おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

本町にある吉野家(阿波座店)がリニューアルしたので行ってみました

先週ぐらいのこと、本町の四ツ橋筋と中央大通りが交差するあたりで、吉野家の店員さんがチラシを配っている姿を連日見かけました。
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前を通れば、チラシをもらえるので、私も受け取ったのですが、そのチラシによると、近くにある吉野家阿波座店がリニューアルオープンするとのこと。
チラシの下の方には割引券もついておりました。

表面には、お店の中での注文方法が書かれていて、入り口のレジで商品を注文した後、商品を受け取ってテーブルへ持って行くというセルフサービス方式となっておりました。
これまでの吉野家と言えば、お店に入ればすぐにカウンターなどの席が並んでいて、そこに着席してから店員さんに注文し、完成した商品を持ってきてくれるというスタイル。
セルフサービス方式の店舗は、うどん屋のチェーン店などでは見かけますが、吉野家では初めて見ました。

さらに裏面にあったメニューを見てみると、定番の牛丼だけではなく、唐揚げ丼やソースカツ丼まで載っておりました。
中にはドリンクバーまで提供するという記述も。
吉野家のメニューといえば、牛丼や豚丼、カレーぐらいしか知らなかったので、唐揚げ丼やカツ丼といったメニューまで揃えるというのは少し驚きが。

揚げ物を扱うとなると、店舗にフライヤーなどを設置しないといけないし、実際に揚げ物を調理するとなると、時間もかかると思うので、この部分を取ってみても、これまでの吉野家とは違う形態の店舗なのかなぁと。

チラシを受け取った段階で、かなり気になったので、チラシを受け取ったのがお昼前だったのでそのまま、吉野家阿波座店へと向かったのですが・・・
リニューアルオープン直後のためか、入り口の外まで10人以上の人が並んでおり、店内の席もほぼ満員状態。
さすがにこれはちょっと並べないなぁということで、その日はあきらめました。

そして、リニューアルオープンからほぼ1週間が経過した本日、お昼前に再びお店へ向かってみたところ、先日よりは列が少なく、並んでいるのが数人で、店内を覗いても空席があるようだったので、入ってみることにしました。


店頭にはメニューが掲示されていましたが、オープン1週間目にして、すでにカツ丼とトンカツ定食の取り扱いが終了しておりました。

普通のカツ丼ではなく、店員さんの技量があまり必要の無いソースカツ丼で提供していたとは思うのですが、揚げるまでに調理時間がかなりかかってしまうので、取り扱いが終了してしまったのではないかなぁと。

入り口のすぐそばにレジカウンターがあり、そこで商品を注文します。
数人が並んでいたので、少し時間がかかるかなぁと思っていたら、私の前に並んでいた人たちはほとんどが持ち帰りのお客さんで、入ってすぐに注文することができました。

お店で食べるお客さんと、持ち帰り用のお客さんが同じ入り口から入るというのは、無駄に長い列ができてしまうので、あまり得策ではないような気もしますが・・・
もしかしたらオープン初日に見た列も、大半が持ち帰りのお客さんだったのかも。
すると、列を見て入店をあきらめた私のようなお客さんもいたのではないかと思うと、お店としては損しているのではないかと気になりますが・・・

とりあえず、牛丼を注文して、お金を支払った後、すぐその先にある商品受渡口へ。

人によっては、フードコートなどでよく見る呼び出し用のブザー端末を受け取っている人もいました。

受渡口から奥にある厨房が見えるので、覗いてみたところフライヤーが設置されていて、中で店員さんが衣をつけて唐揚げを一生懸命に揚げていました。
おそらく唐揚げ丼を注文した人には商品提供までに時間がかかるので、呼び出しブザーを渡されるのかなぁと。

さて、注文が完了したので、商品ができるまでに先に座席を確保しておくことにします。

私が席を確保した後、商品を待っていると、注文する前にサラリーマンの集団が座席を取りに行こうとして、店員さんに先に商品を注文してから席を取るようにと注意されているのを見かけました。
受付のレジカウンターから店内の全ての席が見えているわけではないので、注文した後、席が空いてなかったらどうなるのかなぁとふと疑問に思ったりもしたのですが、お店のルールとしてそういうルールなので、仕方が無いのかなぁと。

