いよいよ関西も梅雨入りしました。
雨が降ると、野鳥を見に行けなくなるので嫌な季節です。
せめて週末だけは、晴れていてほしいと望んでおります。
幸い本日の天気は晴れとなっておりました。
本日の日の出予定時刻は4:44。
ここ数週間のいつもと同じように4:10起床して大阪城へ。
西外堀の上をツバメが飛んでいました。
飛んでいるツバメを撮影するのは難しいので、あきらめて早々に飛騨の森へ。
天気は良いのですが、時折風が吹くので、少し肌寒い感じ。
飛騨の森はいつも以上に静か。
野鳥を探しても、見つけることができるのはシジュウカラ、カラス、スズメ、ムクドリ、キジバトぐらい。
他の野鳥は全く見られず。
渡りの季節も終わりなのかなぁという寂寥感が漂ってきます。
せめて、いつものメンバー以外の野鳥がいればと歩を進めると、少し離れたところから「グィー」という声が。
「グィー」だけなので、多分先週も出会ったカワラヒワかなぁと探してみると、予想通り1羽が樹上に止まって鳴いておりました。
せめてカワラヒワだけにでも出会えただけ幸運かと。
その後、引き続き飛騨の森を回ってみると、今度はカワラヒワの群れに遭遇。
5羽ぐらいの群れでした。
さっきの1羽とは違って、比較的低いところにいました。
その後、地面に下りて採餌をしていたので、もしかしたら先の1羽は偵察役だったのかもしれませんね。
カワラヒワの集団が頑張ってエサを採取していたので、そのままそっと後にして、他に野鳥がいないかと探してみると、メジロを発見。
かなりせわしなく動いているので、最初ムシクイかと思ったのですが、メジロでした。
多分今日は野鳥の数が少ないと思ったので、とりあえずこのメジロを追いかけて撮影していると、その先でメジロの幼鳥がいました。
先に見たメジロはどうやら親鳥だったようで、この幼鳥の元へ何度もエサを運んでいるような感じでした。
どうやら幼鳥は2羽いるようですが、顔が見えたのは手前の1羽だけでした。
親鳥が何度かエサを運んだあと、この親子はその場から飛び去ってしまいました。
その後、さらに飛騨の森を進んでいると、イカルらしき野鳥の声が。
すぐ近くで鳴いているのですが、姿を見つけることができず。
やがて、鳴き声が消えたので、飛び去ってしまったようでした。
撮影できなかったのはかなり残念な感じ。
ただ、まだイカルが大阪城を回っていることが分かったので、そのうちまた出会えるかなぁと。
飛騨の森を移動して梅林へ。
梅林では、地面に大量のムクドリがいて採餌していました。
そのうち、数羽は色が薄いので、おそらく幼鳥なのではないかなぁと思われます。
時折、親鳥からエサをもらっている幼鳥の姿もみかけましたが、タイミングが合わずに撮影はできませんでした。
梅林の上空を白い鳥影が横切るので、何かと撮影してみると、白いサギでした。
足の指が黒いので、コサギではないので、チュウサギかなぁと。
梅林ではそれ以外に特になにも見れなかったので、次の豊国神社へと向かいました。
梅林脇の上り坂を登っている途中、内堀にゴイサギがいるのを発見しました。
どうやら、魚を取ろうとしている様子。
ならば、魚を捕まえる瞬間を撮影できないかなぁと待ってみることに。
ブイの上を歩いて移動し、時折くちばしを水の中に入れて何かしている様子。
この動作を何度も繰り返していたので、もしかしたら魚をおびき寄せようとしているのかもしれません。
やがて、獲物を見つけたのか、動きを止めたかと思うと、飛び出そうと羽根を広げました。
ところが、そのまま飛び出さずに、羽根を閉じてしまいました。
見事にフェイントを食らってしまいましたが、多分魚を捕るタイミングが悪かったのかもしれません。
その後、少し粘りましたが、結局魚を捕る場面は見れず、これ以上待つのもどうかと思ったので、その場を後にしました。
豊国神社では、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラぐらいしか見れませんでした。
配水場では、コゲラが撮れました。
音楽堂西通路へ移動すると、エナガの群れに遭遇。
声がかなり多く聞こえたので、10羽ぐらいはいたのではないでしょうか。
中にはまだ目の赤い幼鳥も混じっていたので、先週太陽の広場東の森から巣立った子達かもしれませんね。
ken-s.hateblo.jp
市民の森、緑のリズム、太陽の広場東の森と回ってみましたが、あまり野鳥の姿は見れず。
市民の森で、再びカワラヒワに出会ったぐらいでした。
その後、南外堀を覗いてみると、石垣の下で翼をばたつかせている野鳥の姿を目撃。
カワウが翼を広げて乾かしているのかと思いつつ、それにしては、いつもよりも小さく感じます。
違う野鳥かもとカメラで撮影してみると・・・どうやらカラスのようでした。
カラスの幼鳥が、誤ってお堀に落ちてしまった様子。
もう少し近いところから見ようと、お堀を回って側面へ。
お堀にボートでも係留されていれば、助けられるかもしれませんが、そういうものは状態なので、残念ながら助けられそうにありません。
近くの石垣には、親鳥らしきカラスの姿もあります。
ただ、どうすることもできず、うろうろと移動するしかできないようでした。
この春だけで、幼鳥が落下しているのを目撃したのは、これで3度目です。
去年は一度も見た事がなかっただけに、今年は多すぎるのではないかなぁという気がしています。
このカラスの幼鳥に運があれば、もしかしたら生き延びることができるかもしれませんが、かなり望み薄な感じ。
とりあえず、何も出来ないので、その場を後にしました。
教育塔裏でも、ムクドリの幼鳥の姿を目的しましたが、それ以外はヒヨドリがいるのみでした。
あきらめて帰ろうと大手門まで戻り、西外堀が見えるところで、カメラを片付けようとすると、野鳥のヒナが鳴くような声が木の上から聞こえてきました。
何がいるのかと見上げると、ツバメの幼鳥が木に並んで止まっていました。
それらの元に、親鳥が近づくと、一斉に羽根をばたつかせて、エサをねだっていました。
その幼鳥の元に、親がエサを持ってきては、1羽ずつにエサを与えておりました。
かなり大きなトンボを持ってきて与えたので、結構大きな虫でも幼鳥は食べるんですね。
と思ったら、さすがに大きすぎたのか、親がそのまま持ち去りました。
さすがに、幼鳥には大きすぎたようですね。
彼らももう少ししたらしっかりと飛んでエサを取れるようになり、一人前になって親元を離れていくのでしょうね。
親としては、あともう少し頑張らないといけないでしょうね。
私の子供達が一人前になって、親元を離れてくれるのはいつのことやらと我が身に置き換えて考えてしまいました。
きっと、まだまだ頑張らないとだめですね。
本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪城野鳥(2015/06/07) | Flickr
西外堀
- ツバメ
内堀
配水場 8:15-8:45
日本庭園
市民の森 -10:45
南外堀
- カワウ
- カラス
大手門
- ツバメ