約9年前にRICHOの「THETA」を使える機会があって、その時に初めて360度動画を知りました。
360度動画というのは、動画を再生中にも、マウス操作によって、周囲を自由に見渡すことができる動画です。
撮影した動画を見ることで、その場に行ったかのように体験できる面白い動画です。
実際に撮影した本人でも、見ている方向以外の周囲の状況が後から確認できるので、見返してみると面白い発見があったりするかもしれません。
当時は、一時的に借りれただけで、あまり時間もなかったので、結局は一度だけ大阪城での野鳥探鳥の際に試用してみました。
その動画が以下のものです。
youtu.be
色々な可能性は感じられたのですが、結局は購入するまでには至りませんでした。
購入しなかった理由の一つに、使い道がイマイチ見つけられなかったこと。
360度動画を撮影してまで残しておきたい映像が思いつきませんでした。
例えば、頻繁に旅行へ行く人なら、風景などを360度動画を撮影しておけば、見返した時に行った時の思い出を掘り起こすきっかけになると思うのですが、私自身はあまり旅行へは行きません。
となると、使用する頻度はほとんどないかなぁというのが、当時の判断でした。
しかし、今さらになって、少し考え方が変わって、360度動画が撮れるカメラが欲しくなりました。
その考え方を変えたきっかけとしては、今年(2025年)大阪で「EXPO 2025 大阪・関西万博」が開催されるから。
www.expo2025.or.jp
私自身はまだ行けてませんが、せっかく自分が住んでいる地元の大阪で開催されるのですから、大阪万博は是非見に行きたいと思っています。
(チケットもすでに入手済み)
わずか半年ほどの開催で、それ以降は会場の建物がほぼ全て撤去されるというところから。
今行っておかなければ今後一生見ることはできないものばかりです。
特に会場の外周に建てられている「大屋根リング」のような巨大な木造の建物はもしかしたら今後お目にかかれないかもしれません。
そう考えると、万博の景色を写真や映像で残しておきたくなってしまいました。
デジカメやスマートフォンでパビリオンや大屋根リングを撮影するのもいいと思ったのですが、より臨場感というか、建物の雰囲気を残しておくのには、360度動画で会場を撮影した方が良いかなぁという考えに至りました。
360度動画を撮影しながら、大屋根リングを一周すると、会場全体まで取れて、雰囲気もわかりやすいのではないかなぁと。
過度な期待もあって、もしかしたら思っているほどのものは撮れないかもしれませんが、ちょっとやってみたくなりました。
そこで、360度動画が撮影できるカメラを調べてみたのですが、RICHO「THETA」が出た時よりもはるかに機種が増えておりました。
以前と比べてスペックも上がっていますが、その分お値段も高価になっています。
綺麗な動画を撮りたいという気持ちがある反面、今回の万博のためだけに高いものを購入したとしても、それ以降あまり使わないかもしれないという気持ちがあります。
最新のものを買えば、8Kの360度動画を撮れたりもするのですが、いかんせんお値段が・・・
さらには、撮影した動画を一般的なプレイヤーやYoutueに上げられる形式の動画に変換するにも、PCに高いスペックを必要としたりします。
となれば、そこそこの動画(といっても、昔よりも高画質になりますが・・・)でとりあえずは十分かなぁと。
きっちりと撮影できるのであれば、新品に限る必要もないということで、購入したのが「Insta360 X3」というカメラです。
新品である必要はなかったので、中古にして、出費を抑えました。
とりあえず、360度動画としては、5.7K(5760x2880px)まで撮影でき、以前使った「THETA」のFHD(1920x1080px)よりも高精細です。
先週の日曜日(5/11)の大阪城での探鳥に持参して、ほとんど人がいない早朝に「飛騨の森」にてテスト撮影してみました。
youtu.be
動画の内容としては、探鳥をしながらだったので、途中で立ち止まってしゃがみこんだりしております。
日の出直後ぐらいの森の中なので、撮影コンディションとしてはあまり良くはありません。
比較のために、以前RICHO「THETA」で撮影した飛騨の森の動画も貼っておきます。
youtu.be
ただ、同じ「飛騨の森」ではありますが、移動したルートを覚えていなかったので、結果的には違う場所扱いとなってしまいました。
動画を見比べてみましたが、想定よりも大きな差がないというか、移動している最中の動画は、「THETA」の方が綺麗な気もします。
止まっている状態だと、さすがに「Insta360 X3」の方がきれいに見えますが・・・
変換前の元の画像を見ると、かなり綺麗に見えるので、一般的な動画ファイルに変換する際ののソフトウェアでの加工に問題があるのかもしれませんね。
ビットレート115Mbpsでの書き出しでした。200Mbpsまで上げると、少しは綺麗な映像になったのですが、容量的に倍ぐらいになってしまいました。
(Youtubeにアップした115Mbpsの動画の容量が2.48GBで、200Mbpsまで上げると容量は4.33GBまで上がってしまいます。)
とりあえず、元の動画は変換後の動画よりも綺麗なので、個人的には十分満足できるかなぁと。
あとは、実際に万博会場へ行って、撮影するだけです。
ただ、360度動画で気をつけないと行けないのは、予想外のものまで撮れてしまうことでしょうか。
特に人通りが多いところで使うと、回りの人まで撮れてしまうので、インターネットに上げる時には、肖像権などを考えて、ぼかしたりの作業が大変になりそうな気がします。
なので、万博で撮影した動画は、おそらくネットには上げずに、個人的に楽しむだけになると思います。
あと、購入してから思ったのが、トレイルカメラのような使い方もできるのではないかということ。
野鳥が入りそうな茂みの中に仕掛けておけば、面白い映像が撮れるかもしれないということもあったりします。
一応、「Insta360 X3」はスマートフォンと接続することで、リモートでの操作にも対応しております。
ただし、この使い方についても、その用途で購入した「ATOM CAM」をあまり使っていないということもあって、無駄遣いになりそうな気もします。
それでも、カメラの向きを固定して、そこ画角に入らないといけない「ATOM CAM」よりも、360度撮影できるカメラの方が、使い勝手は良い可能性がありますが・・・
youtu.be
ただ、そういう使い方であれば、全天球型のものではなく、半天球形のものの方が低い位置における分、良いかもしれません。
とりあえずカメラは購入したので、今後機会があればいろいろと試してみたいと思います。



