おきらく・ごくらく日記

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ビットコインなどの仮想通貨ってどうなんだろう?【長文ですが結論出ず】

最近、ニュースなどで話題になっている「ビットコイン」などの仮想通貨。
ニュースになっているのは、主に「ビットコイン」関係が多かったりします。

ビックカメラビットコインでの決済を開始したというニュースが流れてきたり。
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/170409/ecn17040914560005-n1.htmlwww.iza.ne.jp

そういった流れになったのは、国が仮想通貨に対して、取引所を登録制にするなどの法案が通過して、社会的にも認められつつあるようです。
www.sankei.com

個人的には、仮想通貨に対してはあまり知識が無くて、気になって調べてみても、イマイチよく分かりませんでした。

ただ、投資した額が数十倍とか数百倍になることもあるというところで、資産運用を考えると、かなり興味が引かれます。
しかしそれと同時に、あまりにも景気の良い話過ぎるので、何となく詐欺っぽい怪しさを感じてしまいます。

個人的に気になるのは、

  • 一体誰がその価値を保証してくれるのか
  • 仮想通貨の価値をどうやって生み出しているのか
  • 何故仮想通貨の交換レートがそこまで上昇するのか

といったところです。

今回仮想通貨について調べてみて、比較的分かりやすかったのは下記のサイトです。
virtualmoney.xsrv.jp

このサイトを読んで、何となく仮想通貨の仕組みを把握しました。

ただ、完全に疑問が解けた訳ではありませんが・・・とりあえず仮想通貨に関して、私が感じたところについてまとめてみようかなぁと。

ただし、色々と考えたのですが、最終的な結論は出ておりません。
なので、以下を読み進めても、時間の無駄となる可能性もございますので、ご注意ください。



仮想通貨の価値を保証してくれるのは誰かという点

例えば、国が発行する通貨や、株式会社が発行する株券のように、通常の金融商品は必ず保証してくれる団体が存在しております。
しかし、仮想通貨の場合は、その価値を保証してくれる団体が存在していないというところで、一体どうやってこの通貨の価値は決まっているんだろうと疑問。

調べてみたところ、どうやらビットコインなどの仮想通貨は

ビットコインが稼働しているシステムが信用されている

http://virtualmoney.xsrv.jp/%e3%83%93%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%b3%e3%82%a4%e3%83%b3/%e3%83%93%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%b3%e3%82%a4%e3%83%b3-%e4%be%a1%e5%80%a4-%e3%81%aa%e3%81%9c%e3%81%82%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%8b%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%82%84%e3%81%99%e3%81%8f%e8%a7%a3/

ということらしいです。

仮想通貨を売買している人は、システムを信用して取引しているそうです。
ちょっと個人的に思っていた疑問と答えでズレがある感じですが・・・

上記の答えだと、日本のお札や貨幣が通貨として価値があるのは、偽札が作られにくいという点が信用されているから。
と言われているような感じです。

個人的に欲しかった答えは、万一その信用されている点がほころんでしまった場合、誰がそれを保証してくれるのかという所が知りたいところ。

日本の通貨は、国がその貨幣の信用を保証していて、偽札が出回った場合でも、日本政府が対処してくれます。

しかし、仮想通貨の場合はというと・・・
システムを信用してください、万一何かあっても、信用して取引したあなたの責任ですよと言うことのようです。

ビットコインの取引が一時停止される可能性があるというニュースが流れてきたりすると、通過としての安全性に疑問がついてしまいます。
www.iza.ne.jp

取引所についての不祥事なんかも、あったりしますし・・・
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-7962.phpwww.newsweekjapan.jp

こういったニュースを見ると、ネガティブなイメージしか抱けなかったりします。
目に見える物がないので、余計にそう思うのかもしれませんが、仮想通貨は通貨として信用はしにくいかなぁと。




仮想通貨の価値をどうやって生み出しているのか、なぜ交換レートが上がっていくのかという点

現実の通貨の場合は、商品を購入するのに通貨でやり取りします。
例えば、ペットボトル飲料が150円で買えるとした場合、150円という通貨は、ペットボトル飲料と同じ価値があるということ。

商品を作っている側や、サービスを提供している側が、その価値として日本円という存在や価値を認めている結果、日本円には価値が発生しています。
商品やサービスと交換できることが、通貨としての価値を付加しているのではないかと。

仮想通貨はその点がどうなっているのかなぁと。
仮想通貨を使って商品やサービスとの交換ができるようになれば、通貨としての価値は出てくるとは思いますが、現状でそこまでは広まっていないのかなぁと。

