「カップヌードル」や「どん兵衛」などのカップ麺を販売している日清。
現在ではかなりの知名度と売れ行きを誇る同社であっても、過去に発売した商品が全て売れたかというと、どうもそうではないようで、過去にはほとんど売れなかった商品もかなりあったようです。
そんな過去に発売して売れなかった商品を、この度自虐的に期間限定で再販売しているのが「日清の黒歴史」シリーズ。
それが、「熱帯U.F.O タイ風甘辛屋台ソース」「カップヌードル サマーヌードル」「どん兵衛 だし天茶うどん」の3商品です。
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かなり前に発売されると聞いて、非常に気になっておりました。
個人的にはラインナップを見せられて、どれも売れなかった理由が分からないほど、美味しそうだと思ってしまったのですが・・・
とりあえず見かけたら買って食べてみたいと思っておりましたが・・・
この度、ようやく近所のスーパーで3商品とも見かけたので、全種買ってきました。
そして、本日はさっそくそのうちの一つ「熱帯U.F.O タイ風甘辛屋台ソース」を食べてみることにしました。
個人的にはタイ料理は比較的好きで、焼そばなら辛くない「パッタイ」よりも、辛い方の「パッキーマオ」の方が好きだったりします。
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ついでに言うと、「パッタイ」の麺は太くて平たい麺で、それほど辛くない焼そばだったかと思うので、この商品は麺が細いし、甘辛屋台ソースという時点で、パッタイとは違うものだとは思いますが・・・
その辺り日清さんも分かっているのか、パッケージをよく見ると「パッタイ」ではなく「パッタイ風」と小さな「風」の文字が入っておりました。
そう、この商品は「パッタイ」ではなく、あくまで「パッタイ風」なのです。
それでも、「タイ風」「甘辛ソース」「パッタイ風」という言葉で、なんとなくあんな味かなぁとイメージは伝わってきますね。
2002年に販売された商品のようで、売れなかった理由を日清が分析して、それをどうどうとパッケージに明記しているあたり、割り切った感じがしてしまいます。
でもよくよく読むと、きっちりと「旨いですよ!」と書かれているところに、自信も感じられますが・・・
側面にも黒歴史復活と書かれてます。
いや、黒歴史は復活したらダメなんじゃ・・・いや、復活はいいのかな。
黒歴史が繰り返さなければ良いのかな?
確かに昔に比べれば、タイ料理が身近になった今なら、もしかしたら再評価されて売れるかもしれませんね。
それでは、いよいよ開封してみます。
中には小袋が3つ、粉末ソース、調味オイル、かやくが入っておりました。
調理前の麺はこんな感じで、すでにタマゴなどの具は入っておりました。
お湯を注ぐ前にかやくだけ麺の上に開封します。
かやくの中身はエビとニラでした。
その後、お湯を注いで3分待ちます。
3分経ってから、お湯を捨てると、こんな感じです。
この時点では、ニラの香りが結構してきます。
粉末ソースを混ぜていると何となくエスニックというか、スパイシーな香りがし始めます。
タイ料理っぽい感じがしてきました。
そして、調味油を投入すると、少し赤味がついて混ぜると出来上がり。
さっそく食べてみたところ、表面的には少し甘みを感じるスパイシーな味。
しかし、その甘みの中に感じる辛さは、まさしくタイ料理にあるあの味です。
これがパッタイだと言われると、たしかにそれっぽい感じはしますが、それと同時にどことなく物足りなさも。
やはり「パッタイ」にしては、麺が細いし、カップ麺なので仕方が無いのですが、もやし等の具材が入っておりません。
おそらく、それらの歯ごたえというか、かみごたえというか、ボリューム感がないのが物足りなさの原因かなぁと。
味としては、「パッタイ」っぽい感じはあり、個人的には好きな味です。
カップ麺として割り切れば、これはこれで手軽に「タイ風」「パッタイ風」の焼そばを味わえるので、アリなのではないかなぁと。
2002年の発売当時になぜ売れなかったのかが分からないぐらい、個人的には好きな感じです。
やはり、発売する時期が早過ぎたのが原因だったのではないでしょうか。
ただ、このカップ麺を食べた後、無性に「パッキーマオ」が食べたくなってしまう・・・そんなタイ料理を食べたい欲求を刺激して来るカップ麺でした。
定番商品ではないので、気になる方は早めに買われた方が良いかもしれませんね。