ほぼ毎日のように前を通っているauショップ。
金曜日に前を通った時に気になる張り紙が。
iPhone6 がMNPで一括無料と。
まぁ、旧モデルだから売れなくなる前にさばきたいのかなぁと。
そう言えば、色々なショップで、前モデルの iPhone6 を安くで売っているのを見かけるようになりました。
まぁ大体が最低容量の16GBモデルなので、現在の容量より少ないので、気にも止めないのですが。
ところがそのショップで掲示されていた張り紙は、なんとか128GBモデル。
そう、前モデルの iPhone6 の最大容量が、本体一括無料となっておりました。
これは正直、くらっときます。
サイズやデザインはあまり気に入らないので、iPhone6 / 6Plus は全く買う気もなく、そのマイナーチェンジの iPhone 6s / 6s Plus も買う気もありませんでした。
しかし、最高容量128GBのモデルが無料となると話は変わってきます。
買うつもりはないけど、もしタダでもらえるならと考えると、気になったりしてしまいます。
しかし、そうは言っても、携帯電話。
契約すれば、月々の使用料がかかってきてしまいます。
大手キャリアの月額の通信料金は、格安SIMに比べてかなり高い。
現在利用している mineo で支払っている金額は、3Gプラン+音声通話で1510円(税抜)です。
それに比べて、au の通信料金はというと・・・
スーパーカケホ の一番安い料金プラン(データ定額3GB)で 6200円
LTEプラン+LTEフラットで 6934円
カケホの一番安い料金プラン(データ定額2GB)で6500円
と、軒並み月額使用料が上がってしまいます。
これが、2年縛りとなると、差額は・・・十分に本体が購入できそうな額になってきます。
そう考えると、本体一括無料で契約するのは損です。
ところが、これはあくまで2年縛りを最後まで支払った場合の条件。
例えば、途中で解約して、再び格安SIMに乗り換えた場合は? と考えるとどうなるのか。
諸々の条件を含めて、検討してみました。
格安SIMで使えるのか?
au で契約した端末を利用する場合、その端末で使える格安SIM会社が少ないことが一番のネックとなってきます。
端末を入手したものの、その端末で利用できる格安SIMがなかったら、ずっとそのキャリアで契約し続ける必要があります。
現状で多くの格安SIM会社が契約している回線は、ほとんどが Docomo の MVNO。
なので、後から格安SIMで運用するための端末を入手するつもりで大手キャリアと契約するのであれば、Docomo と契約するのが一番良いと思います。
ちなみに、SoftBank の回線を使った格安SIM会社は現在は一社もないので、後から格安SIMで運用することを見越して端末を入手するためだけに SoftBank と契約するのは意味がありません。
さて、今回の本体一括無料を実施しているキャリア au のMVNOを利用している格安SIM会社はというと、下記の2社ぐらいしか選択肢がありません。
- mineo
- UQMobile
Docomoの回線を使えば、選択肢もかなり広いのですが、au回線の格安SIMは、現状で上記の2社ぐらい。
さらに iPhone の場合、上記の2社では使える端末がかなり限られてきます。
現在私が利用している iPhone5s の場合、iOS7.12 であれば、利用できますが、iOS8以降になると、利用できなくなります。
なので、au回線で利用できる iPhone6 を入手しても、後から格安SIMで利用できるとは限りません。
そこで、au の iPhone6 を上記の2社のSIMでデータ通信が可能かどうかをそれぞれの動作確認端末一覧で調べてみると・・・
mineo.jp
http://www.uqmobile.jp/product/sim/devices/www.uqmobile.jp
何と、mineo の方は、iPhone6 + iOS9 であれば、使用できるということが分かりました。
契約に必要となる店側の条件。
大手キャリアの直営ショップなどで、本体一括無料という張り紙がある場合、大抵はお店から契約に必要となる条件を提示されます。
それは、料金プランでの条件であったり、有料コンテンツへの加入の条件であったりといったもの。
先のお店に入って、それらの条件を確認してみたところ、
- 他社からのMNPであること(今回は格安SIMからでもOKでした)
