大阪の本町によく行っておりますが、ちょうど先月ぐらいからでしょうか、お昼時に通りかかると、とあるお店の前に、多くの人で行列ができているのを見かけるようになりました。
中央大通り添いのそのお店は、いつも10人ぐらいの人が並んでおります。
その前はたしか、うどん屋さんだったかと思うのですが、つい最近になってできたお店のようです。
結構目立つように掲げられているその看板には「中華蕎麦 葛(かずら)」とあります。
前を通る度に行列が出来ているので、少し気になっておりました。
東京とは違って、大阪の人はあまり行列を作る事がないと思っていたので、大阪で行列ができるということは、それだけ何かあるのだろうと思っていたのですが、さすがに10人以上の列の後ろに並んでまで食べようという気にはなれませんでした。
それに、お昼はダイエットのために、食事制限をしている身です。
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しかも、普段お昼に食べているのもラーメン(カップラーメンですが)なので、わざわざお店で食べる必要もないかなぁという気持ちも。
そのため、横を通りながら気にはなりつつも、行く事はありませんでした。
しかし、今日も用事でお昼より少しだけ早い時間に本町を訪れた際に、行列の人数がいつもより短く、6人ぐらいしかおりませんでした。
いつものような行列だったらスルーしているところですが、いつもより人数が少ないということは、チャンスなのかも。
行列が出来る以上は、そこには何か人を惹き付けるものがあるのだろうということで、並んでみることにしました。
時間とともにお店の中から人が流れ出し、その人数と同数がお店の中へと流れ込んで行きます。
そして列は進み、お店の入り口横の看板まで移動しました。
結局お店の中に入れたのは、並び始めてから15分ほどしてからでした。
私がお店の中に入る頃には、いつもみかけるように10人以上の行列が私の後ろにできておりました。
やはりお昼を回ると、行列はかなり長くなるようですね。
お店の中に入ると、食券販売機があり、そこで食べる食券を買うという方式でした。
出し蕎麦(醤油らぁ麺)が550円
あわい蕎麦(塩らぁ麺)が630円
「葛」流ローストポーク丼が630円
和え蕎麦(まぜソバ)の550円はまだ準備中のようで、近日登場予定のようです。
塩ラーメンの方が醤油ラーメンよりも値段が高いんですね。
とりあえず、初めてだったので、おそらく一押しであろう「出し蕎麦」を注文してみました。
食券を持って席へつきます。
店内はカウンターのみの狭いお店。
厨房を覗くと、大きな寸胴もありますが、ラーメンのスープは注文を受けてから、IHヒーターで温め直しているような感じです。
ラーメン屋さんで、IHヒーターを使っているお店は、もしかしたら初めて見たかもしれません。
食券を出してから待つ事およそ5分で、注文した「出し蕎麦」が私の前に出てきました。
白く泡立てられたスープの上に、ローストポークのようなチャーシューが乗っております。
さらには葱とタマネギが添えられております。
見た目はかなり上品な感じで、ラーメンというよりもスープパスタのように見えます。
とりあえず、スープを一口飲んでみると、泡立てられているからか、ふわっとした舌触りでクリーミーな感じ。
最初の1口目としては、少し味が薄いかなぁと思ったのですが・・・そう感じたのは泡立っている上澄み液の部分の時だけ。
中の方のスープをのむと、結構しっかり目の味でした。
ドロッとした舌触りは、ラーメンというよりもカルボナーラのような濃厚さ。
しかし味は豚骨スープよりも少しあっさりしていて・・・鶏の骨ぐらいで取っているのでしょうか?
さらにはかつお節というか、魚粉のような魚介類の味も混ざっています。
味としては結構好きな味です。
麺は中太麺とでもいうのでしょうか、太すぎず細すぎず。
スープによくからんでくれるので、いい感じで食べ進めることができました。
食べ進めるうちに、スープのおかげで少し口の中がクリーミーでドロッとなってくるのを、タマネギを噛む事で、リセットがかかるように少しさっぱりして、再び食べ進めることができます。
チャーシューは見た目に違わず、ローストポークっぽい上品な味。
スープに対して、少し弱いかなぁという気もしますが、こういう組み合わせもまぁあっても良いかなぁという感じ。
もちろん、スープを含めて完食いたしました。
1杯550円なら、かなり上出来なラーメンではないかなぁと。
行列が出来ているのも、どことなく納得できる味でした。
機会があれば、また来てみたいと思えるお店です。
ただ、カロリー数は不明なので、ダイエットをお休みするつもりの時にしか、食べに来れませんが・・・