仮想通貨が最初に発行される時に、提供された価値とは一体何なのかなぁと。
売買されているところをみると、現実の価値は各国の通貨に担保されているだけなのかなぁと。

現実の通貨で仮想通貨を購入することで、現実の通貨分の価値を持つというのは分かります。
ただ、そこに何倍もの交換レートがついていく仕組みがどうもよくわからないかなぁと。

発行量が決まっていて需要と供給の関係で希少性が上がった結果、価値が上がって行くという仕組みは分からない事もありません。

商品を購入するに当たって、欲しいと思う人はその商品を使った時に得られる効果や結果に対して価値を見いだしているということで、需要が高くて供給が少なければ、価値も上がって行くのはわかります。

投資対象の金融商品でも、価格が変動する株式や金といったものもあります。
株式や金などは、商品同様にそのもの自体に価値があります・・・株式の場合は企業の配当金だったり、金は工業用としての用途だったり。

しかし、仮想通貨自体には、果たして本当にそういった価値が存在しているのかなぁと。

仮想通貨を得た後、その仮想通貨を使って何らかの価値を得ない限りは、仮想通貨を得る必要はないわけで・・・
自国の通貨を使って購入する仮想通貨によって、得られる何らかの価値というのは、一体どういうものなのかなぁと。

今回ビックカメラが仮想通貨で商品を供給するというのは、仮想通貨に価値を与えることになるとは思いますが、それ以外のお店で、仮想通貨を使って商品の売買ができるところがあったりするのでしょうか?
そこは私が知らないだけで、本当はもっと多くの価値を得られるのかもしれませんが・・・

町中のお店で、仮想通貨を使って買い物できないという時点で、日本国内においては、日本円よりは使い勝手の悪いものだと思ってしまいます。
そんな使い勝手が悪い通貨をわざわざ購入するのは、一体なぜかなぁと。

国に対してのリスクを感じて、外貨を買うという行動はアリだとは思います。
ただ、その外貨を買う際にも、その外貨を発行している国を信用して買うということになるので、外貨の発行元の国が後ろ盾としてあるから買えるわけで・・・
その部分がイマイチ弱いように思える仮想通貨を、なぜ買う人がいるのかなぁと。

もし、仮想通貨を売買している人の大半が、その値上がりを見越して購入しているということだとすれば、ちょっと危険な感じもしてしまいます。
確かに、先行者利益というか、先に始めた人だけが儲かる可能性というのも否定はできませんが、それを期待して今から仮想通貨の売買ゲームに参加するのは、ちょっとリスクが高いかなぁと。

バブル期の土地売買のように、本来の価値以上の金額での取引は、いずれははじけてしまうのではないかなぁと。

土地の場合は、最終的に買った土地が残るのでまだマシですが、仮想通貨の場合は、トレーディングカードゲームのレアカードのように、ブームが終了した時には誰も見向きもしない無価値なものになってしまうのではないかなぁと。

そういうことを考えて行くと、やはり仮想通過に対して個人的にはどうもイマイチ信用できない感じ。

仮想通貨が売買で取引される限りでは、現実通貨の流入は行われることになるので、仮想通貨を現実通貨に交換できたり、仮想通貨で商品やサービスを購入できるので、仮想通貨の価値も維持されるとは思います。
万一、現実通貨の流入が止まったり、商品やサービスへの交換がストップした瞬間に、仮想通貨の価値は無くなってしまうということもあり得るのではないかなぁと。

実際の通貨の場合は、国がその通貨の価値を維持するために努力しますし、株式の場合も企業価値を上げる為に会社が努力してくれます。

しかし、この仮想通貨の場合はというと・・・そういうのがどうも見えない。
売買している個人(や利用している企業)の思惑というか、思い込みだけで、価値が決まっているような気がしております。

あくまで個人的な感想なので、実際に取引をされている方にしてみれば、杞憂と思われるかもしれません。
それでも、発行母体の保証がない仮想通貨は、どうもバブル期の不動産の取引や、砂山崩しのような、最後は誰かが失敗(損)をして終焉を迎える危うさを感じてしまいます。
とは言いつつも、取引されている方達が、そこに「価値がある」と考えて取引を続ける限りは、バブルのように崩壊することなく維持され続けるのかもしれませんが・・・

仮想通貨については、今後の動向を見極めて行く必要があるのかなぁと。
ただ、見極めた後に、仮想通貨に手を出そうとしたときには時既に遅しということもあるかもしれませんが、今はまだ生活に定着するかどうかを見極めてからでないと、ちょっとリスクが大きいかなぁという印象ですね。

最後まで長文をお読みいただいた方には、申し訳ございませんが、現状の私の知識では、この辺が限界です。
もしかしたら、私の認識に誤りがある可能性もございます。

私がもっと経済学に詳しければ、さらに深い考察もできるのかもしれませんが・・・長々と書いて、結論が出せていなくて申し訳ございません。