先日発表のあった、docomoの「Xperia XZ Premium」が端末購入サポート対象となったことについて。
ken-s.hateblo.jp
入手するべきかどうか、先日よりもさらにもう少し色々と・・・というか主に金銭面での検討をしてみました。
まずは、果たしてこの端末購入サポートが本当に得なのかどうかを調べてみました。
いずれも、2017年7月26日時点での金額です。
現状で、契約を想定しているのは、単体で契約できて、月額金額が一番安く収まるプランです。
調べた感じでは、以下の条件が一番安い契約になるのではないかなぁと。
- パケホーダイライトプラン(2年契約あり):1,700円(税別)
- データSパック:3,500円(税別)
- spモード:300円(税別)
- 計:5,940円(税込) (5,500円x1.08)
ここに、機種代金が加わってきます。
実際の機種代金の内訳を見ると、
Xperia XZ Premium SO-04J
- 分割支払い額:15,552円(648円x24回)
- 月々サポート:0円
- 毎月の支払い額は 6,588円 (通信料 5,940円+分割支払い額 648円)
今回端末購入サポート対象となったので、トータルの端末代は安くなっております。
https://www.nttdocomo.co.jp/campaign_event/purchase_supportwww.nttdocomo.co.jp
しかし、端末購入サポートの条件としては、最低で13ヶ月間契約が必要になります。
それを前にして機種変更したり、解約した場合は解除料として39,204円がかかります。
docomoの他の端末についても試しに確認してみると・・・
Xperia XZs SO-03J
- 分割支払い額:85,536円 (3,564円x24回)
- 月々サポート:-69,984円 (-2,916円x24回)
- 毎月の支払い額:6,588円(通信料 5,940円+分割支払い額 3,564円 -月々サポート額 2,916円)
さらにもう1機種で確認してみます。
AQUOS R SH-03J
- 分割支払い額:89,424円 (3,726円x24回)
- 月々サポート:-73872円 (-3,078円x24回)
- 毎月の支払い額:6,588円 (通信料 5,940円+分割支払い額 3,726円-月々サポート額 3,078円)
あれ? こちらも結果的には月々の支払い額は同じとなります。
機能的に同じような機種だったからかと思って、おそらく現状で一番高いであろう機種で試してみます。
Galaxy S8+ SC-03J
- 分割支払い額:118,584円 (4,941円x24回)
- 月々サポート:-103,032円 (-4,293円x24回)
- 毎月の支払い額:6,588円 (通信料 5,940円+分割支払い額 4,941円-月々サポート額 4,293円)
どうやら、docomo は24ヶ月間契約する限りでは、Andorid端末はどの機種を選んでも消費者の支払い合計額は同じ額になるように設定されているようです。
ただし、機種変更したり、解約した場合は、分割支払い額を全額負担することになるので、そういう場合は端末購入サポートの機種の方がトータル金額は安く収まります。
あと、「docomo with」の対象となっている端末だけは、上記よりも安くなっておりました。
arrows Be F-05J
- 分割支払い額:28,512円 (1,188円x24回)
- 月々サポート:0円
- docomo with:-1,620円 (-1500円*1.08)
- 毎月の支払い額:5,508円 (通信料 5,940円+分割支払い額 1,188円 -docomo with 1,620円)
ちなみに、iPhoneの場合も、機種による違いはないようで、iPhoneSEでも、iPhone6s でも、iPhone7でも、ストレージ容量が 32GBの場合は、全て月額がAndroidと同じ 6,588円になるようです。
[asin:B01DAJTINW:detail]
[asin:B072B7XVDJ:detail]
ただし、内蔵しているストレージ容量によってはこの限りではなく、毎月の支払い金額が変動します。
ストレージ容量が増えることで、毎月の支払い額は増えて行きます。
ただ、その変化は新しい機種ほど価格が高いというわけではないようで、128GBモデルの場合は、iPhone7(7,074円/月)の方がiPhone6s(7,101円/月)よりも安くなっていたりします。
