おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

SONY DSC-HX90V でフォーカエリアを変えたらケリの撮影歩留まりが良くなった

土曜日、日曜日もまだワンコの獣医さんへの通院でした。
状況的には、貧血がやはり治らず、少し悪化しているという状態で、毎日の注射が未だに欠かせない状況です。

今日もいつもの場所に車を止めていると、これまたいつものようにケリがカラスにちょっかい出されては追い払うために飛び回っておりました。

せっかく飛んでくれるのならと、今日もまたコンデジ DSC-HX90V を取り出して撮影をしてみました。

先日の撮影で、もっとカメラの設定をいじって、撮影してみようと思って、今日はフォーカスエリアを変更してみました。

これまではフォーカスエリアを「拡張フレキシブルスポット」で、中央付近にフォーカスエリアを設定して撮影しておりました。

これは、現在使用しているデジタル一眼 EOS Kiss X7 での設定とほぼ同様の設定。

これまでの経験上、野鳥を撮影する時には周囲に木の枝や葉っぱといった邪魔な要素が多く、フォーカスエリアを複数に設定していると、ピントが合ってほしい場所(野鳥)ではないところにピントが合うことが多い。
それなら割り切ってフォーカスエリアを中央1カ所にして、必ず野鳥を中央に合わせて撮影すれば、変なところにピントが合わずにすむので、そういう設定にしております。

フォーカスエリアを絞ることで、ピント合わせをしやすくするための設定だと考えておりました。

しかし、よくよく考えてみれば、空を飛んでいる野鳥の場合は、野鳥の動きに合わせてカメラを流し撮りする必要があります。

常に中央位置に野鳥の姿を捕えてピントを合わせたとしても、次の瞬間には移動してピントが合わなくなっている状態では、フォーカスエリアを中央部付近の1点だけにすると、逆に撮影が難しいのではないかなぁと。

そこで、今日はフォーカスエリアを「ワイド」にして全面からフォーカスエリアを自動で選択してピントを合わせてくれる方式にしてみました。



結果としては、この設定は正解だったようで、撮影中のピントの合い方においては、歩留まりがかなり改善されました。
ケリ

連写していても、ピントは合っている感じです。
ケリ
ケリ
これなら、「連続撮影Lo」ではなく、「連続撮影Hi」で撮影しても良かったかもしれませんね。

流し撮りしながらなので、若干手ぶれかピントの甘さが出ておりますが、これぐらいならまぁOKかなぁと思います。
ケリ
何より、ちゃんと野鳥の姿が判断できる状態で撮れておりますし・・・

おそらく、空抜けで他に邪魔なものが一切ない状態で、唯一の相違点であるケリの姿にピントを合わせてくれるからだとは思います。
ただし、電柱や電線がフレームに入っていると、ケリではなくそちらにピントが合っていたりしました。

他に何もない空の場合は、フォーカスエリアが自動で選択される「ワイド」モードは使えるということのようです。

それなら、デジタル一眼の方でも、空を飛ぶ野鳥の写真を撮影する際に、フォーカスエリアを全域にすれば上手く撮れるのではないかと思って、EOS Kiss X7 の方も設定を合わそうとしたら・・・フォーカスエリアの配置が微妙な感じで、果たして上手く行くのか分からない感じでした。

入門機ではフォーカスエリアの数も少なかったり、撮影設定が少なかったり、連写枚数が少なかったりといった部分でのコストダウンは仕方がないことかなぁと
中級機、上級機では、フォーカスエリアが多く、そういう点で撮影は有利になりますが、その分お値段も上がってしまいます。

一応、フォーカスエリアは、DSC-HX90V も、EOS Kiss X7 も同じ9点らしいのですが・・・

DSC-HX90V のフォーカスエリアは、「ワイド」に設定していると、撮影画面上にフォーカスエリアのガイドというか位置が表示されておらず、適当にシャッターを切っても、結構色んなところにピントが合うようで、9点と言いつつも、それ以上のフォーカスエリアがあるような感じです。

しかし、EOS Kiss X7 の方は、きっちりとフォーカスエリアがファインダー内に表示されており、そこにちゃんと被写体が入らないと、ピントが合ってくれないような気がしてしまいます。
実際には、もしかしたら同じ9点なので、DSC-HX90Vのように、適当にシャッターを切っても、ピントが合ってくれるのかもしれませんが・・・フォーカスエリアが表示されていると、どうしてもそれが気になってしまいます。

今度飛んでいる野鳥を撮影する時には、EOS Kiss X7でもフォーカスエリアを変更して撮影に挑戦してみようと思います。

あと、DSC-HX90Vでも、うまく設定をしてやれば、一応色んな状況の野鳥撮影にも使えるなぁと。

野鳥の撮影が目的の場合は、やはりデジタル一眼や、ネオ一眼と呼ばれる高倍率デジカメの方が扱いやすいとは思います。

しかし、それ以外の用事で外出していたり、旅行先などの際にも、常にカバンの中に入れて持ち歩いておき、たまたま見かけた野鳥を撮影するという用途には良い感じです。

ピント合わせのスピードについても体感的にも結構早いので、撮りやすい感じです。

本体サイズが小型なのに高倍率ズームを搭載するため、センサーサイズが小さく、画質については目をつぶる必要があるかもしれませんが、そこは持ち運びを優先するためには、仕方がないことと割り切れれば、野鳥撮影でも十分に使えるコンパクトなデジカメだと改めて感じました。