おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

Panasonic「DMC-G8」を店頭で触ってみて・・・真剣に欲しくなってしまいました

2016/10/21に発売されてから、なかなか店頭へ行く機会がなくて、触れなかったデジタル一眼カメラ PanasonicDMC-G8」。

本日、少し時間があったので、梅田のヨドバシカメラへ行って、実物をようやく触ってみることができました。

発売されて間もないので、展示台数が少なかったら、他の人が触っていて試すまでに時間がかかるかもしれないと思っておりましたが・・・
ほとんど注目されていないのか、「DMC-G8」の展示機に触っている人は全くいませんでした。

しかも、私が野鳥撮影をするなら、是非セットで使いたいと思っていた「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400 /F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S.」まで装着されている状態の展示機です。

これはもう、実際の操作感覚などをテストできるすばらしいチャンス。
とばかりに、設定を色々といじってみたり、シャッターを切ってみたりということを繰り返してみました。

個人的な結論としては、撮影部分に関しては、即買いしたいほどに気に入ってしまいました。

実際に出て来る画像については、付属の液晶モニターでしか確認できていないので、分かりませんが、店頭でテストした限りでは、オートフォーカスの速度や精度、手ぶれ補正の効き具合や撮影時の操作のしやすさなど、全てにおいて個人的には十分に合格点。

重さも、今のシステムと比べてそれほど変わらない感じです。

とりあず、個人的に気になってテストしてみた結果&印象です。


オートフォーカスの速度と精度について

オートフォーカスの速度や精度については今回もこれまでの Panasonic ミラーレス一眼と同様に相変わらず非常に素晴らしい感じ。

お店の中で色んな物にピントを合わせてテストした限りでは、合焦時にピントを迷うことがほとんどありませんでした。
実際の野鳥撮影のフィールドで、枝葉などの邪魔なものが多数ある状態の精度できっちりと合焦できるかどうかは、持ち出してみないとわかりません。
ただ、Canon 「EOS-80D」と合焦速度や精度を比べてみても、「DMC-G8」の方が迷わずに素早く合焦できていたような感じでした。

オートフォーカスアルゴリズム自体が異なるからかもしれませんが、EOS-80Dの方は、少し迷うような感じで、ピントを対象の前後に動作させた後合焦するのですが、DMC-G8の方は一発でピントが合焦する感じ。
個人的には、フィルムカメラ時代から Canon のカメラを使用している最大の理由は、オートフォーカスでの合焦速度が速いからという点でした。
ところが、その選択理由においては、体感的には Panasonic のデジカメの方が合焦速度が速いように思えます。

手ぶれ補正の効き具体について

手ぶれ補正の効き具合については、店頭で手持ちで操作している限りでは、「Dual.I.S.2」のおかげか、EVFでの像自体も手ぶれすることなく見ることができました。
実際に、今私が使っているシステムだと、覗いていても少し像が上下に揺れたりするのですが、DMC-G8ではその頻度が少ない感じ。
使っているレンズ自体が結構古くて手ぶれ補正の効果が弱いというのも理由の1つですが、手ぶれの効き具合は DMC-G8 + LEICA 100-400 の方が効いているのは間違いなさそうです。

撮影時の操作のしやすさについて

操作のしやすさという点では、ファインダーを覗きながら、液晶画面上を指で動かしてフォーカスエリアを移動できる「タッチパッドAF」機能は、使ってみるとやはり便利そうな感じ。
フィールドに出ていて、野鳥撮影している際に果たしてどれだけ使用することがあるのかはちょっと分かりません。
ただ、撮影時にいちいちフォーカスエリアを十字キーなどで選択するよりも、直感的に操作しやすくて便利でした。

EVFについて

見た目の遅延などはほとんどなく、像も非常に見やすい感じでした。

個人的には、操作性においてミラーレス一眼のEVF(電子ファインダー)で不安だったのが、撮影直後の画像硬直時間。
動き回る野鳥を撮影する場合、被写体が見えなくなる時間が長いと、あっという間に見失ってしまいます。
OVF(光学ファインダー)の場合は、シャッターを切った一瞬のミラーアップ時だけ暗くなって、すぐにレンズからの像が見えるのでそれほど気にはなりません。
しかし、これまでに触って来たミラーレスカメラの場合は、その時間がかなり長く、野鳥撮影にはちょっと厳しいかなぁと感じておりました。
(※もしかしたら、他のカメラにもオートレビューを切る機能があり、それを使えば大丈夫なのかもしれませんが・・・)
本日触ってみて、設定をいじった感じでは、「オートレビュー」をオフにすることで、シャッターを切った時に一瞬暗転した後、即時ファインダー内の映像がレンズからの像に切り替わるので、一眼レフのミラーアップ時間とそれほど大差なく操作できそうな感じでした。

