写真を撮影した後で、ピントの位置を変えることができるカメラ「LYTRO ILLUM」。
以前、そのカメラが気になると書きました。
ken-s.hateblo.jp
ただ、「後からピントを変える」というこれまでの写真では考えられない機能を体感するために、実際に本体を購入して体験するには、価格的なものを考えると、かなりの勇気が必要な値段でした。
手軽に買って試すというのは、よほどの人でない限りは難しい感じ。
ところが、今度は写真を撮影した後で、ピントの位置を変更できるというスマートフォンが楽天モバイルから発売されるそうです。
楽天モバイルが独占販売するファーウェイ製のSIMフリーAndroidスマートフォン「honor6 Plus」がそれ。
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800万画素のカメラを2つ搭載し、その2つのカメラの視差によって被写体の距離情報を取得し、後からピントの位置を変更できるようにする機能で「ワイドアパーチャ」というそうです。
ピントだけではなく、後から被写界深度(ピントの合う範囲)を変更することもできるとか。
「LYTRO ILLUM」の方は、ライトフィールドセンサーで、光の方向や角度を3次元情報として記録し、その情報を使うことで、撮影後に自由にピント位置を変更するものでした。
実際には実現方法というか、アプローチ方法に違いはありますが、「写真を撮影した後からピントを変えることができる写真」というものを体験することはできるかと。
「後からピントを合わせることができる」というこれまでの写真ではできなかった新しい機能というか効果を体感するには、コスト的にまだ安くてすみそうな感じですね。
ちなみに、その他のスペックとしては、
ディスプレイ | 5.5型のフルHD |
OS | Android 4.4 |
サイズ | 150×75.7×7.5mm |
カラー | ゴールド、ブラック、ホワイト |
価格 | 45,800円(税別) |
ということです。
一応、SIMフリー版も楽天モバイル以外からも販売されているようです。
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ついでに言うと、2つのカメラの視差で、ピントを後から合わせるという「honor6 Plus」と同じ方式を使えば、同じくカメラが2つついている携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」でも、同じ機能が実現できたりするのではないでしょうか?
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「ニンテンドー3DS」のカメラにこの機能がつけば、かなり面白いと思うのですが、どうでしょうか?
個人的には、光学ズームを搭載したコンパクトデジカメに「写真を後からピントを合わせる」機能がついてくれると、かなり欲しいと思うのですが・・・
さらに欲を言えば、「ネオ一眼」と呼ばれるような、高倍率のコンパクトデジカメにこの機能がついてくれると、野鳥撮影にも使えて、かなりうれしいのですが・・・やっぱり無理ですかね?