我が家で使っていて、ポンプでの給水ができなくなったコーヒーメーカー Melitta「リニアウニカ サーモ JCM-1209」。
長年使ってきて、使い慣れていたということもありましたが、先日の買い換え候補を検討した際に、我が家の用途としては、一番使い勝手が良いということもわかり、ますます残念な気持ちになっております。
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しかし、毎回お湯を沸かして注いで淹れるというのは時間もかかるし手間もかかる。
水とコーヒーを入れてスイッチ一つでコーヒーができてくるという便利を覚えてしまうと、それが当たり前になってしまうものですね。
ということで、新しいコーヒーメーカーとして購入したのが、THERMOS 「ECH-1000 CS」です。
先日、ネットで注文していたものがようやく到着しました。
注文したお店が、在庫がなかったらしく、実際に到着するまでに結構時間がかかってしまいました。
パッケージの裏面はこんな感じです。
手に取って購入する商品の場合は、パッケージの注意書きなどを見つめますが、こういう家電系商品の場合は、パッケージごと展示されていることって、あまりないので、パッケージの注意書きなどはあまり見ませんよね。
購入した後、持って帰る時にこんな箱だったのかと分かることがほとんど。
ましてや、ネットで注文する場合は、到着すると中身の取扱説明書を見た方が分かりやすかったりしますし・・・
そういうことを考えて行くと、パッケージをもっと簡素化してコストを下げる方が消費者にとっても良いのではないかなぁと思ってみたり・・・
さておき、さそく中身を開けて取り出してみます。
実物との対面
本体はこんな感じです。
正面から見た感じでは、シンプルでいい感じに見えます。
しかし、写真で見ていると銀色の部分は金属パネルだと思っていたのですが、触ってみた感じではプラスティックに金属っぽいシールのようなものを貼っているような感じで、思っていたよりは少しチープな作りでした。
上面は黒色のプラスティック製で、こちらもちょっとチープな感じがします。
デザイン的なものと、質感的には、今まで使っていた「JCM-1209」の方が上だと感じます。
ポットをセットするとこんな感じになります。
ポットは実際に金属製なので、作りを含めて良い感じです。
コーヒーメーカーの上面のフタを開けて、上から見るとこんな感じです。
左側がコーヒー粉を入れるドリッパーで、右側が給水タンクです。
給水タンクは取り外しができて、そのまま水道から水を入れて本体にセットできるので便利です。
「JCM-1209」の場合は、給水タンクは取り外せなかったので、計量カップなどで水を汲んで給水タンクに入れるということをしておりました。
この部分での使い勝手は、「ECH-1000 CS」の方が上ですね。
コーヒードリッパーを取り除くと、こんな感じです。
ポットの注ぎ口から、コーヒーが流れ込んで行くという仕組みのようですね。
「JCM-1209」の場合は、ポットの上面にコーヒーの流入口があったので、ポットをどういう角度でセットしても、コーヒーを淹れることはできました。
今回からは、ポットを決まった角度で本体にセットしないと、コーヒーが淹れれないようになっているようです。
棒のような突起(ドリップレバー)が本体から出ていて、ポットがちゃんとセットされると、それが押されてポットがセットされたことをコーヒーメーカー本体で検知できるようになっております。
ポットがきっちりとセットされていない場合は、スイッチを押すことができないようになっています。
この点については、「JCM-1209」の方が使いやすかったかなぁと思います。
新旧のコーヒーメーカーを並べてみました。
左が新しい方の「ECH-1000 CS」、右が古い方の「JCM-1209」です。
「JCM-1209」のポットの位置が高いのは、下に保温用のヒーターがあるからです。
コーヒーを淹れた後、保温用のヒーターでコーヒーを温めておくことができました。
「ECH-1000 CS」自体は、保温ヒーターはありませんが、ポット自体が THERMOS で保温効果を持つので、ヒーターは不要ということのようです。
ヒーターで温めると、長時間放置していると少しずつコーヒーが煮詰まってしまうこともありましたが、保温ポットの場合はそれがないので、この点については「ECH-1000 CS」の方が優れているかもしれません。
さて、懸念していたコーヒーフィルターについてです。
左が現在使用しているコーヒーフィルター(「102」「1x2」サイズ)。
右が商品についてきたテスト用(?)のコーヒーフィルター(「103」「1x4」サイズ)です。
重ねて見ると・・・こんな感じです。
フィルターの高さが少し短い感じですね。
ポンプの吸い上げ速度が早くて、お湯の落ちる速度が早ければ、短いフィルターだとフィルターの高さを超えてお湯があふれることになりそうです。