- 加入する条件プランがある程度決まっていること(2年縛り必須)
- 特定のオプションサービスへの加入が必要であること(翌月解約OK)
- 5つの有料コンテンツへ3カ月間の加入が必要であること
- 現在利用している端末の下取りが必要であること
という感じでした。
個人的にひっかかったのは最後の項目。
「現在利用している端末の下取りが必要」という項目。
個人的に、アプリを色々と作成しているので、これまでに購入して、使い終わった古い端末については売却せずに保有しております。
当然、iPhone5s についても、残しておきたいわけで・・・
その部分を相談したところ、有料コンテンツへの加入を5個から7個にすれば、下取りの端末は不要とのことでした。
先方が提示する加入するプランで、一番安くおさまるものを検討してみます。
提示された契約プランは
LTE+LTEフラット | 6,934円 |
スーパーカケホ+5G | 7,000円 |
カケホ+5G | 8,000円 |
ということで、一番安いプランは LTE+LTEフラットのプランを選択します。
特定のオプションサービスで入らないといけないのは、以下の3つ
そして、7つの有料コンテンツについては、2,300円/月 のものを提示されました。
端末の毎月割 1,545円×24回は適用されます。
MNPでauに乗り換えると、「auかえる割」というサービスを受けることができます。
月額料金を1年間無料(934x12カ月)にするか、au WALLETへ12,000円分のキャッシュバックか選べます。
月額料金の方を選ぶと、契約プランを買えた場合に適用が変わるそうなので、おそらく au WALLET へのキャッシュバックを選ぶ方がよいかなぁという感じです。
その結果、月額料金としては、だいたい以下のような感じではないかと思います。
()内は、先方からの最低限の提示条件を守った場合の金額
項目 | 初月 | 〜3カ月 | 〜12カ月 | 〜24カ月 | 24カ月〜 |
基本料金 | 6,934円 | 6,934円 | 6,934円 | 6,934円 | 6,934円 |
オプション | 1,000円 | 1,272円(0円) | 1,272円(0円) | 1,272円(0円) | 1,272円(0円) |
有料コンテンツ | 2,300円 | 2,300円 | 2,300円(0円) | 2,300円(0円) | 2,300円(0円) |
毎月割 | 0円 | -1,545円 | -1,545円 | -1,545円 | 0円 |
合計 | 10,234円 | 8,961円(7,689円) | 8,961円(5,389円) | 8961円(5,389円) | 10506円(6,934円) |
当然、先方が勝手に追加した各種オプションや有料コンテンツについては、条件に従って切っても良いタイミングで切ります。
というか、契約直後に切っても、大丈夫なのではないかなぁと思うのですが・・・
各種必要となる手数料
さて、次に諸々で係る費用について計算してみます。
まずは、現在契約中の mineo を MNP するとなると、解約手数料が必要になります。
現在、1年も契約しておりませんので、私の場合は、解約手数料として、12,420円(税込)。
au への手数料として、3,240円(税込)。
mineo から MNP で転出して、au へ加入する場合は、上記の金額です。
次に、 au で端末を入手した後、再び mineo へ戻る場合の金額です。
au の誰でも割は2年契約前提なので、途中で解約すると、契約解除料が 9,500円と、転出手数料 2,000円がかかります。
そして、mineo への事務手数料として、3,000円がかかります。
すなわち、行って帰ってを行うだけで、片道15,660円(税込)、往復で31,320円(税込)がかかるということですね。
あと、au の iPhone6 購入については、もう一つ条件があって、「MNP購入サポート特約」というのを利用しての購入となっております。
これは、端末を購入した後、1年間の間に解約、一時休止、端末購入を伴う機種変更を行うと、サポート解除料がかかるというもの。
毎月解除料は変わっていき、今回購入予定の iPhone6 の場合は、
経過月数 | MNP購入サポート |
1カ月目 | 20,000円 |
2カ月目 | 19,100円 |
3カ月目 | 18,200円 |
4カ月目 | 17,300円 |
5カ月目 | 16,400円 |