店内の席は1人用の席やテーブル席がありました。
お店の内装は、これまでの牛丼屋さんのイメージではなく、喫茶店のようにも思えるような感じ。

とりあえず私は1人だったので、1人用の席を確保したのですが、この席がなかなかにすごいです。
テーブルが1つあって、さらにコンセントも付いております。

※写真は食べ終わった後に撮影しております。
店内は無料のWi-Fiもあるようなので、フリードリンクを注文すれば、喫茶店と同じように長居できてしまいそうです。

牛丼屋といえば、ふらっと入ってぱぱっと食べて、さっと出て行くというイメージがありましたが、こういう店構えを見ると、長居客も歓迎しているのかなぁと。
さすがに、お昼の書き入れ時にフリードリンクだけで粘るというような根性は私にはないので、食べ終えたら早々にお店を出て行くつもりですが・・・

さて、レジカウンターで注文した後、席も無事に確保できたのですが、肝心の商品がなかなか出てきませんでした。
レシートを見ても、特に受け付け番号などが書かれていなかったので、混雑している時に同じメニューを複数の人が注文したら、商品の取り違いというか、順番違いが発生してしまいそうな気がしました。

もしかしたら、私が席を確保している間に牛丼が出て、他の人が先に持って行ったのかなぁという気にもなってきました。
3分ぐらい経ってから、ようやく牛丼が出てきたのですが・・・それが果たして本当に私が注文した順番通りだったのかどうか、ちょっと判断できなかったりしました。
とりあえず、周りに牛丼を待っている人がいなかったようなので、私が受け取りましたが・・・

牛丼を受け取った後、お箸やお水は店内の1カ所に置かれており、そこに人が集中しておりました。
また、紅ショウガや七味といった薬味についても、席には置かれておらず、店内の数カ所の共通スペースで利用するという形式なので、人がそこに集中するので、他の人が使っている間は、後ろに並ぶ必要がありました。

薬味を牛丼にのせた後、さきほど確保した1人用のテーブルへ戻り、ようやく食事。
牛丼の味については、いつもの吉野家の牛丼なので、特にレポートする必要もないかなぁということで割愛。

食べ終えた後、食器を返却口へはこんでお店を出ました。

お店を出たところで、中年の女性に声をかけられました。
話を聞くとどうやら、お店が新形態でリニューアルしたので、それについて利用客からアンケートを取っているそうです。
とりあえず、質問されたことに正直に答えておきました。

アンケートに答えた結果、お礼として牛丼の無料券を1枚もらいました。

これまでの吉野家のイメージや形態をリニューアルして、新しいものを模索している最中だとは思いますが、素人の私から見ても、色々と改善した方が良いのではないかなぁという点が散見されるというのが正直な感想です。

入り口の行列をもう少し緩和するために、持ち帰りとイートインのお客さんの列を分ける方が良いのではないかなぁとか。
注文してから商品受け取りまでに、比較的素早く提供できる牛丼と、時間のかかる唐揚げ丼のお客さんの動線を、狭い店内でどう処理するのかとか。
商品待ちの人が、受け取り口付近で立っているのも、混雑する原因の一つかと思うので、それもオペレーションで何とか対応できるのかなぁとか。
箸やお水、薬味の取り分けなどで混雑するので、そこをどう対応するのか。

せっかくのお昼の書き入れ時に、いかに多くのお客さんをさばくのか・・・座席数もリニューアル前のカウンターのみの店舗よりも少なくなっているように見えるので、その点はお店の存続に関わってくることではないかなぁと。

席としては、カウンターのみの時よりもかなり居心地が良くなっているのですが、商品の注文から提供まで、さらには食べた後にお店を出て行くまでの滞在時間などを考えると、以前のカウンターだけの方が、お昼は利用しやすかったかなぁと思いました。

食事目的のお客さん以外に、ドリンクバーなどでの来店を促すためのリニューアルだと思うのですが、果たしてお昼以外の時間はお店の目論み通りに回っているのかなぁと。
茶店などもそうですが、居心地が良くなると、お客さんの回転率は下がるかと思うので、お客さんの満足度が上がったとしても、お店の売り上げが上がるのか、他人事ではありますが、少し心配になりました。

とりあえず、吉野家としては新しい形態なので、今後どうなっていくのか、少し気に留めておこうかなぁと思いました。