おきらく・ごくらく日記

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古い車の自動車重量税が増税されるそうです

本日見つけた記事に、古い車の自動車重量税増税されるというものがありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160309-00010002-autoconen-indheadlines.yahoo.co.jp

我が家では、つい先日、購入から11年目の車検を通したばかりです。
ken-s.hateblo.jp

この車は、若い頃からいつかは乗りたいと思っていた車で、購入してからも非常に気に入っている車。

購入してから11年の間に、すでにフルモデルチェンジもされているのですが、そのモデルチェンジ後の車がイマイチ好きになれず。
同一車種を買い替えたいとは思わないのです。

記事によると、13年を超える車を所有していると、大幅な負担増になるとか。
今年車検を受けたばかりですが、次に車検を受ける2年後には、まさに記事に書かれている13年目に突入することになります。



どれぐらいの価格差が出るのかを記事の情報を元に計算してみると、平成27年度燃費基準を達成している高年式の普通車の場合、重量税が500kg当たり年額2500円。
我が家の車は2tクラスなので、4×2500円×2年分=20000円となります。

平成27年度燃費基準を達成していない普通車の場合は、500kg当たり4100円。
従って、先日の車検時に支払った自動車重量税は、4×4100円×2年分=32800円でした。

これが、購入から13年を超えている車だと、現在の500kg当たりの年額は5400円。
4×5400円×2年分=43200円となっているそうです。
本来だと、我が家の車が次の車検で支払う予定の額としては、これになる予定でした。

ところが、2016年4月1日以降はこの金額が上がるそうで、500kg当たり5700円に。
すなわち、4×5700円×2年分=45600円。

今の自動車重量税よりも2年間で13000円ぐらい上昇してしまいます。
これは、かなり痛いです。

恥ずかしい話ですが、この記事を読むまでは、自動車重量税が登録からの年数に応じて、金額が上昇していくということを存じませんでした。

個人的には、気に入ったモノを出来るだけ修理したり、メンテナンスしながら長く使うということが環境にも、資源にも良いことだと考えておりました。
しかし、こと自動車に関しては、経済面だけを見ると、長く持てば長く持つほど、罰則として税金額が上昇していくようです。

2年に1度の車検制度についても、自動車業界の買い換え需要を喚起するための仕組みだと思いますし、気に入った車に長く乗らせないようにしようとするこれらの制度については、もう少し考えてほしいなぁと思ってしまいます。

アメリカなどは、車検自体がない州もあるそうです。
そこまでとは行かないまでも、もう少し自動車を持つコスト、長く乗ってもあまり負担がかからない制度にしてもらえないかなぁと。

最近では自動車離れという話を聞いたりもします。
こういった、車を持つ事の諸々のコストやリスクを考えると、車不要という考え方も頷けるのではないかなぁと。

車を保有している人の買い換え需要を喚起するために、車検制度があったり、自動車重量税が上がって行くようになっているのだとは思うのですが、すでに高度成長期が終わっているこの国では、これらの制度が逆に、新しく車を購入しようとする顧客への高いハードルになってしまって、さらに車が売れなくなって行くということも考えられるのではないかなぁと。

そもそも、どんなに走っている車も、ほとんど走っていない車も、一律で2年に1度の車検というのは、本当に必要なのかなぁと。
今の自動車って、2年に1度検査をしないと問題が出てくるようなものなのでしょうか?

自動車重量税についても、排ガスの問題で環境に悪くならないように・・・的な意味合いで古い車に課税額を高く設定しているということだとは思いますが、実際に消費者がぽんぽんと自動車を買い替えると、その手放した自動車が廃棄物として環境を悪化させることにはならないのかなぁと。

良いものを、メンテナンスしながら、長く乗るということができるような制度に、見直しをしてもらえると嬉しいなぁと思ってしまいました。