その他気になる点について

設定メニューのカスタマイズなどがどこまでできるのかは、さすがに店頭でテストするまではできませんでした。
店頭で設定をカスタマイズしてみた時も、設定項目が結構多かったのと、メニューのまとめ方が分かりにくく、必要な項目を探すのに少し時間がかかりました。
(オートレビューをオフにするメニューを探すのも、少し悩みました)
できればよく使うメニューだけは、すぐに選べるようなカスタマイズが欲しい感じでした。

あと、ミラーレス一眼で気になるのは、電池の持ちだったりしますが、こちらは実際に購入して使ってみないと分かりません。
電池が切れた場合は、一切の映像を見ることもできなくなるので、恐らくサブバッテリーは必須でしょう。
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センサーサイズが小さくなったことによる、画質の変化がどの程度のものかも、少し気になりはします。
しかし、写真を大きなサイズでプリントアウトするような使い方ではなく、あくまでブログに掲載する野鳥写真メインなので、個人的には画質については選択時の優先度としてはそれほど高くはなかったりします。
ただ、高感度での写りだけは、ちょっと気にはなりますが・・・

メーカーがフィルムカメラ時代のカメラメーカーではない Panasonic が作っているという点を気にする人もいるようです。
個人的には、その点は一切気になっておりません。
カメラのレンズなどの光学部分のノウハウは、当然フィルムカメラのメーカーの方が一日の長はあるかと思います。
しかし、デジタルカメラになって、光学部分と同じぐらい重要なセンサーなどの電子部分については、カメラメーカーよりも家電やAVなどを作ってきたメーカーの方がノウハウがあるので、有利な気がしております。
実際に、SONYのセンサーを使って自社のカメラを製造している会社も数社あるわけですし・・・
ビデオカメラで培った技術などは、デジタルカメラにも十分応用できていて、「空間認識AF」のスピードは、元のカメラメーカーのどのオートフォーカスよりも速いような気さえします。

プロカメラマンとして機材を選ぶということであれば、サービスなどが充実している CanonNIKON を選ぶ方が安全かもしれませんが、個人が趣味でカメラで写真を撮るということであれば、Panasonic を選択することも十分に有りだと思っています。

むしろ、デジタル部分での機能については、家電メーカーの方が強いのかもしれません。
ファームウェアのアップデートで、カメラの使い勝手を上げるのも、Canon よりも Panasonic の方が積極的にも感じます。

店頭で実機を触ってみて、その場ですぐに欲しいと思って衝動買いしたくなったカメラは、初めてかもしれません。
実際にお店の店頭で値札を見ながら、どうやって購入しようかと5分ほど思案したほどです。

レンズとカメラ合わせると30万円オーバー。
キャッシュバックキャンペーン中なので、レンズの費用のうち、35000円は戻って来るとしても、27万円ぐらいはかかる計算。

今使っているシステムを下取りに出したとしても・・・20万円以上の出費は間違いないでしょう。

どうやってそのお金を捻出すれば良いのか・・・
クレジットカードで購入?
さすがに翌月一括で購入するのは厳しい感じ。

だとすると分割? 月々の支払いって、いくらぐらいするんだろう?
毎月貯金して、ボーナス一括払い出支払うとか?
とカバンの中のサイフを取り出しそうになったり、お店の店員さを呼びそうになったり・・・

心の中でかなりの葛藤しつつ、色々と悩んでおりましたが、さすがにその場でお金を工面する方法は思いつかず、何とかギリギリで理性を保って、とりあえずカタログだけもらって帰ってきました。

現時点では、現在のシステムが使えなくなった時の買い換え候補としては一番上位に来る選択肢となりました。

今のシステムにはない、防塵防滴があるというのも、ポイントは結構高かったりします。

あとは、どうやったら費用を捻出して購入できるのか、少し真剣に検討してみたいと思います。