」をプレイしていて、ようやくクリアいたしました。
ちなみに、現時点でのゲームのコンプリート率としては94% となっております。
まだ、要素的にはプレイできるところが残ってはいるのですが、そろそろ限界かなぁと思っていたりします。
過去にも「星のカービィ」シリーズのゲームは何作かプレイしていて、難易度もそこまで高くないこともあり、いずれもクリアできております。
今作はシリーズで初めてゲームのステージが3D化されたということで、どんな感じになっているのかと思って、買ってみました。
今回の追加された新要素「ほおばりヘンケイ」や、「コピー能力」の強化要素などもあり、ゲームとしては、そこそこ楽しめました。
いつものようにネタバレが含まれている可能性がありますので、そういうことが嫌いな方は、この先を読まれない方がよいかと思います。
概要
3Dになったステージで、「すいこみ・はきだし・コピー能力」を持つ主人公カービィを操作するアクションゲームです。
ストーリーの目的としては、正体不明の「ビースト軍団」に連れ去られた「ワドルディ」を助けること。
最終的には300体のワドルディを助けることになります。
ステージ制で、ゴール地点まで到達すればステージクリアとなります。
ステージ途中には、敵や障害物が配置されており、ダメージを受けると体力が減ります。
特定のコピー能力を必要とするギミックも用意されております。
移動範囲を制限された中ボスやステージボスとの戦闘も発生します。
ステージによっては、新しく追加された要素である「ほおばりヘンケイ」を利用しないと先へ進めない場所もあります。
また、敵や障害物をかいくぐり、ゴールしただけでは全ての「ワドルディ」を救うことができません。
ステージごとの様々なミッションを達成することで、ようやく全ての「ワドルディ」を救出することが可能となります。
一度そのステージをクリアすれば、未達成のミッションの情報が表示されます。
ステージをクリアしたり、マップの途中で「ガチャルポン」を入手することができます。
「ガチャルポン」の中には、ゲーム中に登場するキャラクターなどのフィギュアが入っており、それらをコレクションする楽しみもあります。
ステージをクリアすると、次のステージが解放されます。
ステージを順番にクリアしていくことで、ワールドの最後に待ち受けるボスと対戦することが可能となります。
ワールド最後のボスを倒すことで、新しいワールドへ進むことが可能となります。
マップには、「トレジャーロード」と呼ばれる使用能力を制限されたチャレンジステージも用意されており、それらもやりこみ要素としては楽しめます。
シリーズ初の3D化
「星のカービィ」シリーズで初めて3D化されました。
3D化されたことで、マップに奥行きができ、フィールドをあるていど自由自在に移動できるようになりました。
そのおかげで、マップを探索する楽しみは増えております。
マップに隠されたミッション条件を達成するために、ついついマップの隅々まで探索してしまう作りもよくできていると感じました。
ただ、自由自在に移動できるといいつつも、移動可能範囲はステージ構成によって制限されており、マップの作りとしては一本道に近いものとなっております。
場所によっては、視点固定で、3D化する必要性がない場所があったりもしました。
アクションゲームである以上、面白くするためには仕方がない制約ではあるかと思いますが、もう少し制約が少なければよかったかなぁと。
また、3Dであるため、いまいち位置感覚がつかみにくかったりもします。
カービィの場合、ホバリングである程度自由に空を飛ぶことができるのですが、地面のない場所を通過して、地面のある場所へ移動する時などに、到着したと思っても実際にはまだ地面がない場所で、そのまま落下してダメージを受けてしまうということが多々ありました。
一応、地面に落ちる影の位置で、ある程度は場所が把握できるのですが、手前に障害物や敵がいると、その影も見えなくなるので、今どこを飛んでいるのかが把握しづらかったりしました。
新しい要素について
今作で追加された新しい要素の「ほおばりヘンケイ」と「コピー能力」の強化要素については、個人的にはありだと思いました。
当初「ほおばりヘンケイ」が発表された時には、これまでのカービィらしさから外れてしまったような印象を受けました。
どんなものでも吸い込めるのがカービィの特徴だったのが、吸い込みきれずに中途半端な状態を維持しているのが、どうなんだろうかと。
ただ、ゲームをプレイしているうちに、ゲームの遊びの幅を広げる上では、要素としてはアリかなぁという感じになりました。
「ほおばりヘンケイ」を利用することで、レースゲームのようなステージが楽しめたり、
空を飛べたり、
ボートを動かしたりと、
これまでの「カービィ」シリーズにはなかった遊びの要素が増えたのは楽しめました。
また、「コピー能力」の強化についても、装備が強化されるような感覚で、育成要素として個人的にはアリだと思います。
強化するには、ステージ中に設計図を発見する必要があり、さらにはレアストーンとコインスターを消費して強化させることで、やりこみ要素としても楽しめました。
強化された能力は、使い勝手においてもかなり良くなっているものが多いので、強化のしがいがありました。
ただ、強化されたコピー能力はかなり強力なものもあるので、この機能を今後の「星のカービィ」シリーズにどうやって落とし込んでいくのか、少し気になるところだったりもします。
町の施設が充実していく
ステージをクリアし、ワドルディを助けた総人数に応じて、壊されていた町が復興していきます。
復興することで、様々な施設が増えていき、それらの施設を利用することで、ゲームを有利に進めることができるようになります。
施設を増やすために、「ワドルディ」を多数救出する必要があるため、ステージをコンプリートさせるモチベーションにもなります。
クリアといいつつも
ネタバレですが、このゲームは当初から見えているマップの他に、一度それらをクリアした後、裏面とも呼べるマップ「絶島ドリーミー・フォルガ」が出現します。
さらにその裏面をクリアした後、コロシアムに登場する「The アルティメットカップZ」というボス連戦モードの最終戦に、隠しボスが出現します。
そして、その最終ボスについては、倒せていなかったりします。
さすがに12連戦でダメージ回復もあまりできない状態で、最後のボス(変形あり)をクリアするというのは、私の腕では少々厳しいので、ほぼあきらめております。
通常のステージについては、裏面含めてそこそこ楽しむことができたのですが、最後の隠しボス戦については、プレイする都度イライラが増してしまうので、そろそろ限界かなぁと思っております。
まとめ
「星のカービィ」シリーズ初の3Dマップ化ということで、プレイしてみました、個人的にはそこそこ楽しむことができました。
3D化することで、マップを探索する楽しみの幅が広がった点はかなりよかったかなぁと。
ただ、発表された時には、個人的には、「スーパーマリオオデッセイ」や「スーパーマリオ64」のように、箱庭的なステージを自由に移動して、好きな条件でステージをクリアしていくようなプレイを期待しておりました。
実際にプレイしてみたら、3Dであるステージを自由に移動できるようになりましたが、場所ごとに視点的な制約や、操作的な制約が多かったのが、期待していたゲームとは少し違っておりました。
また、3D化によって、位置関係がつかみづらくなり、操作に支障を与える部分というのも生まれており、今後さらに3D化されたシリーズ作品がリリースされる場合には、それらをもう少し工夫してもらえるとより楽しめるのではないかなぁと。
ゲームとしては、最後のボスを除けば難易度的にもそれほど高くはないので、多くの人が楽しむことができる良いアクションゲームではないかなぁと思いました。