現在、野鳥撮影時に、メインで利用しているデジタル一眼 Canon EOS Kiss X7 + EF100-400 f4.5-5.6L IS USM。
35mm換算で160mmから640mm までカバーできるのですが、時々野鳥探鳥時に、広い範囲の広角写真を撮影したくなることがあります。
デジタル一眼なので、レンズを交換すればすむことなのですが、レンズ交換中に珍しい野鳥が出て来た場合、とっさに対応できないという判断から、現在はサブカメラとして、コンパクトデジカメ SONY「DSC-RX100」も持ち歩いております。
こちらのレンズの焦点距離が、35mm換算で 28mmから100mm なので、画質については置いておくとしても、大抵の撮影はこの2台で事足ります。
野鳥撮影用のサブカメラとして、これから夏場に向けて軽装になるに従って、ズボンのポケットに入るかどうかというのは、結構重要な要素だったりします。
そういう意味では、先日触ってきた Canon「PowerShot G3X」はサブカメラとしては少々大きすぎるかなぁと。
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それでも使い方によっては、35mm換算で600mmは結構魅力があるので、まだ後ろ髪を引かれていたりするのですが・・・
そして本日、現在利用している RX100の後継機「DSC-RX100 IV」が国内発表されました。
こちらは、「DSC-RX100」の後継機らしく、正当な進化を遂げている感じで、これはこれで良いと思います。しかし、個人的に気になったのは、全くのノーチェックだった別の機種にあったりします。
それが、SONY「DSC-HX90V」。
かなり前に発表されていて、EVFがついていたり、コントロールリングたついていたりと、外観的には何となく「DSC-RX100 M3」に似ているなぁという感想ぐらいしか持っておりませんでした。
センサーサイズが1/2.3型 というごく普通のスペックだったので、画質的なことを考えれば、選ぶ理由はないかなぁと。今後、ソニーのコンデジはこの形にあわせて行くのかなぁという程度の認識しかありませんでした。
ところが、本日改めてそのスペックを見ると、なんと 35mm 換算で 24mm から 720mm まであるではありませんか。
しかも、サイズ的には今使っている「DSC-RX100」とほとんど変わらないという小ささ。
DSC-RX100 | 101.6 x 58.1 x 35.9mm | 240g |
DSC-HX90V | 102.0 x 58.1 x 35.5mm | 245g |
望遠デジカメの中では、かなり驚異的な小ささのカメラではないかなぁと。
ポケットに入れることができる望遠デジカメって、それだけで結構魅力的な感じがしてしまいます。
まぁ、ピントの精度や速度という部分では、デジタル一眼や、「PowerShot G3X」に劣るとは思いますし、画質についても1/2.3型なのであまり期待はできません。
レンズの明るさについても、F3.5-6.4と、あまり明るくはありません。
しかし、いざという時に、ポケットの中に720mm相当のレンズが入っているというのは、結構心強かったりするのではないかなぁと・・・
本日改めてスペックを見て、「案外使えるのかも?」と思ってしまいました。
ただ、そう思う反面、「DSC-RX100」を使っていて思うのは、やはり明るいレンズはいいなぁという点。
背景のボケなどを考えると、やはり f1.8 という明るさは、かなり便利です。
普段の持ち歩きカメラとしては、f1.8という明るいレンズは、写真の幅を広げてくれるので、捨てがたいというのも事実。
もし、「DSC-HX90V」が、広角側で f2.0 程度あれば、野鳥撮影時のサブカメラとしても活躍でき、普段の持ち歩き用カメラとしても使えるので、十分買い替えを検討できるカメラになっていたと思いました。
最近はスマートフォンの搭載カメラおかげで、一般的なごく普通のコンパクトデジカメが売れなくなったと聞きます。
しかし、メーカー側も、スマートフォンにはない、こういった一芸に秀でたコンパクトデジカメを作ってくれたりするので、消費者としては色々と選択の幅ができて、ありがたいことだなぁと改めて感じてしまいました。