ニコンから望遠側が3000mm相当もあるネオ一眼「COOLPIX P1000」が国内でも発売決定しました。
ニコン COOLPIX P1000 《2018年9月14日発売 発売日にお渡し》 |
コンデジ(ネオ一眼)でありながら、2000mm相当の望遠レンズを搭載した「COOLPIX P900」の後継機で、今回はさらに望遠側が伸びて、3000mm相当にアップグレードしております。
今回は、さらにホットシューが追加されたり、EVFが高解像度化したり、RAW記録に対応したりと、かなりバージョンアップされている感じです。
現行モデルの「COOLPIX P900」と比較してみると
P900 | P1000 | |
焦点距離 | 24-2000mm相当F2.8-6.5 | 24-3,000mm相当F2.8-8 |
有効画素数 | 1605万画素 | 有効1,605万画素 |
ISO感度 | ISO 100〜1600(拡張で3200、6400) | ISO 100〜1600(拡張で3200、6400) |
連写 | 約7コマ/秒 | 約7コマ/秒 |
手ブレ補正効果 | シャッタースピード5段分 | シャッタースピード5段分 |
背面モニター | 3型約92万ドットのバリアングル式 | 3.2型約92万ドットのバリアングル式 |
EVF | 0.2型液晶約92万ドット | は0.39型有機EL約236万ドット |
動画(最大解像度) | 1920x1080/60p | 3,840×2,160/30pの4Kに対応 |
という感じで、多くの点でスペックアップしておりました。
但し、スペックアップに伴って、サイズも大きくなっており、
P900 | P1000 | |
サイズ | 約139.5×103.2×137.4mm | 約146.3×118.8×181.3mm |
重量 | 約899g | 約1,415g |
とかなり大型化しております。
また、ホットシューがついた事で、オプションが使えるようになり、別売アクセサリーで、「ドットサイト DF-M1」も発売されるそうです。
【2018年09月14日発売】 【送料無料】 ニコン ドットサイト DF-M1 |
また、レンズ鏡筒部には、新たにコントロールリングが装備されております。
露出補正やISO感度設定などを割り当てられるそうです。
MF(マニュアルフォーカス)の時には、ピント合わせにも利用できるようですので、これは嬉しい機能追加かなぁと思いました。
ただし、SONY の「DSC-HX90V」などにある、DMF(ダイレクトマニュアルフォーカス)のような、オートフォーカスの後、ピントを微調整する機能があるかは不明です。
もしオートフォーカス後に、ピントを微調整できないとなると、少々使いづらい可能性もありそうですが・・・
私自身は、ネオ一眼が新たに発表された時には、野鳥撮影に使えるかどうかが非常に気になって、店頭で実機を触るようにしております。
前モデルの「NIKON COOLPIX P900」が発売された時にも、レンズの焦点距離を知って、もしかしたら野鳥撮影に使いやすいのではないかと、さらにはデジタル一眼レフから置き換えもできるのではないかと期待しつつ、店頭で実機を触ってみました。
ken-s.hateblo.jp
しかし結局は、AFの精度と速度がイマイチに思えて、購入するには至りませんでした。
なので、今回はその後継機である「COOLPIX P1000」が出るということで、果たして前モデルよりも使い勝手がどうなのかが非常に気になっております。
使い勝手が向上して、AFの精度や速度も満足できるものになっているなら、デジタル一眼と置き換えることも視野に入ってきます。
確かに、前モデルの「COOLPIX P900」よりもかなり大きくて重くなっておりますが、私が普段の野鳥撮影で使っているデジタル一眼のレンズとカメラのセットと比べれば軽いですし、カメラ単体でここまで望遠の長いものは他に類を見ないので、使い方次第ではかなり有効ではないかなぁと。
特に、南港野鳥園などの野鳥との距離がある場面でも、十分に力を発揮してくれるのではないかなぁという期待もあります。