これは、実際に付属の大きい方のフィルターで試してみて、お湯がどの辺まで上がって来るかを確認する必要がありそうです。
とりあえず、コーヒーを実際に淹れる前に、何度かお湯だけ沸かして洗浄しておこうということで、お水を入れてスイッチをオン。
動き始めると、操作パネルはこんな感じになります。
緑のランプの点灯位置が移動して、稼働中であることが分かるようになっております。
待つ事10分程度で、ピーピーという音がなり、コーヒーが入った事を教えてくれます。
といっても、今回はコーヒーメーカーの洗浄も兼ねての試運転。
コーヒー粉はセットしておらず、お湯だけの状態にしております。
2回ぐらいはお湯を回して洗浄した方が良いかなぁと考えて、ポットに入ったお湯を廃棄。
再び給水タンクに水を溜めて、コーヒーメーカーにセット。
スイッチを押します。
ところが、スイッチを押しても、スイッチが入りません。
何か設定し忘れている部分があるのかと上面のフタを開けて給水タンクを調べてみたり、ポットがちゃんとセットできてないのではと調べてみたりしましたが、異常はなさそうです。
これは、いきなりの故障かも・・・と思いつつ、マニュアルを読んでみます。
すると、マニュアルの13ページに
>>11、続けて作るときは・・・
本体が冷めるまで(約10分後)待ちます<<
との表記が。
なんと、本体が冷めないと、連続ではコーヒーを淹れる事ができないようです。
まぁ、連続で淹れ続けるというシチュエーションはそうそうないので、大丈夫だとは思いますが・・・
「JCM-1209」はそういう制限がなかったと思うので、この点では「JCM-1209」の方が優れていたと思います。
とりあえず、他の事をしながら、放置しておき、再びスイッチを入れて2回目の洗浄を行いました。
いよいよ本格稼働
2回の洗浄が終了して、実際にコーヒーを淹れてみることに。
最初なので、ペーパーフィルターは付属の大きい方を使うことにします。
さて、コーヒー粉を入れるという段になって、またまた気になる点が。
「ECH-1000 CS」のマニュアルを読むと、8杯分のコーヒーを淹れる場合、コーヒー粉は計量スプーン8杯も必要との記載が。
我が家では、現在使っている「JCM-1209」で8杯分のコーヒーを淹れるのに、コーヒー粉を大体計量スプーン2杯程度で淹れております。
それで十分の濃さを得られていたのですが、「ECH-1000 CS」での推奨量はそれを大幅に上回る感じ。
本体に付属していた計量スプーンの方が、今使っている計量スプーンよりも小さいとは言え、サイズ的には倍程度の差ぐらいなので、書かれただけの分量を入れるとなると、おおよそ倍以上の違いが発生します。
左側が今回ついてきた計量スプーン、右側がいつも使っている計量スプーンです。
さて、どちらを信用するべきかと悩んだ末、最終的にはいつもの量で作る事にしました。
実際に、ポットの容量は変わらない以上、出来上がるコーヒーの量は変わりません。
すると、マニュアル通りに作ってしまうと、コーヒー粉の量が多すぎるので、かなり濃いめのコーヒーができてしまいそう。
ということで、いつもの計量スプーンで2杯分をペーパーフィルターに入れて、スイッチをオン。
初ドリップ中です。
そして約10分後、新しいコーヒーメーカーで淹れた最初のコーヒーが入りました。
さっそく妻と二人で飲んでみると・・・味の濃さとしてはいつも通りにできておりました。
コーヒーの味も、それほど変わらないと思います。
さて、気になっていたペーパーフィルターの状況を見ると・・・水位というか、コーヒー粉の上がってきた位置としては、小さいフィルターでも問題はなさそうな感じでした。
ポンプのスピードもそれほど早くはないようなので、水位が上がって小さいフィルターの上限から溢れ出すということもなさそうな感じです。
我が家で作るコーヒー粉の量であれば、小さい方のフィルターでOKのようです。
ただ、マニュアル通りのコーヒー粉を入れるとなると、小さい方のフィルターでは足りない可能性もあります。
濃い目のコーヒーが好きな人の場合は、大きい方のフィルターが必要になりそうですね。
壊れたコーヒーメーカー「JCM-1209」の代わりに購入した「ECH-1000 CS」。
比較してみても、私と妻の間では、やはり前のコーヒーメーカー「JCM-1209」の方がトータルでは良かったというのが正直な感想です。
製造中止になっていなければ、もう一度同じものを買いたかったと思っているぐらいです。
しかし、ないものはどうしようもありません。
今回新しく購入した「ECH-1000 CS」について言えば、使い勝手の上で大きな問題はありませんでした。
ポットをきっちりセットしなければいけなくなりましたが、給水タンクは前のものよりも使い勝手は良くなっております。
せっかく買ったのですから、大切に長く使って行きたいと思っております。