iPhone7 Plus も、iPhone7よりは月額料金が高く設定されていて、32GBモデルで月7,155円でした。
[asin:B01MEHLSEI:detail]
さて、Android端末に関しては、24ヶ月間 docomo を利用する場合は、端末購入サポートの機種も、通常の機種も支払い合計額は同額ということが分かりました。
ただ、私が目論んでいるのは、トータルでいかに安く押さえるかということです。
なので、たとえ端末を安く入手するために、docomoで契約をしたとしても、月々の通信費を押さえるには、最終的には格安SIMでの運用を行いたいと考えております。
そこで、今回の端末購入サポートの対象となった「Xperia XZ Premium」を入手した場合のトータル金額について、試算してみようかなぁと。
前提条件としては、私が現在契約している au のフィーチャーフォンの回線をより使いやすくてより安価な回線に切り替えるということを想定しております。
今回は、格安SIMの会社を、現在利用している IIJmioの回線で行うということにしておきます。
IIJmioの 3GB+音声通話プラン:1,728円 /月 (1,600*1.08)
docomoの通信料は先の条件通りで 5,940円 /月
解約金・手数料など
まずは、回線を移行する際の各種手数料や違約金などをまとめてみます。
契約して1月後に解約&IIJmioへMNPの場合
- 機種代金:54,756円 (機種代金 15,552+端末購入サポート解除料 39,204円)
- docomo 通信量:5,940円 (5,940円 x 1カ月)
- IIJmio 通信量:39,744円 (1,728円 x 23カ月)
- 2年縛り違約金:10,260円
- 各種MPN手数料:11,880円(au転出 3,240円+docomo契約 3,240円 +docomo転出 2,160円 +IIJ転入 3,240円)
計:122,580円
13ヶ月ドコモの後 IIJへMNPする場合
- 機種代金:15,552円
- docomo 通信料:77,220円 (5,940円 x 13カ月)
- IIJmio 通信料:19,008円 (1,728円 x 11カ月)
- 2年縛り違約金:10,260円
- 各種MPN手数料:11,880円(au転出 3,240円+docomo契約 3,240円 +docomo転出 2,160円 +IIJ転入 3,240円)
計:133,920円
24ヶ月ドコモの後 IIJへMNPする場合
- 機種代金:15,552円
- docomo 通信料:142,560円 (5,940円 x 24カ月)
- 各種MPN手数料:11,880円(au転出 3,240円+docomo契約 3,240円 +docomo転出 2,160円 +IIJ転入 3,240円)
計:169,992円
ざっくりとしたまとめ
docomoと契約して、Xperia XZ Premium を入手して IIJmioに移行するのと、最初からIIJmioに移行するのとの差額がすなわち機種代金。
入手できる最安パターンの24ヶ月の合計金額が 122,580円
IIJmioにそのままMNPして利用した場合の金額が 47,952円
差額は 74,628円となります。
新品の docomo版Xperia XZ Premium を 74,628円で購入するという感じですね。
こうやって計算してみると、端末購入サポートの対象端末となったものの、違約金や手数料といったものを加味すると、思ったほど安くはならない感じですね。
それでも、端末購入サポートがない機種を買うよりは、安く収まっているとは思いますが・・・
結論を出すべく計算してみましたが、金額が結構上がるので、果たしてどうするべきか、ますます悩んでしまう結果となってしまいました。
あと、この金額には、通話料については加味しておりません。
Docomoの場合は、「パケホーダイライトプラン」だと5分以内の通話は無料で、基本料金に収まります。
格安SIMの場合は、そういった無料通話部分は一切含まれていない状態の料金です。
格安SIM会社によっては、無料通話のオプションを用意している会社もございますが、私はほとんど電話をかけないので、今回の料金プランにおいては、通話料金については勘案しておりません。
毎月頻繁に電話をかける人の場合は、上記の限りではございませんのでご注意を。
電話を頻繁にかける人の場合は、もしかしたらキャリアのプランを利用した方が安くなる可能性もございます。
とりあえず、MNPができるようになるのは8月からなので、それまでにもう少し色んな角度から検証してみようかなぁと思っております。