6カ月目 | 15,500円 |
7カ月目 | 14,600円 |
8カ月目 | 13,700円 |
9カ月目 | 12,800円 |
10カ月目 | 11,900円 |
11カ月目 | 11,000円 |
12カ月目 | 10,100円 |
13カ月目以降 | 0円 |
となっております。
購入した場合の費用試算(条件を守った時)
さて、これらの条件を総合して、実際に2年間 au を利用した場合の金額を検討してみると・・・
まずは mineo から au へ MNP する手数料のトータルは 15,660円。
そのままお店からの購入条件を守って、 au で 2年間契約し続けた場合の最低コスト概算は、
項目 | 初月 | 〜3カ月 | 〜12カ月 | 〜24カ月 | 24カ月〜 |
合計 | 10,234円 | 7,689円 | 5,389円 | 5,389円 | 6,934円 |
10,234+7,689円×2カ月+5,389円×21カ月 = 138,781円(税別)
となります。
ので、mineo から MNP して、2年間 au で iPhone6 を持つのに必要なコストの概算は
138,781円×消費税(8%)+15,660円なので
165,544円(税込)ぐらい
※ただし、消費税が変動した場合は、上記の限りではありません
mineo のまま契約を続けた場合は、
1,510円×消費税(8%)×24カ月なので
購入した場合の費用試算(条件を破る場合)
さて、次は2年縛りを無視して途中で再び mineo に戻る場合の金額を試算してみます。
まずは、必要となる手数料は、mineo から au へMNPし、その後 mineo に戻るという流れなので、手数料は31,320円(税込)。
そして、MNP購入サポートの解除料が 20,000円(税抜)
初月は au で2カ月目からは mineo となる場合は、
10,234円×消費税(8%)+1,510円×消費税(8%)×23カ月=48,542円(税込)
トータルはというと、
101462円(税込)
そこから、mineo のまま契約をつづけた場合の額を引くと、差額は
62342円(税込)
さらには、 au WALLET へのキャッシュバックが入れば、
50342円(税込)
これならば、iPhone6 128GB を新規で購入するよりも安く収まりそうです。
ただし、契約即解除となると、ブラックリストに乗る可能性もあるそうで、そうならないためには、3カ月ぐらいは契約を続けておく方が良いとの表記もありました。
matome.naver.jp
3カ月後に契約解除した場合の金額を検討すると・・・
MNP の手数料絡みは31,320円(税込)。
MNP購入サポートの解除料は18,200円(税別)。
10,234×消費税(8%)+5,389円×消費税(8%)×2カ月+1,510円×消費税(8%)×21カ月 = 56,922円(税込)
ので、トータルは
107,898円(税込)
そこから、mineo のまま契約をつづけた場合の額を引くと、差額は
68,778円(税込)
au WALLET へのキャッシュバックが入れば、
56,778円(税込)
3カ月利用しても、十分に安く収まりそうですね。
検討した結果
サイズ的にも、デザイン的にも、今使っている iPhone5s の方が好きです。
しかし、セキュリティ的なものや、対応アプリが減っていくことを考えても、いつまでも iOS7 までしか使えない iPhone5s を利用しつづけるのは難しいかなぁとも思い始めておりました。
というか、プレイしたいと事前登録していたアプリが、iOS8以降でしか動作しないと判明したので、それも後押ししていたりします。
https://itunes.apple.com/jp/app/warudo-endo-ekuripusu/id1021552086?mt=8&at=1000lcz&ct=&at=1000lcz
iPhone7 が発売されるまで・・・来年の9月ぐらいまで iPhone5s を使い続けるという手もあったのですが、せっかく最高容量の iPhone6 が無料で手に入るチャンスがあるなら、検討してみても良いかなぁと思って、今回のこととなりました。
さらには、格安SIM の mineo で、au の iPhone6 (iOS9)が利用できるということが、今回入手する動機となっております。
現時点では、3カ月後に再び mineo へ戻る予定だったりしますが・・・