おきらく・ごくらく日記

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マイナンバーの通知カードが到着しました

本日、我が家にようやくマイナンバーの通知カードが到着しました。
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10月から配布が開始されていたそうですが、ようやくという感じですね。

周りの知り合いや友人に話を聞くと、まだ届いていないところがほとんどで、我が家は知り合いの中では、比較的速かった方ではないかなぁと。

マイナンバー制度を導入しても、未だにその活用できる範囲ははっきりしていない状態にありますが、今後どのように利用できるようになるのか。

大量に税金を投入されて導入されたもののあまり活用されず、普及率も未だに低迷している状態にある住基ネットの轍を踏まないことを祈ります。
ただ、今の流れを見ていると、あれこれ使おうとしても、やっぱり止めましたというような感じで、運用案が二転三転している印象もあります。

今回も大量の税金を投入した割には、あまり活用されない仕組みになりそうだと思うのは、私だけなのでしょうか?


配達時に本人確認されなくて大丈夫?

ところで、マイナンバーって、確か人にその番号を教えないようにしないとダメと言われていたかと思うのですが、同一の封筒の中に、家族全員分の番号通知カードが入ってました。
家族に関しては、番号の悪用はされないと思うので、番号が漏れても問題ないとは思います。

しかし、配達する時に、本人確認などが一切行われていないのですが、これは大丈夫なんでしょうか?
一応世帯主宛で届くのですが、その時に受け取るのは、明らかに性別がことなる人でも問題がありませんでした。
さらには、ハンコが不要で、サインで受け取る事ができたのですが・・・

あまりないとは思いますが、同一住戸内に、別世帯が住んでいるようなケースの場合、本人確認なしでサインだけで受け取れてしまうと、後々問題とか出たりしないのでしょうか?

カード番号は秘密にしてくださいという割には、配達する際にはそういった配慮がないのは、どうなのかなぁと。

まぁ、現時点では番号が他人に漏れたとしても、それほど大きなデメリットはないと思うので、良いのかもしれませんが・・・

今後このカード番号の活用範囲が広がって来ると、こういった部分が問題視されたりするのではないかなぁと心配になってしまいます。

マイナンバーカードのメリットは?

マイナンバーの通知カードが到着したら、その通知カードについている申請書に顔写真を添付して、マイナンバーカードの作成を推奨しているようです。
総務省|マイナンバー制度とマイナンバーカード|マイナンバーカード

しかし、上記サイトに記載されているマイナンバーカードのメリットが・・・かなり微妙な内容です。

本人確認の際の公的な身分証明書として利用できる。

マイナンバーカードを作ったとしても、落としたり無くしたりする危険性があるので、あまり持ち歩くことは避けた方が良いとなると、このサイトで想定されているような身分証明書の代わりに使うというのは、あまり使われないのではないかなぁと。
身分証明のためにわざわざマイナンバーカードを持ち出すよりも、普段から持ち歩いている運転免許証で身分証明する方が、遥かに利便性を感じてしまいます。

市区町村や国等が提供する様々なサービス毎に必要だった複数のカードが個人番号カードと一体化できるようになる。

図書館などで利用できるといわれても、持ち歩いたり、頻繁に出し入れすることで無くす危険性が高くなるものを持ち歩くのかなぁと。
だったら無くしても機能が限定される、現在のような個別のカード方式の方が安全なのではないかと思うのですが。

コンビニなどで住民票、印鑑登録証明書などの公的な証明書を取得できるようになる。

一般の人にとって、住民票や印鑑証明書って、年に何回必要になるのでしょうか?
毎月のように使うものではないわけですし、必要なら別に役所まで行けば良いだけなではないかなぁと。

平成29年1月から開始されるマイナポータルへのログインをはじめ、各種の行政手続のオンライン申請に利用できるようになる。

電子申請(e-tax)で利用できたり、行政からのプッシュサービスが受けられるそうです。
どちらもあまり便利だとは感じないので、これまでに一度も利用したことがないサービスが、使えるようになりますと言われても、メリットとして感じる事はできないのではないかなぁと。

オンラインバンキングをはじめ、各種の民間のオンライン取引に利用できるようになる。

それに対応すると、ますますカードを紛失した時の危険性が上がるので、これは使わない方が良いかと。
マイナンバーカードを失ったら、銀行に預金していた全財産も失ったとなると、目も当てられませんよね。

結論:現状でマイナンバーカードは不要かと

やはり、マイナンバー制度もマイナンバーカードも、上記のサイトに書かれているように

所得把握の制度向上
公平・公正な社会を実現
行政の効率化
市町村窓口の効率化

と、いずれも政府にとってのメリットは多いようですが、使う側にとってのメリットはほとんど見えてきませんね。

ということで、現時点ではわざわざマイナンバーカードを持つメリットが感じられないので、作る必要はないのかなぁと。

むしろ、証明写真をとったり、申請書を返送したりといった手間とコストがかかるので、使う側にとっては作るだけ無駄だなぁと。

たとえば、効率化した部分を利用者に還元するようなこと・・・

  • マイナンバーカードを使えば、これまで役所で書類の発行にかかっていた手数料が一切不要になるとか・・・
  • マイナンバーカードを使って確定申告すれば、所得税の控除額が上がったり、税制上の優遇を受けることができるとか・・・

そういうものなら、証明写真代を払ってでも、長い目で見るとコストが下がる可能性もあるので作っても良いかなぁと思いますが、そういうことは現状では一切なさそうですし。

それでも、政府としてはメリットとして書かれているようなオンラインバンキングの認証に使えるとなると、無くした時の損失が怖くて、逆に作りたくなくなってしまいます。

とりあえず、今回到着した通知カードに記載されているマイナンバーがあれば、区役所などで必要な手続きはこれまで通りに行ってもらえるそうなので、我が家では家族全員、当分はマイナンバーカードの申請はしないつもりです。

もう少し使う側がメリットとして感じられるようなものを、早々に提案してもらわないと、今回も住基ネットと同じようになってしまうのではないかなぁと思ってしまいました。